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バイクにまつわる話

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私の書いたバイクに関する文章のまとめです
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#旅

自己紹介

自己紹介

geek です。
おとなです。

ここでは、いくつかの話を公開していこうと考えています。

そのなかに、バイク乗りの話があります。バイク好きにはいくつかの系統があって、わたしはそのなかでも、ツーリングライダーというバイク乗りに属します。

バイク好きには系統がある バイク好きな人といってもいくつかの系統がある。

改造するのが好きな人がいる。いじるのが好きな人。
工具箱を広げて、手を真っ黒にして・

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さちとgeekのRIDER'S MATERIAL

さちとgeekのRIDER'S MATERIAL

今月もお届けします。

今月は3つ言いたいことがありまして。
まずひとつめ。

脳内ツーリングから
リアルツーリングが飛び出した!
はい。
さらっとすごいですね。4月配信でのロングツーリング「じゃあ、金沢に行きますか」。雨の日に地図を眺めながら「脳内ツーリングは雨の日でもできるからね〜」と話していたのが。
さちさん、ほんとに走ってきましたね。

往復900kmくらいでしょうか。

行ってきましたね

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ライダーの記憶 出会いと別れ

ライダーの記憶 出会いと別れ

わたしはあるとき、
二輪を買い換えたのであった。

それまで何万キロと走った愛着がある一方で
友達と乗り換えて楽しんだり雑誌を見たりしていると、少し毛色の違うものに乗ってみたくもなるのであった。

ここは人それぞれの考え方なので、どういうやり方がいいとか悪いとかではなく、当時のわたしはそう思っていたのだ。

わたしが乗っていたモデルは、デザインも好きだったし、インジェクションのクセを把握すればとて

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さちとgeekのRIDER'S MATERIAL 脳内ツーリングのコーナー

さちとgeekのRIDER'S MATERIAL 脳内ツーリングのコーナー

今回の収録、
前半は吹っ飛びましたが、
後半ですよ。

ツーリング属性の
バイク乗りの、
バイク乗りによる、
バイク乗りのための配信。

今回、
思わぬ独り語りをしてしまいましたが、
転んでもただでは起きないわれわれの後半は、
脳内ツーリング。
雨が降ってもツーリング。
収録2時間ツーリング。

いったい誰が聞くんだ、という話ですね。

別にいいんです、これで。
好きなことを楽しくやる。

シンプ

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わたしの春

わたしの春

立春を過ぎると春。

出発前に、地図を確認しておこうよ。
わたしの春は、わたしたちの春、でもあるのです。

一本道。
道には迷わないよ。
さあ、行こう。
早川のセブンから。

夜明け前に出発して、行き先は河津。

伊豆半島の河津は早咲きの桜が咲く。
ただ東伊豆を南へ。
日の出前に走りだせば、渋滞とは無縁だ。

やがて海の向こうが白んで太陽がやってくる。
この時期の陽射しは有り難い。
まだ車の少ない

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今日の気分

今日の気分

あったかいところ。

沖縄県道10号。
海中道路、という名前があるらしい。

A地点からB地点

わたしはヘルメットと着替えを持って、日暮れの那覇空港に降り立った。
友人はヘルメットをかぶったまま、空港の外で待っていた。

「明日、海中道路に行ってみよう」

海中道路。

ヘルメットを被って2ストの250cc、KDXの後ろに乗り、沖縄県の空気を吸う。流れる景色、道の雰囲気が刺激的だ。4ストの感覚と

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エンジンがかかった瞬間

エンジンがかかった瞬間

エンジンがかかった瞬間。

それは、
キーをひねって、
クラッチを切って、
セルスイッチを押したとき。

もう遠い昔。

エンジンというのは、
かかったらその瞬間から
猛烈に走り出すものではなくて
その音を聞いて
今日のご機嫌を伺うものであった。

ある種の儀式である。

エンジンには、
暑いときには暑いなりの、
寒いときには寒いなりの、
音がある。

ご機嫌いかがでしょう。
今朝も寒いですね。

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今日の気分

今日の気分

これからの時期、走るところが限られる。
知らない道、ちょっと標高の高いところ、日陰は滑るかもしれない、と思いながら走ることもある。

千葉県道177号。
何の変哲も特徴もない道路。

A地点:国道465号との交差点
B地点:千葉県道82号との交差点
13キロほど。

いつ走っても、交通量が少なかった。
わたしの好きな道。

千葉県を走ると「養老渓谷を通って」という言葉をよくきいた。わたしは、たくさ

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今日の気分

今日の気分

脳内ツーリングで走ったところは、

A地点:中国道 鹿野インターチェンジ
B地点:津和野市街

ある夏、
上の画像の左下、長崎で一泊した。天草からフェリーで島原へ渡り、雲仙を走って長崎市街で一泊したのだった。当時のわたしは、異人堂のカステラを食べることもせず、グラバー邸へ寄ることもせず、波佐見焼も(長崎ではないけれど)鍋島焼も知らず、ただ走るだけであった。若いということは、無粋でもある。

わたし

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