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エグゼクティブなら知っておくべき。世界に通用するアピアランスを身につけるには:『MASHING UP』体験取材記事 掲載

※本記事は『MASHING UP』2月10日(2018年)に掲載された日野江都子のコンサルティング体験取材記事
からの転載です。

「ビジネス・プロフェッショナルは、0.1秒で相手のイメージを判断する」とは国際イメージコンサルタントの日野江都子さんのお言葉。Real Cosmopolitan Inc.のCEO、国際イメージコンサルタントとしてニューヨークと日本を拠点に活躍し、国際的なステージでも通用するイメージ&プレゼンスのコンサルティングを行う日野さんは、アピアランス(見た目)の重要性を説きます。そんな日野江都子さんが特別開催したグループ・コンサルティングとはどのようなものでしょうか。

自分を見つけなおすきっかけ、パーソナルイメージ・サーベイ

このたび取材したのは、「NY流 女性リーダーのイメージ&プレゼンス・コンサルティング」という特別イベント。まず、ふだんの自分の行動パターンや職業、好きなタイプの服装、そして今後の目標や自分が思う“自分自身”についてのパーソナルイメージ・サーベイ(オンラインテスト)を、事前に受けることから始まります。

質問は全部で80にものぼり、自分の職業から「休日の過ごし方」、「好きな髪型」「よくつけるアクセサリー」といったもので内容は多岐にわたります。選択式なので、もっとも自分に近い回答を選ぶのですが、じっくり考えて答えていくにつれ、なんとなく“普段の自分”が見えてきます。たとえば、無趣味でそれほどアクティブではなかったり、意外と趣味が偏っている自分だったり。サーベイに添付するポートレートと全身写真も、肌の質感などをしっかり見極めてもらうため、加工せずにありのままの姿を送る必要があります。

7つのイメージ・タイプで客観的に自分を分析

数日後、解析結果レポートが送られてきました。レポートは、「日常生活や行動パターン」、「職業や社会的立場」、「性格」、「外見的な特徴」、そして「自分の好みや目標・ゴール」5項目、そして総合グラフで構成されています。それぞれの項目は、共通する7つのイメージ・タイプで表示されており、自分がどのイメージ・タイプの度合いが高いかが一目でわかるようになっています。

イメージ・タイプは「トラディショナル」「スポーティ」「エレガント」などに分かれ、たとえば筆者の場合は、職業上の特性や個人的な人物像、そして希望するゴールといったポイントで「スポーティ」な要素が突出。「スポーティ」にはアクティブ、快活、親近感がある、カジュアル、競争心がある、精力的、熱中する、フレンドリー、ナチュラル、楽観的、自発的という特徴があるため、行動的に取材を行うジャーナリストという職業はこのカテゴリーに入ります。なかなか筆者の人となりを表していると思いました。

自らの“気づき”に新鮮な感動

興味深いことに、筆者は行動パターンや社会的立場、性格は「スポーティ」の要素が強いのにもかかわらず、外見的特徴や素材(肌質や顔立ち、体型・骨格)ではまったく「スポーティ」な要素がないと診断されています。

また、筆者が日ごろ“ありたいと心がけている自分の生き方と姿”は「スポーティ」ですので、そう考えると現在の自分の外見的特徴が表すイメージは自分の内実とちょっと乖離があるということに。また、自分が目指しているイメージと現在の自分の姿もかけ離れているということになります。

さらに、「アリューリング(セクシー)」なイメージの要素が自分には驚くほどないということが判明。確かにそれらしい行動も、そうしたいという意識も持っていないので結果に不満はありません。日野さんのアドバイスによると、アリューリングは「女性としての“現役感”」が表れる部分で、自分の中にアリューリングの要素を確認することで、“女性としての自信”をもつことができるのだそうです。アリューリングの要素をうまくマネジメントすることで、本当の意味での女性的イメージの確立につながりそう。

“女性らしさ”をコントロールすることの重要性

しかし、そこで「私もアリューリング目指します!」と鼻息荒くアピールしたところで、「ない袖は振れませんよ」と日野さんは言います。「アリューリングタイプの素養があれば、それを上手に使うことで生命力の高さ、現役感につなげることができますが、本来の内面か外見の素養、もしくは職業的に必須でなければ、切望しても難しい。女性らしさはアリューリングだけではく“エレガント”や“ロマンティック”からも創出されますから、それらの要素を取り入れたアピアランスを目指しましょう」とのことでした。

自分らしくないものはやっぱり合わない

このコンサルティングの最大の特徴は、本人というベースを最大限に活かしたうえで、ひとに与える最高の好印象イメージを作り上げるところ。つまり自分を偽るのではなく、自分の持っている外見・内面・社会的特徴や職業・立場・目的を総合した上に、最も効果的で適したツールである服やその他アイテムを乗せることによって、一瞬にして最適な自分のイメージを相手に伝えることができるようになるというものです。

後日、筆者のもとにアドバイス・レポートが届きました。

まず「お!」と思ったのは、グループ・コンサルティングに着用していたジャケットの指摘。ツイード生地で重め、きちんとした形のグレーのジャケットに黒いミニスカートで無難にまとめたつもりでしたが、「ちぐはぐ」とばっさり。ジャケットを選ぶなら「もう少し柔らか目でなめらかな薄い生地の、カジュアルできれいな形のもの」のほうが私の体型、髪質、肌の質感、そして内面的な個性や職業にマッチするそう。「お仕事柄、そこまで堅苦しくしない方が良いです」と、全体的にカジュアルダウンすることを勧められました。仕事のイメージと服装、自分自身の雰囲気などすべてがうまく融合してはじめて良いイメージとして他者からの評価を得られるものなのですね。

オンラインでも本場ニューヨークからのイメージコンサルが可能に!

日野さんがCEOを務めるReal Cosmopolitan Inc.では、2017年12月に完全オンライン分析「パーソナルイメージ・ドック」をローンチ。ビジネス・プロフェッショナルの方々がもっと気軽に、世界のどこからでも、時間と場所の制約なくイメージ分析を受けられます。

先述のオンラインのパーソナルイメージ・ドックに加え、重要な会議やレセプションなどTPOに合わせた装い方、立ち居振る舞いなどのエチケット、国際基準のプレゼンスなどのノンバーバル(言葉によらない)コミュニケーションに至るまで幅広い状況や場面・要望に対応するイメージコンサルティングやアドバイスをその都度してもらえる「Maison d' H」も開始。こちらは「パーソナルイメージ・ドック」の結果と、ビジネス上の立場や行動パターン、嗜好まで考慮された上でアドバイスを受けられます。

わざわざNYへ出向かなくてもグローバルな視点で的確に応えてもらえる、まさに専属コンサルタントのようで、忙しいビジネスパーソンにはうれしいところ。世界に通用するアピアランスを身につける絶好のサービスを見つけました!

クレジット : WRITING/岩佐 史絵

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