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頭痛薬と距離をとった方法

 今日の東京は雨です。まさに頭痛の症状が出ている方もいるかも。私も、だいぶ改善はしましたが、気圧の変化で頭痛になるときがあります。
 先日知人とお話していて「気圧で頭痛になる。でも頭痛薬を飲みすぎると良くないっていうしどうしたらいいんでしょう」と。そうか、同じように悩んでいる人は他にもいるのかもしれない、と思ったので、ここに書いてみます。



頭痛遍歴

 ずーっと痛み止めの薬を愛用してきましたが、あれって飲みすぎると効かなくなるらしいですね。中毒っぽくなって手放せないっていうのも怖いし、よく考えたら痛み止めって痛みをその時紛らわせてくれるだけで本当に痛みが消えてるわけじゃないんじゃ?と思ったり、いつもと同じ錠数のパッケージを買っているのに「あれ?なんか減りが早いぞ」と気づいておののいたり・・・というのを経て、市販の頭痛薬から距離を取る方法を試行錯誤してきました。

 そもそも私は平成生まれ平成育ちですが、社会に出るまでの学生期間、体罰こそなかったもののまだ昭和の雰囲気を引きずっていて、社会に出てからは先輩社会人は昭和マインドで育っていますから、いわゆる「昭和体質」みたいなものが色濃く残っていた時期に社会人をスタートさせた世代です。

 部活や仕事は体育会系ではなかったのですが、それでも根性論みたいな風潮に染まって、「体調不良で休む」のハードルがめちゃめちゃ高かった時期があります。育った環境では我慢するのが美徳とされ、「我慢してえらいね」と褒められて育ち、体調が悪くてもよほどのことがない限り(起き上がれれば)学校 or 仕事へ行くのがデフォルトの戦士でした。

 戦士のわりに学生のときから持病持ちで、ぜんそくをやっていたりと虚弱体質だったのですが、それよりも周囲の和を乱したくないとなるべく頑張っていた記憶があります。おかげで通信簿には「協調性がある」と書かれていたような記憶がうっすらと・・・。どこまでが甘えで、どこからがセルフケアか。そんな境界線は人それぞれですから、自分の頑張り限度はここだな、と知れてよかったと思っています。

 20代半ばまでは根性でなんとかやっていたし、サービス残業(ブラック!)もしていたのですが、あるとき(持病が悪化したり、ひどい猫アレルギーで呼吸困難になったりして)「ちゃんと身体をケアしないと最悪そこで人生が終わってしまうのだな」ということを体感します。

 持病は甲状腺とよばれるホルモンバランスを司る系器官の不具合でした。原因不明と言われて「なにか罰が当たることをしなくても病気になるし、何か特定の食べ物を避けたり、逆に食べたりすればどうにかなる、っていうようなことが通用しない出来事が世の中にはあるのだ」と知りました。
(一説によると、甲状腺系のトラブルは、感情を抑制しつづけたことが原因だという人もいるようですね。私の場合、まさに個性を抑え込んでタコ殴りにしながら生きていたようなところがあったので、病院で「ストレスですね」と言われるよりも腑に落ちました)

(八方美人とか天秤座の占いによく書かれてるワード…)

 さて、そんなこともあって自分のフィジカル(身体)に気を遣うようになりました。「頭痛や生理痛には頭痛薬を飲む」「飲むのを我慢するより痛くなるのがわかっているなら早めに飲んだ方がよい」とどこかで読んだので実践していて一見快適に過ごしていましたが、それは症状にフタをしていただけでした(あくまで私の場合)。
 薬の減りがはやくなっているな、と気づいて依存している状態が怖くなってきました。ただでさえ持病で20年くらい毎日薬を飲み続けているので、何種類も服用するのが嫌だったのです。そこで「優しいケア → それでも消えなければ頭痛薬」と別の対処法を組み合わせることにしました。


