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ジョアンメソッド3年目後期終了〜西川周作選手に感謝・グローバルTRへの挑戦〜

半年ごとの振り返り、今回で6回目になりました。 ここまでのnoteは以下のリンクからぜひ見てやってください というわけで、それらを踏まえて2023年度下半期の振り返りです。 1年生 順調に育ってますね、やはり上級生がいることと、トレーニングの質が上がってる分、これまでよりも成長スピードは上がってます。人数が多い分、試合経験が乏しく試合感に欠けるところがあるので練習ではできるけど試合だと、、、という点は今後の課題ですが、それは経験を積んでいくうちに解決できたり新しいフェーズ

    • 2023年浦和レッズGK陣全プレー集を作ってみて

      1素材集め 2021年の12月。GKの失点を分析すればGKの育成の役に立つのではないか、と突如思い立ってJ1リーグの全ゴール分析を行いました。 それから1年後、2022年の12月。「去年もやったから今年もやるでしょ」という一部の指導者仲間からの強烈なプレッシャーに負け、同じく全ゴール分析をし、過年度比較をすることでサッカーの大まかなゴールの入り方はわかりました。それと同時に、ジョアンメソッドの基準でになにをGKたちができてないのか、何をしてしまっているのか、どんなエラーや

      • ジョアンメソッド3年目前期終了〜VIVAマッチョ〜

        https://www.youtube.com/watch?v=26zZk_33Dek さて、半年に一度の振り返りのnoteの時期がやってきました。 ちょうど1年前の上半期の振り返りのnoteはこちら https://note.com/gkgashi/n/n0868bcc390c7 A.筋トレ改革  これまでも自分なりに筋トレはメニューを組んでやっていました。特に自分が成功体験のあるジャンプアタックトレーニングは21-22シーズンの冬に導入し取り組んできました。しかし、フ

        • 浦和レッズvs川崎フロンターレの得点について 〜「GKのミス」との付き合い方〜

          「批判は失敗した時ではなく成功している時にこそするべき。」 「リスクを取らないことこそが最大のリスク。」 (追記) 西川選手のコメントが出ていたのでリンクシェア https://web.gekisaka.jp/news/jleague/detail/?386955-386955-fl 今日の浦和川崎について。 スコアは1-1のドローだったが、その試合の2ゴールにGKが大きく関わったのでGKに携わるものとしてちょっと考えをまとめたのでぜひ見て欲しい。 両チームのGKとチー

        ジョアンメソッド3年目後期終了〜西川周作選手に感謝・グローバルTRへの挑戦〜

        • 2023年浦和レッズGK陣全プレー集を作ってみて

        • ジョアンメソッド3年目前期終了〜VIVAマッチョ〜

        • 浦和レッズvs川崎フロンターレの得点について 〜「GKのミス」との付き合い方〜

          ジョアンメソッド2年目終了〜「足の速さは才能じゃない。走りの学校、和田賢一です!」「あーたです!」〜

          (4月に出す予定のnoteでしたが色々あってACLも終わったこの時期になってしまいました。) ちょうど一年前の下半期振り返りのnoteはこちら https://note.com/gkgashi/n/n3244c8ca5a8b さて、2023シーズンが始まりました。林彰洋がピッチに復活し、浦和レッズの西川が昨年に引き続きJ1で高いパフォーマンスを発揮し、彩艶はU22でドイツ相手に好セーブを連発し、牲川はルヴァンカップで実力を証明し、吉田は大原で順調に仕込まれていることでしょ

          ジョアンメソッド2年目終了〜「足の速さは才能じゃない。走りの学校、和田賢一です!」「あーたです!」〜

          B級ライセンス取得コース全日程終了

           2月のトライアルから半年以上かけてようやくB級ライセンス取得のコース全日程が終了しました。指導実践、筆記試験、口頭試験、医学以外のオンラインテスト以外の合格とのことでしたので振り返りを項目ごとに出しても問題ない範囲で整理します。何か役に立つことが一つでもあれば嬉しいです。 ・今回強く感じたこと  実は昨年の同じコースの最終日、自分の所属しているサッカー部の生徒たちを選手役として派遣しピッチ脇から指導実践の試験を見学していました。当時の(未熟で井の中の蛙なアホな)自分は半

          B級ライセンス取得コース全日程終了

          ジョアンメソッド導入1年半経過〜「本人基準」と「全国基準」のダブルスタンダード〜

          現在の職場・チームに来て早1年半。これまでの蓄積がある分やりやすい面もある一方、習熟度にばらつきがあるので難しい面もあり、1年目とはまた違うことを感じたこの半年でしたのでその辺りざざっと宿直業務の傍でまとめてみました。 (1年前のnoteはこちら→https://note.com/gkgashi/n/n40467e4b43b9 ) ①1年生の理解速度の上昇  去年は自分だけが答えを持っている状況で5人の選手と向き合っていました。彼らにとって全てのことが初めて聞くことばかり、

          ジョアンメソッド導入1年半経過〜「本人基準」と「全国基準」のダブルスタンダード〜

          ジョアンメソッド2年目突入〜1年目の振り返り〜

          2021年度が終わり2022年度が始まりました。 新入生も練習に合流し、キャッチのゾーン1の説明をしていると、ここにきて1年たったことを実感します。ジョアンメソッドでがっちりかためた1年目を振り返り、今後ジョアンのやり方を踏襲する人の役に少しでも立てばと思います。 1,技術面結論から言えば、ジョアンのやり方でやるとめちゃくちゃ技術的に向上します。懇切丁寧に頭から始めるアプローチは選手のその時点でのレベルに関係なく向上を促すと1年やってみて確信しました。実際、他のチームの指導

