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【社員インタビュー】ブロックチェーンとグローバルな挑戦!Web3とGincoに夢中になる理由

こんにちは、『経済のめぐりをかえていく』をミッションに掲げるGincoの採用担当です!Gincoでは実際どんな仕事をしているの?Web3に挑戦した理由は?やりがいは?など、社員インタビューを通じてお届けします。

今回は、開発部部長の髙妻さんへのインタビューです。2017年に設立されて間もないGincoをなぜ選んだのか、Web3業界や当社の開発環境の魅力や面白さなどを伺いました。エンジニアもそうでない方もぜひお読みください。

経歴
宮崎県出身。東京工業大学大学院を卒業後、サイバーエージェントに入社し、約5年間スマートフォンゲーム開発エンジニアとして在籍。30名を超える開発メンバーのリーダーとして企画・採用・開発と幅広く担当。2年弱に及ぶ長期開発でチームマネジメントも担当。並行して、暗号資産について技術ブログを書いてるうちにWeb3業界に没頭し、Ginco創業当時に創業メンバーの森川さんと房安さんにXで声を掛けられたことをきっかけにGincoに入社。技術ブログだけではなく、イベント登壇などアウトプットにも重点をおき、著書には『Goで始めるBitcoin』。


ブロックチェーン技術がもたらす新たな可能性。国境を越えたサービスづくりに取り組みたい!

代表の森川さんと取締役副社長の房安さんにXで声を掛けられたとのことですが、その時の状況や背景、当時の仕事などについて教えてください。

新卒で入社したサイバーエージェントで5年ほどスマホゲームを作っていた頃にGincoを知ったのですが、きっかけは森川さんから当時のTwitter(現X)でDMがきたことでした。
元々、ブロックチェーンに興味を持ちブログ書いたり、Xで発信したりしていたタイプでしたので、その発信を見た森川さんから突然「ブログなど拝見しました。ぜひ、一度フランクにお話しませんか?」とDMをもらいました。当時、森川さんはGincoを起業して間もないタイミングでもあり、私自身、森川さんのことを知らなかったので、少し怪しいなと思いつつ(笑)、会って話を聞きました。
その時は、当時Gincoが取り組もうとしているWalletについて説明をされました。実は聞いてもよくわからなかったんですよね。それが2017年の年末頃で、その後も自分は趣味としてブロックチェーンを調べて発信をしている状況が続きました。そして、翌年の3月頃に、今度は房安さんから「プロダクトができてきたので、話しましょう」とDMで誘われ、渋谷のカフェで会いました。

確かに少し怪しいですね(笑)そこからどのような経緯で入社に至ったのですか。

話を聞いたあと、翌月の4月頃に実際にプロダクトを見せてもらい、以前森川さんが話してくれた“Walletが何か”をやっと理解でき、面白そうだと思いました。
この時、ちょうど転職しようと思い前職を辞めることだけは決まっていました。タイミングも良かったこともあり、「ブロックチェーンに興味あるし、挑戦してみよう」と思い、勢いでバックエンドエンジニアとしてGincoに入社しました。

ブロックチェーンに興味があったということですが、Web3業界への転職の決め手やGincoを選んだ最終的な理由は何でしょうか。

いつか本業でブロックチェーンに携わりたいと強く思っていたことが、主な理由です。
またGincoに誘われた時に、他にもWalletを作っている企業との接点はあったのですが、Gincoのほうが、プロダクトや取り組みたいことが明確で且つ真剣に行っている印象を受けました。
実は、当時知っていたその企業は、現在存在していません。本当にタイミングが良かったと感じています。

エンジニアとしてブロックチェーンのサービス開発を本業にしたいと思ったのは、どのような魅力があったからでしょうか。またそのブロックチェーンを活用して業務を進める中で、実感されている大変さや面白さはどんなところですか。

そもそもICO(Initial Coin Offering)が日本でも流行ってたころに、その思想や技術を知ったことがきっかけで、ブロックチェーンにのめり込みました。気づけばブロックチェーンに関わって早7年が経過しました。
その中で感じるブロックチェーンの魅力は、世界に向けたサービス開発を可能にすることです。Fintech系やSaaS系プロダクトは国内の法律、通貨に準拠しているものが多いですが、ブロックチェーンに携わっていると国内に閉じない、海外展開もできるサービスを作れるのが魅力だと思っています。Gincoのプロダクトの海外展開も今後楽しみにしていてください!

またそのブロックチェーンを通した業務に携わる中で、日々大変さと面白さを実感しています。
直近の2年はエンジニアとしてより、プロダクトマネジメントやチームマネジメントの業務割合が増えてきています。メンバーはこの1、2年で倍以上になり、業務用暗号資産ウォレットの「Ginco Enterprise Wallet(GEW)」とWeb3アプリケーション開発用のクラウドプラットフォーム「Ginco Web3 Cloud」という、当社の主力事業を担当しています。

Gincoのサービスは金融業界などのクライアント様が多く、預金や送金などの金融サービスでは情報を正確に扱わなければなりません。
加えて、ブロックチェーンはサイクルが早いものですと、数週間おきにプロトコルが更新され続けるので、更新情報のキャッチアップをしなければなりません。またブロックチェーンによってはドキュメントが正しくない場合もあるため、正しい情報をブロックチェーンNodeの実装から読み解かないといけない場合もあります。
情報のキャッチアップと正確性を意識しなければならず、大変さを感じることもあります。ただそのような中、詳細をしっかり把握してウォレットとして実装できた時、非常に達成感があり、面白さも実感しています。

新しいチェーンをデリバリーする責任とやりがい。必要なのは、コントロールするという強い意志

業務としては、プロダクトマネジメントやチームマネジメントの割合が増えてきたとのことですが、具体的にどんな業務を担当していますか?

