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UDATSU BITOを通じて地域資源を考える

今年度受講していたUDATSU BITO の全プログラムが終了した。

▽UDATSU BITO とは


10ヶ月のプログラムの中で私が学びたかったことは、
1. 岐阜を舞台に挑戦する同志たちと繋がる
2. 地域資源を活用したビジネスの手法を学ぶ
3. 30歳までに岐阜県を中心とした生きるビジョンを明確にする

簡単に振り返ってみようと思う。

1. 岐阜を舞台に挑戦する同志たちと繋がる

参加者の他、繋いでいただいた地元の方々や起業家の方々を含めると30名以上の方とお話しする機会があった。共通しているのは「地域への想いを持っている」ことだった。

行動のきっかけはさまざまで、怒り・愛・衝動・人それぞれだが、小さなアクションを起こし続けた結果、偶然にもUDATSU  BITOを通じて交差していた。
10ヶ月間の間にお店を始めた人・空き家を購入した人・新しい働き方を選択した人・マルシェを企画した人など、悩みながらも何かに挑戦していた。そんな方々とお会いしたことにより、自分も何かやってみようかなという熱量が湧き起こり、小さな変化が起こっていた。
温泉寺の広報を始めてたり、イベントを企画してみたり、自分から人に声かけを始めていたり、、、
自然と自分にもできることを考え、行動してみようという熱量が高まっていた。自分の中の感情は「やってみたい」「楽しい」「好き」そんなポジティブさが多かったなあと振り返ってみて思う。それに気づけたのも、これまで地域を知るために満喫することを大切にしてきたからだ。

2. 地域資源を活用したビジネスの手法を学ぶ

将来何がしたいかと考えた時に、一番イメージが沸かなかったものが“ビジネス”であった。今まで地域に対してボランティアのような関わり方ばかりであったし、学生時代も社会人時代もお金を使う側ばかりだったため、事業創造と聞いてもピンと来なかった。講師の方からのセミナーや、チームからの助言によって「こうやって企画案は作られていくんだな」というイメージができるようになった。一方、企画案から実行のフェーズに移す際に必要な手続きや資金調達など、ビジネス案を形にしていくための実務に関してはわからないまま終わった。何かを始めることになった際に、改めて全体像を学ぶ必要がある。

一方、企画案を作ること自体が役立った経験もある。現在の仕事で弊社を志望する学生に向けたインターンシップのプログラムだ。
「今年は全インターンシップの主担当だ」と役割を与えられた時、弊社の事業創出コースで何を軸に進めたら良いかも想像できなかったし、仮説を推し進める上での説得力も乏しかった。自身が参加者(学生側)の立場で参加できたことで、運営(人事部)としてどうしたら良いかが想像できるようになった。
結果として、悩んで考えたインターンシップは良いプログラムになったと思うし、見つかった問題点も今後どうしたら良いか明確になったと感じている。UDATSU BITOでの学びが、同時進行で社会人としての実務にも反映できたのは大きな成果だった。

3. 30歳までに岐阜県を中心とした生きるビジョンを明確にする

このプログラムに期待していたわけではないが、何かのきっかけになればとは思っていたし、次なるアクションに繋げたいとも思っていた。それは必ずしも転職や転居を伴うようなわけではなく、今の働き方や週末の過ごし方を尊重しながら何か始められないか。その方が自分らしく生きられると思っていたし、続けながら見つけるものだとも思っていた。

結論としては、少なくとも数年間は今の生き方を続けながら新しい人生を歩みたいという思いが高まりつつある。というのも、UDATSU BITOを通して考えていたのは地域以上に地域を作る“仕事“そして“人”についてであったからだ。
たまたまであるが、同じグループ会社の人事部マネージャー加藤さんと同じプログラムを受講することになり、岐阜への往復の道中を中心に
地域価値×人事= が果たすべき役割と魅力について語りながら考えていた。

上位概念を念頭に置きながら、実業務としても、“社員が働くやりがいを語る”インターンプログラム設計や、“社員が働くやりがいを紹介する”採用HPの作成など、共通することがたくさんあった。そのために考えていたことは、
・会社の事業内容と将来像を他社比較しながら整理できるか
・いつ、どんな方法で学生に伝えることが最適であるか
・伝えた内容をもとに、いかにして共感してもらえるか

今まで当たり前に向き合っていた自分たちの仕事を構造化しながら、丁寧に進めた1年間だった。その中で気づいたことは、社会人として“将来ありたい地域の姿を想像し、ともに考えることが楽しいし、これからも続けたい”ということ。

これは岐阜で生まれ育った1人の人間としても同じだと思った。
自分が大事にしてきた価値観の中で、魅力的な地域資源を享受しながら働き、生きていきたいと思っていた就活生時代。これを最大限考えながら楽しく生きるために、会社員として働く場所を選んだ、岐阜とは無縁の今の会社。
この想いは今も変わらないが、少し解釈が変わってきた。その地域資源を活かすために考えるのが仕事であり、それを作るのが人である。

地域をフィールドに、仕事に向き合い、人に向き合う。

地域資源とは、私たちの仕事そのものであり、私たち自身だ。


そう考えた時、今平日会社員として人事で働き、一方週末岐阜県民として地域の方々と出会う生活が、本当に理想的だと。
自分が将来どう成長を重ねていきたいかが見えてきたし、目指すべき道に自信を持てるようになったのが気づきだった。そして、その先にある新しいステップも少しずつ進めている。

さいごに

UDATSUBITOを受講し、とにかく楽しい日々だった。頭の中の整理ができた。そして、理想としていた生き方に着実に進んでいく実感の持てた期間だった。

初回ミーティングの時は(流行病で)心身疲れていてどうなるかと思っていたが、今は心身清々しく過ごせている。
2024年は自分の人生が大きく変わる気がしている。豊かに生きよう。

また近々遊びに行きます!


▽過去のレポートはこちらから
第2回UDATSU BITO

第3回UDATSU BITO


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