入学後3ヶ月で 不登校になりました。 #7 引っ越す決意
こんにちは。
子供と「超」真剣に向き合う母NOAです。
現在、小規模特認校に通う小3の娘が
小1だった頃のお話です。
これまでの葛藤、変化を綴っています(^^)
前回の投稿はこちら⇩
小規模特認校 学校見学
隣町の教育委員会に連絡を入れ、
小規模特認校の見学へ行くことにした。
住んでいる家から車で1時間半ほど。
にぎやかなビルを通り抜け住宅地に入り、
さらに進むと緑がいっぱい。
だんだんと家が少なくなり山の中へ入っていった。
こんなところに学校があるの??
好奇心旺盛なナツコはワクワクしていた。
到着すると教頭先生が出迎えてくれた。
地元の大規模校とは違って小さめの運動場。
とはいっても、子どもたちが走り回るには十分な広さだった。
全校生徒40名程度で、そのうち半数の子どもたちか小規模特認校の制度を利用して学区外から通っていた。
さっそく授業の様子を見学させてもらった。
先生たちは穏やかな口調で笑顔で子供と向き合っている。生徒たちも穏やかな表情だった。
授業中に、子どもたちが和気あいあいと会話をしていた。
おそらく地元の学校だったら
『今何の時間?静かにして』
と指示が入るような場所場面でも、
先生は子どもたちの言葉に耳を傾けていた。
放課になると外で走り回り
全校生徒で鬼ごっこをしていた。
そこに先生も混じり一緒に遊んでいた。
威圧的な態度はなく、温かい雰囲気だった。
体育の授業では
子供たちでチームを決め
ちょっとルールを変更してみたり
違うやり方でやってみたり。
子どもの意見に
『いいねいいね!』と言ってくれる先生たち。
子どもたちの個性が消えていないように見えた。
ここなら通えるかもしれない
と直感的に思った。
引っ越す決意
小規模特認校の学校見学へ行ってから、ナツコと今後について話し合った。
ナツコは学校についてどう思っているのか。
学校に行きたいのか。
それとも今の生活が良いのか。
ナツコの本音を聞いてみた。
すると
『学校には行きたい。
私に合う学校に行きたい』
とナツコは言った。
小規模特認校の小学校はどうだった?
と聞くと
「行ってみたい。通ってみたい。
でも、ちゃんとずっと通えるかは分からない。
でも小学校に行きたい。だから引っ越したい。」
とはっきりと言った。
学校に対する不安と、どこか小学校に所属していたいというナツコの本当の気持ちなんだと思う。
ナツコが地元の学校が嫌な理由が、
教師の威圧的な態度だけでないかもしれない。
はっきりとした理由が全てわからないまま学校を変えても、また学校に通えなくなるかもしれない。
また、その小規模特認校の小学校に通うためには、隣町に住民票があることが条件のため、引っ越さなければならない。
いろんなリスクを考えた。
地元の学校ではなぜうまくいかなかったのか、
という原因を見つけることは大切かもしれない。
自分がなぜ嫌なのかわからないまま環境を変えても、意味がないかもしれない。
けれども、全ての原因を見つけられないこともあると思った。
その原因を見つけるためにも環境を変えるということは良いのではないかと感じた。
行動してみて初めて比較ができて、
こちらは自分にとって居場所が悪いとか、
こういう場所だったら自分が合うんだ、
って知ることにもつながる。
動いてみて初めて見えてくることもあるはず。
ここにじっと止まっていては、何の変化もない。
本当に何が嫌なのかが見えてこない可能性だってある。
一歩先に進みたいのであれば、
今現状に留まるのではなく、
何かしら変化をしなければならないのではないか?とも感じた。
さらに嫌になることだってあるかもしれないし、今よりも良くなることが出てくるかもしれない。
でも、合うも合わないも、好きも嫌いも、自分の性格を知る一歩であるのだと感じた。
動けば動くほど自分のことを知ることができ、言語化がすることができるようになるかもしれない。
そもそも学校へ行くことがゴールでなくて良いとも思っていた。
自分にとって何が得意で苦手で、
どういう環境があっていて、
どういう環境があっていないか、
それを知ることが大切なのではないかと思っていた。
そう思うとメリットの方が多いように感じてきた。
実は我が家は子供が生まれた時に、マイホームを建てていて、すでに持ち家だった。
この状況の中での引っ越しというのはかなりの勇気がいることだった。
夫は海外単身赴任中。
娘の様子はLINE で連絡していたけれども、娘の行きしぶりを目の当たりにしているわけではない。
どうしよう、とものすごく考えた。。
これがいいから引っ越せば大丈夫!
こういう学校だったらナツコは通える!
そんな強い説得力のある材料は正直なかった。
でも、これは直感なのだと思う。
直感ですが引っ越します!!
そんな形で
引っ越すことを決めた。