マガジンのカバー画像

一話読み切り

17
・ものごとの両面性 ・ユーモアと屁理屈の狭間で ・通知表に嫌われて ・親子の珍妙な会話 ・ギフテッドへの理解を当たり前と考えるのはNG ・必読:特定分野に特異な才能のある児童生徒…
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

ものごとの両面性

ものごとの両面性

昨日投稿したnoteの引用部分を一部カットした。いつも使わないようにしたいと思っていた言葉が入っていて少し気になったからだった。

Ted Talksから引用した訳文であるため躊躇せずに引用すれば良かったのかも知れないが、ユーモアのあるトークとして引用させていただいたにも関わらず、このnoteで扱うテーマが発達に関わる物が多い故に、ユーモアとして受け取られない可能性もあるかもしれないと思った。

もっとみる
ユーモアと屁理屈の狭間で

ユーモアと屁理屈の狭間で

通知表に嫌われている長男と学校生活について久々に語り合ってみた。

母 :あんた家で屁理屈捏ねるけど、学校でも同じようにやってんの?

長男:うん。俺がやりたいこと邪魔された時だけねw

母 :即答すな。それに邪魔ってどういうこと?誰が邪魔してくるの?

長男:先生。

母 :えっ?凄腕先生?あんたのこと邪魔するの?

長男:うん、掃除時間にこっそり俺が隠れて本読んでたりすると。

母 :おい、そ

もっとみる
通知表に嫌われて

通知表に嫌われて

長男にとって学校生活が崩壊した年の通知表は闇に葬らなければならなかった。当時の担任からの最大限の嫌がらせ、あるいは仕返しだろうと思ったが、学校は所定の基準に基づいて適正に評価したと言うだろう。

学年が変わって以降、通知表はマシにはなったが、それでも「よくできる」は一つもつかない。このことを気遣ってか、現在の担任の先生は通知表を手渡す際、長男にこう言って下さったそうだ。

「学校の基準で評価すると

もっとみる
親子の珍妙な会話

親子の珍妙な会話

時々長男とはくだらない会話をする。塾から帰って夜遅く、さて寝ようかと布団に入ったところでクイズを出される。

長男が話したい内容は本来は多義にわたるが、「山上 憶良(やまのうえ の おくら)」って知ってる?と訊かれて、「うん、おいしいんでしょ?」と回答する母とでも成立するテーマを厳選してくれるようになった。

長男:お母さん、金玉って知ってる?金の玉だよ?

母 :あぁゴールデンボールだろ?

もっとみる