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ジョアンメソッド3年目後期終了〜西川周作選手に感謝・グローバルTRへの挑戦〜


半年ごとの振り返り、今回で6回目になりました。
ここまでのnoteは以下のリンクからぜひ見てやってください

というわけで、それらを踏まえて2023年度下半期の振り返りです。

1年生
順調に育ってますね、やはり上級生がいることと、トレーニングの質が上がってる分、これまでよりも成長スピードは上がってます。人数が多い分、試合経験が乏しく試合感に欠けるところがあるので練習ではできるけど試合だと、、、という点は今後の課題ですが、それは経験を積んでいくうちに解決できたり新しいフェーズの壁として当たったりすること、自然なことなので特に問題ないかなとも思ってます。とはいえ試合で得られる経験値は絶対に必要です。また、 今年の1年生は実験的に弾く技術もトレーニングしなかったので、そこも含めてまだ習得してない技術もあり、忘れている部分もあり、2年目も伸び代たくさんということです!ただ、成長欲と行動量に差はあるので今後成長度合いは変わってくるかなぁとも思っています。 一方で、反省としては怪我が多かったことですね。怪我予防が疎かになっていたことは紛れもなく事実なのでこちらの責任です。

2年生
3年生が抜けて、自分たちの代になったことで責任感も出てきたのかなと思います。そして、ここにきてグローバルTRが増えてきて、改めて1年間のトレーニングの蓄積が明確になりました。1年生のタイミングで配球しようとすると2年生はもうアクションを起こせる状態になっていてこちらが間に合わないというのが何度もあり、選手の成長が実感できたシーンでした。
また、彼らにとってはこのメソッドの4サイクル目になりました。4サイクル目ではありながら、いまだに忘れている部分や理解があやふやな部分がありました。また、2サイクル目では練習したけど3サイクル目では練習しなかった部分もあります。そこに対して適切にアプローチすることで、2サイクル目よりも手ごたえや成長を感じることができたところが選手の反応から伺えました。スパイラル式でトレーニングができるのもジョアンのメソッドの良いところですね。また、それぞれの選手が特に強化しようとトレーニング中に意識的にトライしていた部分がゲーム中のプレーで成果として現れてきているところはすごく感じます。まだまだな部分は多々ありますが、とても成長した半年だったとある程度の手応えはあります。まだまだな部分は多々ありますが!笑
そして、新3年生になるにあたってもまだ知らない技術や知ってるけどできない技術もたくさんあるので残り時間でどこまで伸ばせるか、楽しみです。

3年生
引退!w
選手権を勝ち上がらないと6サイクル目に突入することができません。3年間は振り返ればとても長かったですが、時間は無限ではないという事実を受け入れなければなりません。ただ、1年生の4月から比べるとかなりの成長度だったのではないでしょうか。少なくとも自分はそう思っていますし、他のチームで、ないしは他のメソッドで2年半彼らが練習した時にこの地点まで来れているのかというと微妙な気はしてます。一方で前回のnoteにも書いたように15歳までに何を教わり何ができるようになっていていてどこを目指すメンタリティを持っているのかという差を埋めるには2年半は短い時間だなと今の自分では思ってしまいます。もちろん今後はより早くより良くできるようにしなければならないというのは前提ですが。

全体として
我々の GKチームとしては戦術的なところ、特にポジショニングの部分はこの半年でかなり向上したなと実感してます。その要因は明らかで、J1の舞台でジョアンの考え(以上のもの)を体現してくれてる周作さんのおかげだと思っています。

特に、1年間かけて切り抜き作業をした中で自分の中で成長したこと、生で観戦した中で感じた西川周作の「立っているだけでスペースを支配している」という凄み。これは先日浦和レッズの試合を見に行った選手たちも気づいたと言っていました。そんなこんなで自分自身もポジショニングについてはこれまで以上に深掘り、整理し言語化できて、ミーティングなどでの選手に対する落とし込みの質が上がりましたし、試合やゲーム形式の中でもそこについて今まで以上に選手に要求し、選手がそれを受け入れて取り組んでくれました。選手たちがより攻撃的なポジションをとることに対して恐怖心を持たないのはこのメソッドでやり続けている特権かなぁと思います。特にサイド攻撃に対する「準備のところ」は他のチームのGKと比較しても秀でていると思います。準備した先は、、、まだまだ笑 とはいえ、準備した先のところについて彼らは「何をしなければならないか」「何をしてはいけないか」「それはなぜなのか」というところについて既に知っています。あとは実行の精度を高めていくためにトレーニングを積むのみかなと思います。
自分としてはこれまで2年半(5サイクル)に渡って技術習得を中心に組んできたトレーニングから戦術的な要素を落とし込むところにトライし、グローバル的なメニューを多めに取り入れた半年でした。その一番大きな理由は、約束練習だけならかなりいい感じな選手のプレーと試合でのプレー、チームのスコア、結果、との乖離が著しいと感じたからです。で、実際やってみてその日々のトレーニングのところはまだまだ自分自身改善の余地がある、というか伸び代しかないなぁと思ってます。 大原でジョアンのトレーニングを見るとその思慮の深さにドン引きします。

(ジョアンのトレーニングが入っていればそりゃ試合中に最高のパフォーマンスを発揮するための状態が「無」になるわなぁと思います。) よくジョアンが言う「メニューだけコピーしても意味ない」という言葉の意味を実感させられ続けた半年でした。 もちろん、自分なりに意図を持ってトレーニングを組んでいるので以前書いた「練習メニューに飲まれる」ようなことは少なくなりましたが、最善のトレーニングを組めているかと言われると微妙なところは多々ありまして、そこは力不足で選手やチームに申し訳ないと思うところでもあります。
ただ、正直2年半やって自分の中でも追求はしていたものの練習に停滞感があったのでダブルアクションであったりグローバルトレーニングについて日々作成考察していくのは今更ながらすごく楽しかったです。自分の中で成長を実感できるし、練習でやったことが試合でそのまま現れた時はこれまで選手がいいプレーをしてきていくれた時以上になんとも言えない(自己)満足感があります。w


やはり、「GKコーチ」と「GKを準備する人」の違いは選手に解決策を授けて助けてあげられることだと思います。正しい技術を教えることは当たり前の前提で、戦術的なところ、実際の試合で選手が迷わず堂々とかつ勇猛果敢にかつ仙人のようにしていきたいです。まだまだ選手の成長速度を上げていけることを確信できた半年でした。技術、戦術、身体、これらが正しく成長するトレーニングの追求はまだまだ、一生続きます。というか、一生終わらんすね。


は〜、いつ結婚できるんだろww




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