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習慣化のいろは〜習慣化術31から38まで

前回に引き続き、いよいよ終盤、習慣化術31から38まで紹介します。

きっかけ編
1から10
11から20
21から30

ここからは、Kindle Unlimitedにより、読んできた習慣化関連の本を通して、学んできたことをまとめて、私なりに習慣化のコツを示したいと思います。

Kindle Unlimited必勝法はこちら!ぜひ試してみてください。




31 線を一本引きなさい

保管のルールは現場に掲示。

線を引くことで、そこに置き場を作る。
置き場ができると整理整頓が誰にでも容易にできるようになるのです。

トヨタの現場で実践されている手法です。

それはマニュアル書の中に示すのではなく、そのものがある場所、現場に表示することが大切です。

これ、どうするんだったっけ?
ああ、マニュアルにあるか・・・、まあ、いいか、また今度見るとして、今日はここにおいておこう。
となってしまいます!

これを避けるためには、その場でわかるように保管場所を示す線を引くことです。人間は面倒なことをわざわざやるようにできていません。

1ステップで理解できるように工夫しましょう。

清掃は問題を発見するための点検。
ただ気持ちいいから、綺麗になるから、という理由で清掃をするわけではありません(それも否定はできませんが)。

何事も行動に意味を持たせて、見直す機会を持ちましょう。

32 止まって考える時間を設ける

緊急ではないが価値ある仕事を確実にこなす。

仕事をどの順でこなすか、それは自分次第ではあります。
いくら上司の依頼があったとしても、割り振るのは結局自分です。

どんなに忙しい時も、判断するためにほんの少しの間でも立ち止まります。
大きな波に飲み込まれてしまう前に。

どうしようもないことも時にはありますが、まず考える。
そして妥協するポイントを見出す。
必ずあります。

そして、締め切りを考慮しつつ時間を割り振ります。

意識したいことは、緊急ではないが価値ある仕事を確実にこなすことです。
ここをおろそかにすると、自分が無くなります。
ただ、上や下の機嫌取り、言いなりになってしまいます。

自分が自分であるために、すべきことを忘れずに行いましょう。

33 90分×3セットで考えると仕事のリズムが上がる

集中力の持続、最も効果的なものはウォーキング。

3、という数字には魔法がかかります。
3、を出しただけで説得力が増すのです。
本書でも、3回転、というのを出しましたが、3は何かと便利です。

困ったらとりあえず「3」と言いましょう。

さて、3セットです。
90分×3セットで仕事をしていきましょう。

細かいところは、好きなようにしてもらえば良いと思います。
しかし、○○分×3セットで組み立ててください。

これは意外にも効果があります。

1セット終われば、必ず席を立ちます。フラフラと歩いていきましょう。どこでもいいのです。
ただ、休憩中に歩く、ひたすら歩けばいいでしょう。できるなら、10分ぐらいは歩いていただきたいところですが、無理は言いません。
自動販売機まで歩いて、飲み物を買い、帰りましょう。

歩くことは生きることである、と言い切れるほど、人は動かないといけません。
歩けない人も、精神的にでもいいのです。体を揺らす、というだけでもいい。

そして次の90分に取り掛かるのです。

34 目標は具体的に、紙に書く

いかに忘れられるかが頭をクリアにする秘訣。

全て書き出せば一旦忘れられる。
ブロック付箋に現在のタスクを全部書いてしまいましょう。

少し億劫な仕事も勢いで始めてしまいます。
具体的には4章で確認してください。

なかなか次に進むことができずにズルズル、ということがたまにありますが、この方法で無理やり始めて何とかなったということが多いです。

記録を取ることで、客観的にもなれます。
さらに、書くことはPDCAを回すことにつながります。

すると改善につながり、ぐんぐん回り出す。
あとは勝手に回転します。

記録をとるものは、漏れなく向上する。

35 デスクの文具で必要なものは20種類

他は捨てるか共有場所へ

文具はこだわりましょう、と前述しました。
だからと言って、いくらでも好きなものを集めてはいけません。

趣味として集めるのであれば、別ですが、通常使用する文具としては20種類程度。
これを超えるようであれば無駄が発生しています。
内訳の指定はありません、20種類程度で厳選していってください。

それは共有物として、職場の倉庫にでも置いておいてください。

さらに年に一度の廃棄キャンペーンを職場で。
周りを巻き込んで、年に一度はものを廃棄するように仕向けましょう。

だんだんものをなくしていき、業務効率が上がると、さりげなくみんな気づかせる。

ところで文具といえば、みなさん、電話などを伝える際の連絡メモを持っていると思いますか?

これについて、私は最適な解に辿り着きました。

36 最強メモ帳はブロックのふせん

ふせんしか使わない。

なあんだ、と思ったかもしれません。もう使ってるし、という方がほとんどでしょう。

しかし、私も以前から使っていましたが、その使い方は、ふせんの潜在能力を引き出していなかったのです。

以前はふせんも使う、メモ帳も使う、でした。
ほとんどの方はそうではないでしょうか?

これはもったいない。ふせんだけで成立します。しかも大体どこにでも貼り付けられる。メモ帳は捨てましょう。長くメモをする場合はコピー用紙を使います。

メモの技術はあらゆる場面で役に立ちます。
ふせん、はもっと見直すべきです。

仕事は、軽く小さいサイクルにして、成功体験を積み重ねて回転しまくる。

ふせんに書いて、を繰り返していると、だんだん麻痺してきます。その麻痺を利用して億劫な仕事に取り掛かるのです。

取り掛かればこっちのもの、勝手にやる気が出てきます。

37 頑張りすぎている人は非効率的になりがち

完璧主義の人は丁寧すぎてスピードが遅い。

28と重複する部分もありますが、
力を抜く人は多少洗いがスピードが早い。
上手に手を抜く人は見切り発車する。

心臓マッサージをイメージしてください。
力に任せて押すばかりでは、うまく血は回りません。
押して一旦戻すことが重要なんです。

例えば企画はまずふわっと作る。
最善の仕事はパーフェクトではありません。
完成度20%ですぐに意見を求めましょう。

生産性の向上は、一生懸命だけでは生まれない。
早ければ早いほど成長にも評価にもつながります。

立ち止まって考える暇があれば動く。前述と矛盾しているようにも感じるかもしれませんが、何事もメリハリなのです。

38 会社は食べ尽くすまで食べる姿勢

会社は最高の学び場、些細なことを試せる。

今いる環境で咲きなさい、かどうか知りませんが、現状を嘆くだけでは何も始まりません。
それよりも、とことん利用してしまいましょう。

受け身になっていると、なんとなく嫌なことも、こちらが求めれば途端に輝いて見える。
会社もまさにそうです。

私の環境で言えば、市役所にいます。福利厚生はとても充実している。それを利用して独学です。
独学者の地図は常に変わり続ける。
自分の強みの使い方を知る。

今ある財産を使ってこそ、生活の質は向上します。
遠慮なく使ってください。
使われるのではなく、使い倒すのです。


(続きます)

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