男塾法律相談100選③
いま何をすべきか
離婚協議中ですが、不倫してします
不倫してしまった?
不倫してしまったとしても、奥様と離婚に向けた話し合いは続いていきます。不倫していなかったとしても、話し合いは続いていきます。離婚をするにあたって、話し合いは継続しなければならないのです。まずは、不倫をしたからといってその事実を過度に抱え込みすぎないことが重要ではないでしょうか。実際、別居を以って夫婦関係は破綻しているのだと考えれば、夫婦関係破綻後の不貞行為として、不法行為が成立しないと考えることもできなくはありません。
つい何人かと女性と浮気をしてしまったことは仕方がないとして、あくまでも夫婦関係が破綻したのちの行為であって、夫婦関係を破綻させたのは自分の不貞行為ではないのだ、と説明できるようにしなければなりません。
何をするべきか?
冷静沈着に離婚協議を進めること。不貞行為に関する問題だけが離婚協議の内容ではありません。よく、奥さんの話を聞くこと。ご相談者様も寂しくて、不貞行為に及んでしまったのですから、なにかしら奥様も心に背負うものがあったのではないでしょうか。対話を真摯に続ければ、修復の余地もあるかもしれません。
ただ、今考えなければならないことは、子の安定した生活や、平穏な協議の継続です。意外と身近で当たり前にしていることが盲点になるのです。不貞行為について過度に不安にならずに、前向きに協議をすすめてみる。この繰り返しがゴールにつながるのではないでしょうか。
とはいえ、最後の最後に。不貞行為が成立することには疑いがあるものではありません。残念ながら、不貞行為は不貞行為です。なにかのきっかけで明るみになってしまうと、離婚ができなくなったり、慰謝料請求をされたり、財産分与の金額が増額してしまったり。。様々あるのは事実です。できれば、胸の奥にしまい込んでおくほうがいいかもしれない。
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