夏を感じる旅

体が強い方ではないので、幼い頃から夏はあまり得意ではなかったし、今もそうだ。

ときおり出くわす「夏が大好き！」を公言して憚らない女性とはあまり上手くいった試しがない。

「暑いのニガテ寒い方が楽しい」なタイプとその正反対のタイプのソリが合わないのは当然の話で、まあ考えるだけエネルギーの無駄遣いって思うしかないよね。

さて、そんな夏が不得手なボクだけど「夏の好きなところ」もあるっちゃあるんだ。薄着の女子が増えるなんてのも正直嬉しいものだけど、それよりももっと好きなのが部屋や車や乗り物のクーラーがんがんのところで過ごすのがなんとも堪らなく好きなんだ。

そうさ。ボクは自然と地球に厳しいタイプなんだ。でもクーラーの効いた部屋でタオルケットにくるまってホットコーヒー飲むなんて極上の贅沢じゃない？

ガラス越しに後ろに流れていく蝉の鳴き声をBGMに、バカみたいに大きな入道雲と濃いブルーのコントラスト、黒っぽくすら見える茂る木々を眺めながら、生活圏じゃない街のモールや古着屋を回って、エアコンの効いた店内で買い物を楽しむなんてのも最高にハッピーな気分になる。（駐車場の暑さでオエっとなるけど）

そんなわけで、夏がニガテだからバッキバキの旅らしい旅にはなかなか行かないけど、好きな景色を眺めながら、涼しさを求める逆渡り鳥状態でそれなりにあちこちフラフラはしてきた。

残念なことに今年の夏も東京は「世界運動会」でいろいろ厄介なことになりそうだし、まだまだ油断できない状態。

だけど、暇に任せて肉体改造した結果30キロほど絞れたので（100キロが70キロとかじゃないよ！ BMIで「痩せ型」にまでなったんだから）、このままをキープできるかもう少し増量できたとしても手持ちの服が全部ワンサイズ上になってしまっているので、無駄遣いを控えて小銭を貯めとくことで平和な世の中になったらドサッと服を買い漁ろうと思っているんだ。

洋服ひとつ買いに行くのだって立派な旅のカタチ。年齢を考えても落ち着いてダンディなものに買い替えたって良いわけで、そう思えば調査するには良い機会なのかも知れない。

なーんて嘯きながらアレコレとネットで漁る日々。そろそろクーラーの試運転しなくちゃだね。

無理なくドカッと痩せた方法もそのうちまとめて書いてみようかな。

GIO.