          ジョアンメソッド2年目突入〜1年目の振り返り〜

          ジョアンメソッド導入半年の成長〜定期考査は基準があるから採点ができる〜

          10月は4月から学校が始まる人にとってはちょうど半年の節目の月になる。自分も、4月に職場が変わって半年。幸いなことに環境には恵まれている。毎日人工芝で練習ができ、週末の公式戦や練習試合もホームゲームが多い。GKも5人と少人数なのでカテゴリーわけを気にすることもない。来週のトレーニングを終えると技術サイクルが1周するのと、ここ最近GKたちの成長を感じるので節目の備忘録。 ①GKコーチが変わる 「GKコーチが変わると言われることが変わる」というのはGKあるあるだと思う。例えば「

          ジョアンメソッド導入半年の成長〜定期考査は基準があるから採点ができる〜

          ポステコグルー退任〜「ブレない」とは?

          2018年1月23日 横浜F・マリノス新体制発表会。 それまで伝統的に「堅守」の色が強かったマリノスがシティグループと提携し、エリク・モンバエルツが改革の種をまき、満を持して現れたのが元オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルーだった。 アタッキングフットボールこそ勝利に一番近い道であるという信念。 ボスのサッカーはここから3年半の間ブレることはなかった。 1年目はあわやJ2降格かというところまでチームは追い込まれた。 勝っているのに攻め続けた結果追いつかれた試合

          ポステコグルー退任〜「ブレない」とは?

          GKコーチとは・・・?

           あるきっかけがあり、改めて「GKコーチとは」について考えようと思ったので、まとめます。プロ経験もJリーガー育成経験もないので自分の範囲の中の備忘録です。 ①チームの中のGKコーチ  前提ですが、サッカーにおいてGKの割合は基本的に1/11しか存在しません。GKスクールを開催したり某スポマネで審判のバイトをしたりしない限りGKがその集団において多数派になることはありません。当然、チームスタッフの中でGKコーチは少数派の存在になります。GKコーチの意図や気持ちに寄り添ってくれ

          GKコーチとは・・・?

          サッカーにおける不平等や理不尽について(GKコーチ目線の随筆)

          問題提起(仮説) ・サッカーは理不尽なスポーツなので普段から不平等に接したり理不尽に振る舞うほうがいいのではないか。 ・GKコーチは全GKを平等に扱うのはやめたほうがいいのではないか。 結論 ・GKコーチが全GKと「平等」に接すると「不公平」になるので平等ではいけない。 ・GKコーチは全GKに対して「不平等」であっても「公平」に接することが大事である。 ・ただ、「不平等」は選手にとって「理不尽」になるので対話が必要。 ・そもそも「平等」「不平等」という言葉の存在自体に疑念が

          サッカーにおける不平等や理不尽について(GKコーチ目線の随筆)

          拝啓 サッカーGK・GKコーチのみなさまへ ~GK育成におけるフットサルの価値~

          前提)フットサルはミニサッカーではなくフットサルです。フットサルは魅力があるスポーツだと思っていますし、フットサルに尽力している方々に対するリスペクトは持っているつもりです。今回のnoteはあくまで「まだフットサルを知らないGK関係者に向けて」という趣旨で書いています。 1.はじめに  ここ数年、フットサルの価値がサッカー界に注目されています。技術面、戦術面、IQ面、様々なところでサッカーに良い影響を及ぼすのがフットサルという競技だという認識はいまや指導者であれば当たり前の

          拝啓 サッカーGK・GKコーチのみなさまへ ~GK育成におけるフットサルの価値~

          【いいGK】とは!?

          いいGKとは監督が戦術的に計算できるGKである。 ※だいぶ前に書こうと思って下書きしたまま放置してたものです。 昨今、ゴールキーパーを語るときに科学的とか野性的とかクラシカルとか最先端とかそういう言葉が形容句としてよく見られる。良いゴールキーパーと一言に言ってもその解釈は多様である。先日楢崎正剛氏とシュミットダニエル選手の対談を拝見した。テーマは「シュートストップかビルドアップか」だった。まさに最近のGK二元論を表したようなテーマだったが、その中でも結論は両方大事というこ

          【いいGK】とは!?

          ジョアン・ミレッと出会って 〜新垣結衣誕生祭記念〜

          こんばんは、Gashiです。  一昨日から全ての授業の冒頭で「6月11日はなんの日か」という発問をしました。今日、6月11日はガッキーこと新垣結衣さんの誕生日です。おめでとうございます。  そんなおめでたい日に、タイミングよく充実感のある疲労から来るアドレナリンが治らないという状況に陥っているので、noteを書こうと思います。  以前倉本さんのYouTubeに出演したときにうまく伝えきれなかった「ジョアンに出会って変わったこと」というテーマで(書籍やネットで一般公開されて

          ジョアン・ミレッと出会って 〜新垣結衣誕生祭記念〜

          コロナ休校期間の備忘録

          自称ハイブリッドGKコーチです。おはにちばんは。本職は高校の国語教師で2年生の担任をしてます。(そういう意味ではほとんどの指導者はハイブリッドやな!) 職場の学校もコロナによる休校期間が終わり、今週の頭から分散登校という形で生徒の投稿が再開しました。その際、最初のLHRで生徒としたコロナ休暇の振り返りがよかったので備忘録がてらnoteを書いてみます。 ・目的 改めて事情を整理すると、コロナウイルス感染拡大防止のため、4月の中旬から5月末まで約6週間の休校期間がありました。

          コロナ休校期間の備忘録