GEWやWeb3 Cloudを担当しており、クライアント様である取引所などからいただいた様々な要望に優先度をつけ、スケジューリングや設計などをしています。例えば、GEWで新しい通貨に対応するときにブロックチェーンNodeを立てる必要がありますが、その際、GEW、Web3 Cloud、Nodeの3チームと連携します。複数のチームと連携しながらスケジュール通りに進めていくことにやりがいや大変さを感じています。
それ以外にも、UI・UXの改善や、チームメンバーとの1on1、チーム構成をどうするかを考え変更することなどを行っています。また国内だけではなく、インドの新しいメンバーの採用活動にも関わっています。

インドのベンガルールで海外開発拠点のメンバーと交流ランチの様子

チームの枠を超えたコラボレーションが多いのですね。業務の幅も広く忙しいイメージですが、どんなところにやりがいを感じますか?

2023年の年末からは、GEWチームに加えWeb3 Cloudのチームマネージメントも任されています。既存の業務を行いながら、さらにWeb3 Clouldチームの業務もみることになったため、責任を負う範囲が増えました。日々大変ではありますが、面白さももちろん実感しています。
例えば、業務の一つとして新しいチェーンをデリバリーするために、自分が計画を立て、チームをコントロールしなければなりません。チームを正しいゴールに導かなければならないというリーダーとしての責任を感じ、日頃から適度な緊張感を持って業務にあたっています。一方で計画をうまくコントロールできたときは、面白さを感じます。
さらに自分たちが新しいチェーンをデリバリーするなど新しいプロダクトを届けられれば届けるほど、クライアント様がそのプロダクトを活用して利益を出しやすくなります。そしてGEWを使っている取引所が他の取引所よりも早く新しい通貨を顧客に提供できれば、クライアント様も顧客に早く価値を提供できるのです。そのようなところで貢献していると感じています。

チームワークを考える上で、どのようなことを意識していますか?またどんな文化がありますか?

GEWチームにはエンジニアが数十人在籍しており、少し前までチーム全体を1人でみていましたが、今は複数チームに分かれています。毎週、チームごとに顧客対応などのプロジェクトを進めていて、他のチームとも助け合いながら、プロジェクトを進めている姿が見られ始めています。
例えば、ブロックチェーンやWeb3業界は不確定要素が多い中で開発をするため、分からないことが頻繁に出てきます。その際、自分で調べることはもちろんのこと、チーム内で相談しあったり、チームを超えて事例を共有しあったりするなど得た情報をプロダクトに取り入れることもあります。

またブロックチェーンの仕様はこちらではどうしようもないアンコントローラブルなものであるため、それを自分たちでどうコントロールして取り込むか、すなわち“どうにかコントロールする”という前向きな姿勢や気持ちが必要になってきます。

さらにブロックチェーンには扱いづらいプロトコルもあり、対応するのみで終わってしまうだけではなく、当社ではクライアント様が扱いやすくするためにはどうするかが重要であると考えています。今いるメンバーは徐々にそのような力が身についてきており、習慣になってきていると実感しています。

ブロックチェーンのプロフェッショナルとして、技術革新で変わる世界を一緒に作りましょう!

今後のGincoの展望、また今、携わっている仕事はどのように展開していきそうですか。

現在、国内企業のクライアント様が多く、国内を中心にWeb3サービスの開発を効率化するためのインフラの開発や提供を行っています。日本は規制などで世界に先行する状況のため、そのWeb3事業のノウハウを生かしつつ、今後はアジアや世界のマーケットへ進出していきたいと考えています。

またよりグローバル基準の開発体制を構築するため、開発組織としては現在インドに拠点を立ち上げ、エンジニアの採用を行っています。2024年5月24日には、インドのベンガルール市でインド拠点の立ち上げに伴いキックオフイベントを開催しました。私もそのイベントに参加するために、現地に足を運びました。その時にはじめてインド人のメンバーと直接会ったのですが、彼らは1つ1つのことに対してとても熱心に取り組んでおり、またしっかり学ぼうという貪欲な姿勢も見られました。

インドオフィス訪問:現地チームとともに

例えば、キックオフイベント中、質疑応答の時間に限らず、ぱっと手をあげて次々に質問をしてくる瞬間もありました。それほどGincoやWeb3に興味があり、吸収しようとする気持ちが強くあるのだと感じています。それは、普段のMTGでも同様で、彼らの期待に応えられるように、私も今まで以上に準備をするようにしています。
開発を任せるだけのオフショアとは異なり、一緒に開発を進めていこうとする姿勢が短期間のうちでも感じられているのは嬉しいことであり、彼らのジョインによりグローバルマーケット進出に向けて、さらに勢いを加速させることができていると思います。

最後に当社を受けようと思っている候補者へメッセージをお願いします。

国内だけではなくグローバルに向けてもプロダクトを作りたい、提供したいというスタンスを持っている人にはWeb3業界やGincoは合っていると思います。
当社のように国内でここまで多くの数のブロックチェーンを扱っているところはないと思います。もちろん取引所は扱っていますが、裏側にはベンダーがいることもあります。
ぜひ、Web3に興味がある、ブロックチェーンのプロフェッショナルになりたい、スキルをつけたいという人はお話しましょう!

インド拠点:キックオフイベント

以上、髙妻さんのインタビューでした。
Gincoが少しでも気になった方は、ぜひ、どんな職種で募集しているのかご覧ください。ご興味があればカジュアル面談でお話しましょう。お気軽にご応募ください👇お待ちしています!