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抵抗

物語に抵抗を感じる。

物語を面白い、と言うのは正しいか?

例えば、苦しんでる主人公がいるとする。

そいつを見て、面白がる。

なぜか?

他人事だから?

他人事だから、面白い。

その面白さが、物語になる。

そういうことだ。

つまり、物語の時点で、それは他人事なのだ

なら、他人事と思えなくするには?

例えば、残酷なシーン。

それを見てる人にも痛みが伝わる。

そしたら、それは物語か?

他人事か?

その感じてる痛みは?

体罰、というのがある。

言っても聞かない子供などに、暴力を振るう

賛否あるみたいだけど、ある意味合理的?

なら、なにかを本当に伝えようと思ったら、

暴力に訴えることも必要なのか?

それを、矛盾してるけど、物語として描く

それがいいのだろうか?

物語の暴力。

ある意味安全で、一番危険かもしれない

なぜなら、物語の暴力を食らうのは、

それを見ている観客であり、

その暴力は想像の内で行われるからだ

それは、物語でありながら、物語ではない。

この矛盾が、ひとつの答えかもしれない。

真実を伝えるには、嘘をつくべきなのだ。

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