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明け方の満月が照らすもの

時刻は4時30分位だったと思う。
今朝起きて部屋のカーテンを開けたら、綺麗な満月の空だった。

薄暗く青みがかったグレーの空に満月は黄金の輝きを放っていた。
とても素敵な満月だったのだけど写真を撮るのを忘れてしまった。

昨日の緊急事態宣言から1日経ちました。
大きな混乱はないですね。

ただ、大手を始め多くの企業でテレワークが一気に進んでいます。僕の予測ですが、テレワークの見込みがない人達もテレワークに一気に流れている感覚です。テレワークすると事実上、休業状態になってしまう社員も折り込み済みの実施なのだなと感じます。

日本政府から企業へ「人との接触を最低7割、極力8割減らしてほしい」旨の要請はそれ位に大変なアクションです。普通に考えていたら達成できません。

色々意見はあると思います。

それでも、万一、感染拡大が拡がってしまったら取り返しが尽きません。
今はとにかくゴールデンウィーク明けから徐々に活動を再開できるようにしたい。そんな見通しを多くの企業が協力してつくることが、僕は本当に必要だと思っている。

僕は日本という国が好きだし、今後も素晴らしい国にしたいと思っている。
でも、今回はそれだけが理由ではない。

少しの期間、不便を耐え忍ぶのが一番コスパいいと思っている。
そんな経営者としての打算的な読みもある。

NYやパリ、イタリアやスペイン、イギリスは対岸の火事ではない。
既に顕在化し、もうそこにある危機だ。

僕はこの手の事案は「正しく恐れる」ことが何より大事だと思っている。
ポイントは信頼できる情報の入手経路を手に入れること、そして自分自身が短期間で勉強することだと思っている。ネットを流し読みして情報をパッチワークしてはダメだ。
そして、決して油断してはならない。

今朝、友人のSNSを見ていたら悲しいニュースが載っていた。

彼は長く高校バスケの顧問している。
コロナの影響を受け、4月から行われる予定だった関東大会予選、
そして引退試合にあたる夏のインターハイ予選の中止が決定したと。

しょうがないと分かっていても、高校生の彼等からしたら行き場のない想いがあるだろう。これまで頑張ってきた時間の重みの中で、直ぐには受け入れられない現実だろうと容易に察しがつく。

そういえば、春の選抜高校野球が中止なり注目を浴びたが、夏の甲子園へ向けた予選開始時期は高校野球とて一緒。一瞬、最悪のシナリオが脳裏に浮かんだ。

そんな彼が高校バスケ部の生徒へ残した最後のメッセージが素敵だった。

少し落ち着いたときに、
「とても残念だけれど、このことが自分にとって意味があることだとしたら、それはなんだろう?」
という問いを持って向き合ってみて欲しいなと思います。


いつか夜明けはきっと来る。
それまでは、明け方の満月が彼等を照らして欲しいなと願う。

そして、その問いは僕らにも向けられている。

「このことが自分にとって意味があるしたら、それはなんだろう?」

考えてみたいと思う。

こんにちは。最後までお読み頂きましてありがとうございます。このnoteは僕のつたない経営や、インナーブランディングを行う中でのつまづきや失敗からの学びです。少しでも何か皆様のお役に立てたら嬉しいです。サポートはより良い会社づくりのための社員に配るお菓子代に使わせていただきます!