頭痛薬以外のアプローチ

ハーブティー

 ハーブティーがよいという情報を得て、カモミールティーを飲むことにしました。草のにおいがして、最初はおいしいとは感じませんでした。効いているとも感じませんでした。が、軽い頭痛なら気休めでもいいじゃないかと、症状が出たとき、出そうな時に飲むのを続けてみました。

 乗り物酔いする子供に「これを飲めば酔わないよ」と砂糖水を飲ませると(実際酔い止め効果はないにもかかわらず)、乗り物酔いしなかったというエピソードをきいたことはありますか?プラシーボ効果ってやつです。自分で自分にやって効き目があるのかはわかりませんが、病は気からという言葉があります。なので、しばらく続けてみるうちに、だんだんハーブティーが効く体質になっていきました。

 カモミールには頭痛をやわらげたり、入眠しやすくする効果があるとよく言われています。最近ではハーブティーが効く体質になりすぎて、ほんとうに眠くなります。西洋の知恵、すごい。魔女になりたい(東洋医学もすごいので書きたいんだけどそれはまた今度)。
 スーパーでもお茶コーナーの片隅に売っていることがあったり、輸入系の食材店(カルディとか)に行けば必ずあります。


マッサージ


 私のように気圧の変化で頭痛になる人を、「気象病」と言ったりするらしいですね。そんな人向けの耳周りのマッサージ方法をネットで見つけて、やってみました。耳の付け根や周りを指でほぐしていくだけです。ついでに、耳上の頭皮もマッサージしてみます。冬場はこれだけでぽかぽかしてきます。わりといつでもどこでも道具なしで出来る対処法。おすすめです。


湯ぶねにつかる

 私の場合、血行不良で冷え性でした。その「巡らなさ」が頭痛に繋がっていた可能性があり、解消するにはシャワーじゃなく湯ぶねがいいとのこと。のぼせやすくて湯ぶねは遠ざけていたのですが、少ない回数でもいいし、熱々じゃなくてもいいからと、自分にとってハードルになっているものをちょっとずつ下げながら習慣にしてます。
 ちなみに、入浴剤は入れなくてもいいんですが入れるならクナイプがお気に入りです。お風呂を出た後もあたたかさが持続する時間が長いように感じます。クナイプはドラッグストアやロフトなんかでも売っているので、ぜひ試してみてください(おすすめの香りはネロリ。アロマ界では天然の精神安定剤とも言われているそう)。

CBDオイル

 なんで巷のCBD関連ってアヤシゲなんでしょう・・・。私の好きなCBDはBiople(コスメキッチンの系列店)みたいな、ヘルシーなやつです。口から摂取するタイプ、肌に塗るバームタイプ、・・・などなど色んなタイプが出ているのですが、頭痛ケアの観点でいうと「肌に塗るロールオンタイプ」がおすすめです。
 私が使っているのはこのタイプ。

 頭痛くなったら、もしくは「頭痛くなりそうだな」と頭痛の気配が忍び寄ってきたら、これをこめかみにくるくるしています。あと肩や首が凝ったときにも使ってます。持ち運びにも便利なサイズだし、小さいからどのくらい持つかな?と思いましたが1本でかなり持ちます(2,3年使ってまだ半分余ってる)。
 ただこれもカモミールティー同様、効いてるなって実感するのに時間がかかったので、緊張状態が続いている人とか、緩み慣れていない人は少し時間がかかるかもしれません。

 CBDが気になる人にはこれもおすすめ。夏場は出会えないので(溶けちゃうから)、これからの時期は見つけやすいと思われます。


 ケアで大切なのは自分の不調のサインに「気づく」こと。そして気づくためには「自分に気を配る」ことを習慣にすることだと思います。
 シンプルに体調悪いと心も狭くなったり、調子悪くなるからごきげんじゃなくなっちゃうんですよね。24時間のうち、ちょっとでもごきげんでいられる時間を増やしたーいと思っている方は、同志!!!一緒にごきげん指数を上げていきましょう🌟



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