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【追悼】ノムさんに学ぶ名言3選

プロ野球で戦後初の三冠王に輝いた名キャッチャーで、監督としても日本一に3回輝き名将といわれたノムさんこと野村克也氏が11日、亡くなりました。84歳でした。最近は車イス姿も多くて、足腰が大分弱っているなと感じていたのですがとても残念です。ご冥福をお祈りいたします。


僕はノムさんがスキでした。ミスターよりもノムさんがスキです。部下になるならノムさんがいいです。理由は理屈があるからです。僕は理屈がある人が好きなのです。凡人が非凡の成果を出すには弛まぬ努力と正しい理屈というのが僕の哲学です。


今日はノムさんの名言を3つチョイスして僕なりの解釈を書くことで追悼の意を表したいと思います。


若いときに流さなかった汗は、年をとったときの涙となる

ホントその通りですよね。人生はいくつになってもやり直せるというのが僕の信念です。40代だろうと、50代だろうと、60代だろうとやり直せると思っています。ただ、やり直せるということと、取り戻せるは微妙に違っていて、人生には取り戻せないものがあることも事実です。努力は蓄積されていくものなので、若い頃から努力を続けてきた人と、人生の半ばを迎えてから努力を始めた人とでは辿り着く先に違いがでるのは当然のことです。

ゆえに、年をとり努力を重ねて初めて「何で若い頃から努力をしなかったんだ」と後悔するのだと思います。ただ、始めるに遅いことはありません。いつでもスタートすればいいし、そこから目一杯の努力をすることが大事だと思います。


人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩するものだ

社会に出てキャリアを重ねたり役職が付いたりすると、恥をかくことを避けようとします。簡単に言えば挑戦しなくなってしまいます。挑戦をする→失敗する(恥をかく)→原因を探る→再挑戦するの繰り返しで進歩していくのだと思っています。なので、成長の最大の糧は失敗(恥をかく)なのだと思います。

失敗(恥をかく)をするには新しい挑戦をするに限るので、コンフォートゾーンに自分がいると感じたら新しい挑戦をしなくてはと常に思っています。


好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。
嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない

好かれようとして好かれるものではありません。また、好かれることと、信頼されることも同じではありません。嫌われることを覚悟して、相手にとって必要で言わなくてはならないことを伝えるのがリーダーの役割です。当然言い方はあるとしても、耳障りのいい内容ではないため相手がどう受け取るかはわかりません。大抵は好意的には受け取られないでしょう。それはそれで構わないのです。

ただ、その後に「なにくそ」と思って努力する人もいるだろうし、素直に聞き入れて努力をする人もいるでしょう。どちらにしても、結果が出て初めて「あの時のアドバイスがあるから今の自分がいる」と思えるのです。それまではリーダーなんていうのは嫌われ役でいいのです。


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ノムさんは野球を通して多くの人間を育てたのだと思います。「監督のミーティングっていうのは、やっぱり野球選手も一社会人だから、人間学、社会学っていうのを基本に教えなきゃいけない」と述べています。結果を出す将は本業の理屈だけでなく、深い人間哲学と、広範な社会性を伴っているのだとあらためて考えさせられます。

合掌

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