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詩)たまには あいみょんでも聴いてみよう

同じところをくるくる回ると
あっちとこっちでは ここで握手してもらえる
こっちとあっちでは ここで声援をもらえる
そうやって なんだか強くなったような気になる
そうやって いつまでもくるくると回る
くるくると回ると時々成功したような気になる
満足感もひと通りあるし なんだか選ばれた気持ちになる

でもねえ たまには あいみょんでも聴いでみたら
くるくる同じところを回ってないで 

同じところでは 正義の声が通りやすく感じる
ほんとうにたいへんなひと そこにいるだろうか
そういう疑問はとりあえず持たず
同じところで同じ人の前で おしゃれな会話
満足しております とは言わないで 問題意識を
いろいろあるんだよと言ってみたりする
でも ほんとうにそうかい?

たまには あいみょんでも聴いてみたら?
くるくる同じところを回っていないで

同じところをくるくる回っているから
それが習慣になってしまい 違う考えがあること
当たり前に意見が違うこと それがまるで違う世界の異物に見える 場合によっては殺してもいいとさえ見えたりする
でもね ほんとうの敵とか味方とか 案外少ない 
くるくる回っていると 見えるものも見えていなってくる

たまには あいみょんでも聴いてみたら?
くるくる同じところを回っていないで

さてと ぼくの今日の生活は朝昼晩と特に変化はなく 妻がブルートウスの接続がうまく出来ないので 横から教えていたら そんなに怒ったように言わないでと注意されてしまったり そんなものだなあと今日を過ごしてます ちょっとズレているぼくら。

もっとズレようよ 息を止めていないで。

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げん(高細玄一)文学フリマ東京39 な-20
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