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レールから外れたし、そこから降りてみた。

普通の人生。
世間一般的。
まともな人生。

それって一体何だろう。

「大学を卒業して、大きい会社に就職して、転職せず一つの会社で働き続ける。そして昇進、昇給。」

これが「普通」というレールだと思っていた。
そして、この通りじゃない自分がコンプレックスに感じた事があった。
自分が選んできた人生なのに。

新卒で入社した金融関係の会社。名の知れたいわゆる「大きい会社」だった。
ところが、女性ばかりの職場で悪口の温床。
正社員とパートの埋まらない溝。学閥。
独身者を笑う総合職のおじさん達。
身内に金融商品を売ってこいという会社。

全てにおいて嫌気が差した。希望もなかった。
3年勤めて退職した。

親にはなぜ辞めたのかと責められた。
正社員だし安定した大きい会社なのにもったいない、とも言われた。

もうそんなの関係ないの。一つの会社を勤め上げるのが美徳なんてクソ喰らえ。
そんな事を思った。

辞めた後は数か月ニートしてみた。
しかしその頃は実家暮らしだったから、嫌味を言われたりと肩身が狭かった。

その後は派遣の事務を3年程やって、そして2度目の転職活動をして、正社員の事務として現在の職場に至る。

これまで、派遣の仕事はしていたものの、やはり仕事は正社員が一番である、と思っていた。

しかし正社員である今の会社にしがみつく事に必死になりすぎて、自分の身体と心の状態を見て見ぬフリをした結果、ボロボロに壊れてしまった。
そして疲れてしまった。


休職して自分と向き合っている今、働き方は色々あるし、今いる場所が全てではないと思っている。
復職はしようと思っているが、会社の対応次第では退職も視野に入れている。

「普通」というレールなんていらない。
周りと比べない。生き方は色々あるんだから。
周りがなんて言おうと自分が幸せならそれでいいじゃないか。

自分が選択してきた事に後悔はしない。

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