【解説と設問を発表】福島第一原発の処理水放出、その背景の科学は(BBC)【英語で学ぶ大人の社会科】第58回 9/10(日)20時@オンライン
「福島第一原発の処理水放出」は海外のメディアでどのように報道されているのか、リスク・コミュニュケーションの課題について英語で議論。
2023年9月前半の「英語で学ぶ大人の社会科:世界の知性が語る現代社会」のワークショップのお知らせです。2023年9月10日(日)夜20時@オンラインで開催するワークショップは、BBCの日本語記事「福島第一原発の処理水放出、その背景の科学」の原文英語記事「The science behind the Fukushima waste water release」を使い、英語で議論します。このワークショップの解説と設問を発表します。
【ワークショップ】
福島第一原発の処理水放出が8月末に始まりました。以前から政府内でその実行が議論されていた案件ですので、驚きはないものの、国内の漁業関係者や諸外国の反応は予想外に厳しいものでした。
特に中国は日本からの水産物の輸入を全面禁止にするなど、関係各社への経済的ダメージが心配されます。一方、日本政府は国際原子力機関(IAEA)の報告書をもとに「処理水が人間や環境に与える影響は『無視できる程度』である」と、その安全性を強調していますが、長期にわたる環境への影響は予測が難しく、科学者の間でも意見が分かれていることを以下のBBCの記事は論じています。
【解説】 福島第一原発の処理水放出、その背景の科学は
パンデミック時にも問題になりましたが、科学的な知見に関しては専門家の間でも意見が分かれたり、また、気候変動など多くの環境リスクは、いまだ未知の領域もあるため、それをどう関係者に伝えるか、ということは大きな課題です。デジタル社会の発展により、多くの情報が瞬時に世界を駆け回る今、福島第一原発の処理水放出に関する日本政府の対応には、改善すべき点が多々あったようです。WEBとSNSの登場以降、大きく変わった知識の共有のあり方により、政府や企業の対外コミュニュケーションも変革を迫られる時代になっています。それにもかかわらず、日本の多くの組織は、いまだ、この変化に追いついていないように見えます。
福島の原発に関する問題に関しては、世界が注目しており、日本の現状を個人でも英語でも説明したり、発言できるようにしたいものです。ご関心のある皆様のご参加をお待ちしています。このワークショップの詳細は以下のとおりです。
日時: 2023年9月10日(日)20時~21時30分
場所: オンライン
定員: 10名程度まで
費用: 初回または見学のみ: 800円~
【教材】
The science behind the Fukushima waste water release
チケットの申し込みは以下のYahooチケットサイトから、または銀行振り込みでお願いします。
【チケット】
福島第一原発の処理水放出、その背景の科学は(BBC)【英語で学ぶ大人の社会科】第58回 9/10(日)20時@オンライン
【銀行振込での申し込み】
振込用紙は以下のサイトからダウンロードお願いいたします。
このワークショップの設問は参加申し込み者、サロン会員、有料ニュースレター購読者及び後日発表するnote記事購入者にのみ送付します。過去のワークショップと同様の設問を設定しますので、以下のマガジンの2020年4&5月の記事(設問を公開しています)を参考にしてください。
【英語で学ぶ大人の社会科】世界の知性が語る現代社会
解説
専門家の間では、予想できたことですが、福島第一原発の処理水放出に関して、近隣のアジア諸国は反発しています。韓国では、米国の肝いりで、新政権が日本との関係改善に尽力していることから、政府筋は日本政府の決定に理解を示していますが、中国政府と国民は、日本の決定に反発し、遂に日本からの水産物の輸入禁止に踏み切りました。
中国、日本産水産物の輸入を全面停止(中国、日本) | ジェトロ
農林水産省の統計によると、2022年の日本から中国への農林水産物・食品の輸出額は前年比25.1%増の2,782億円で、全体の20.8%を占めており、中国は日本の食品輸出の相手国として第1位となっています。
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