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何かを書きたい。 でもこの喪失感はなんだ。 片耳が聞こえ無くなってしまい トゥルルとしか聴こてこない ちくしょう俺はなにをやっているんだ 何を 書きたいんだ 何を?

お前自身を隠して。 逃げても逃げられないこの感覚はなんだ 時計の針は進み 涙が不自然に溢れて来る 砂利の上で誰かに呼ばれている ここはどこか ここにあることを書けないのはなぜか

準備はいいか。 もう時間切れが近いのか そうなのかもしれない 止まらないものを止められない 沈黙。 問いかけが 問うことが 彷徨う。
救われないものたち。 生きることを突然断ち切られる ところでお前はまだ まだ何も書いていない? まだここでのんびり生きている?

黒のシャツ。 慎重に生きても そうでなくても 
けたたましいサイレンがなり続ける中 銃口が突きつけられ 手を後ろに組み 自分のついてきた嘘は大したことなかったことを知る その時 手のひらには一滴の水 透明な一瞬 なんの理由もない そういうもの?音楽の最後は?
何かを書きたい。

2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します