それから

お久しぶりです、諦念ギマトリックスです。最近はギマユニコとも名乗っています。25歳になりました。

自分のことを深掘りするような文章ばかり書いていたら、底の浅さゆえなかなかネタもなく、またあっても気恥ずかしさやまだ自分の中で消化できていない部分もあり、最後まで書き上げられず、書いては消しを繰り返していたら飽きてしまい、なんと季節が一周してしまいました。

相変わらず仕事は長続きしないのですが、彼氏と一緒に住むようになり生活費を折半していることと、昨年末より始めた短時間のアルバイトのおかげで、なんとか最低限食べていけるだけの収入は安定して得られるようになり、昨年よりも少しは精神的に安定していたように思います。自殺未遂してないし。

彼との関係も良好で、ときどき旅行をしたり、彼の好きな日本ハムファイターズにハマって彼以上に試合を観に行ったり、私の好きなサンリオに彼が私以上にハマって新千歳空港内のテーマパーク「ハローキティのハッピーフライト 」の年パスを買ったり、誕生日にはオーギリング(2014年5月から2017年11月まで札幌で行われ、長い休止期間を経て2019年6月に新装・復活を遂げた大喜利ライブ。わたしにとても良く似た人が出ている。)の復活公演に関われたり、楽しいこともたくさんありました。

もちろん抑うつ状態の波はまだあり、感情がうまくコントロール出来ずに自己嫌悪に陥ってしまったり、酷い時には吐き気や動悸、めまいで全く外に出られなくなってしまったり、希死念慮(死にたい気持ち。)が強くなり自傷行為をしてしまう、そういう状態はまだ続いています。
7月の終わりには彼氏が元交際相手のブログで誹謗中傷を受け、ほとんど事実無根のことにあれこれと反論しても同じ土俵に立つだけだ、と頭では分かっていても精神的に参ってしまい、右中指にチックのような不随意運動(身体が意図しない動きをすること。)が起こるようになり、中指から右手指のほとんど、手指から右腕の痺れ、と酷くなってゆき、遂には右半身の痺れから全身の痙攣を起こし意識を失って救急車で搬送され、輪切りの脳の写真を撮られまくる、頭に電極をつけられるなどしましたが、5回ぶっ倒れ*てからは復活し、なんとか生きています。(医療費の請求書を見たときはちょっとマジで死のうかと思ったけど。)

自殺未遂をしなくなったのも、救急車で運ばれてからです。意識が戻った頭で最初に考えたことは「連れ戻されたくない」と「支払いどうしよう」でした。
どんなにお金に困っても、体の調子が悪くても、実家に帰ることだけは避けたいと思って、順調に暮らしていると嘘を吐き続けてきたのです。けれどもしも長期入院するなんてことになったら、わたしの経済状態ではとてもではないけどその費用を捻出することができません。
親に連絡すれば必ず実家に連れ戻される、と考えたら怖くて仕方がなくなりました。

それからは、抑うつ状態が酷くなって自殺を企てても失敗した時のことばかり考えるようになりました。「胃洗浄っていくらかかるのかな」「次に死ねるまで人権のない生活が続くんだ」「身体が不自由になったら自殺もできなくなる」明日死ぬことは怖くないけれど、明日からずっと死に損ない(中学生の頃自傷行為が見つかり、親からそう呼ばれたことがあります、自殺未遂などして連れ戻されるほどの大事になれば、人様に迷惑をかけた恥晒しとして、またそのような扱いを受けることは確実でしょう。)として生きることは、今よりさらに辛く、しかも医療保護入院や後遺症、親の監視で自由のない生活が続いていくのだとしたら…。自殺の成功率は約10%と言われているそうです。90%の確率で生き地獄なら、賭ける価値のあるギャンブルではないかもしれない、と思ったのです。

死なない理由も、死ぬ理由もなんだっていいと思います。生きてる価値、生きてる意味、なんて陳腐な言葉です。意味なんてなくても生きるし、人はいずれ死にます。惜しまれつつ亡くなろうが、野垂れ死にだろうが、死んだらこっちのもんです。祝福されて生まれてきても、望まれなかった命でも、自分の人生を生きるしかありません。考えても無駄、しあわせも絶望もぜんぶ状況じゃなくて感じる気持ちの問題、ただの電気信号です。

それでも考えずにはいられない夜も、死にたい気持ちも、かなりの頻度で襲ってきます。誤魔化し誤魔化し生きのびてゆくしかないよね、と現状は思っています。
昨日までのことはどうしようもできないし、明日からのこともわからない。大切なのは今日も生きのびたこと。それだけでがんばってるし、今日も今日とてかわいいし、超えらいし。そう思って、わたしは今日も味のしないご飯には唐辛子をかけ、眠れない夜をお酒や薬で誤魔化しながら、この波がいつか凪ぐのをそっと待つのです。


*発作時の状態からてんかんも疑われましたが、検査の結果ストレスだろうと診断されました。心因性非てんかん発作は調べたところ長く苦しんでる方も多いようなのでこの程度で済んだわたしは運が良かったのかもしれません

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