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【解説と設問を発表】テクノロジーの教育効果を検証する【IT社会の英語ニュースについて議論する】第20回 11/2(木)20時 @オンライン

グローバルな場で必要な「英語力」て何?「ITと社会」を英語で理解し、発信するための新英語ワークショップ。


2023年から始まった新しいワークショップ[IT社会の英語ニュースについて議論する]第20回開催のお知らせです。今回は書籍 [VOAで聞き読み IT社会の英語ニュース入門]のなかの [Topic 10:広がるIT活躍の場: 教育現場とヘルスケア]という話題を取り上げます。利用する記事は書籍の中のVOAの記事[Study Finds Educators, Students Agree: Technology has Value](P138-145、webでも閲覧可)です。このワークショップの解説と設問を発表します。詳細は以下のセクションでご確認ください。

ワークショップ第20回「テクノロジーの教育効果を検証する」のご案内

今回のワークショップは、VOAの記事「調査報告:教師も生徒も認めるテクノロジーの重要性」について議論します。

今回使う記事はパンデミック前の米国での調査をもとに2019年9月24日に発表されたものです。しかし、くしくも、それから4年後の2023年10月17日に発表されたVOAの記事は、国連(ユネスコ)の調査報告をもとに、教育におけるテクノロジー利用の効果を疑問視する内容となっています。以下の記事のタイトルの日本語だと「国連報告書: 教育テクノロジーは慎重に利用されるべきである」と、テクノロジーと教育の現状、そして、それを支える教育産業やテックカンパニーを痛烈に批判する内容となっているようです。

UN Report: Education Technology Should Be Used Carefully(October 17, 2023)

日本では、2019年に始まった「GIGAスクール構想」により、教育へのICTの導入が本格化しました。2023年度を迎えた現在、NTTが発表した記事では、その構想実現のために必要な機器の導入など、「その目標はほぼ達成された状況」である、と述べています。

GIGAスクール構想の現状と課題

しかし、ICT機器の各学校への普及が進んだ今、その効果の検証が始まっているようです。やはり、ICTはあくまで便利な「ツール」であるので、教育の目的との整合性が必要なのだと思います。

GIGAスクール構想とは?目的やメリット、現状の課題 |

あなたやご家族はICTと教育の関係をどう理解していますか?私たちと一緒に考えてみませんか。VOAの記事はウェブで読めますので、初めての方も是非、ご参加ください。ワークショップの内容は以下のとおりです。

日時: 2023年 11月2日(木)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 参加者は10名程度まで(但し、見学者は含まない)
費用: 見学のみ: 300円、初回参加者:800円(オンラインのみ)~

教材は以下のHPでご確認ください。「ITと社会」の各テーマに関する解説も含まれていますので、できるだけ、テキストを購入されることをお薦めします。準備なしでは設問には答えられないと思います。設問は参加予定者及びオンライン・サロン/有料ニュースレター会員に送付します。

また、今回は上記の最新のVOAの記事にも言及しますので、そちらもよく読んでおいてください。

[教材]

Study Finds Educators, Students Agree: Technology has Value

チケット

チケットは以下のYahooチケット・サイトから購入、もしくは銀行振込みでお願いいたします。

テクノロジーの教育効果を検証する【IT社会の英語ニュースについて議論する】第20回 11/2(木)20時 @オンライン

また銀行振り込みの場合、以下のサイトから用紙をダウンロードしてご利用ください。

解説

パンデミックの初期には、ICTの端末が設置されている小中高はごくわずか、リモート授業もままならない、という教育機関が大半だったことを思えば、この3年間で教育を取り巻く環境は激変しました。大学の授業や社会人のリカレント教育リスキリングにおいてもリモート学習の一般化は「デジタルと教育」の関係性を一変させました。

一方、ICT端末があるだけでは、ICTの利用は進みません。デジタル社会を推進するためには、それらを支える複雑なインフラが必要になってきます。通信ネットワークの容量、速度の最適化、メンテナンスは、その一例でしょう。またセキュリティ対策なども必須であり、ICTを導入した企業がかなりの経済的コストを負担しなければならないのと同様ですが、果たして義務教育の学校に、これらすべてを負担する資源があるかどうかは、はなはだ疑問です。

ここから先の情報、設問はイベントへの申込者、サロン/メンバー/有料ニュースレター会員、note記事購入者に公開します。

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