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Kindle Unlimitedで年間1000冊読む方法

さて、では、Kindle Unlimitedの攻略法を教えましょう。
私はこれを人類の共有財産として、多くの人に実践していただきたいため、無料公開します。騙されたと思って読んでみてください。

(これは私のKindle本「Kindle Unlimitedで年間1000冊読む方法」を再編したものです)


はじめに

Kindle Unlimitedにより、読書に革命がもたらされました。

私は今までと全く異なる読書のコツを発見しました。

皆さんに、こっそり教えます。

是非とも、参考にしてみてください。

私はこの方法により、

Kindle出版ができた
習慣化した
独学が継続している
仕事が楽しくなってきた
副業を始められた

と、いいことばかり。

これを読んで、Kindle Unlimitedを攻略し、

より良い読書ライフを謳歌しましょう!


第1章 Kindle Unlimited攻略法

何事にも攻略法はあって、

それを知っているかいないかで、ずいぶん達成できることが変わります。

これはKindle Unlimitedを100%使い倒すための攻略法です。

ただ単に読んでいるだけではいけません。

それでも十分役に立つことは確実ですが、より効率的に、どうしたらKindle Unlimitedの力を最も活用できるか、私がやっている方法をお教えします。

すでに知っているよ、という方法もきっとあります。
その場合は、自信を確信に変えてください。

やっていなければ、一度お試しあれ。
きっと質の高い読書体験ができますよ。

それでははりきっていきましょう。


1 ぜんぶ読め

さて、いきなり重要なことを言います。
この本の核はここです。

Kindle Unlimitedは読書に革命をもたらしました。

すなわち、これまでの読書法は、「つまらない本は数ページ読んで止める」という方法がほとんどでした。
読書法の本には、いかにして早く読むかと言うことが書かれていますが、おそらくその9割9分に出てくるコツが、つまらない本は読まない、です。

至極真っ当な意見であり、私もそうしていました。

しかし、すでに速読法を確立している猛者ならいざしらず、速読法を学ぶ最中である我々にとって、つまらない本とはどういうものか、また、読むのを止めるといってもどこでやめるのか、結局わからないままふらふらとさまようように読むということが多かったわけです。

そうではありませんか?

しかしKindle Unlimitedによってそのコツは覆されます。
全て読んだ方が良い。
すなわち、Kindle Unlimitedで1ページから最後のページまで全てめくって読む。

もちろん、一言一句熟読するということではありません。

確かにKindle本、特に個人出版のものは、内容の質が担保されていない場合があります。
自分でも出版しておいてそんな事を言うのははばかられるが、事実です。

実際、この本だって出版社から出るものに比べると、対価を支払って読もうと思うものではありません(でも精一杯書いてますよ)。

だから、そんな本は読まないという選択肢も確かにありますが、ここで読まないのではなく、全て読むという側へ向かいましょう。

時間の無駄ではないのか、という疑問は当然出てくるでしょう。

しかしKindle Unlimitedで読んでいるうちに気づいてくると思いますが、まず、Kindle Unlimitedは読み飛ばすことが苦手なのです。

ページをまとめて飛ばすには、いくつか方法がありますが、そのどれも、紙の本を数十ページ飛ばすのと雲泥の差があります。はっきりいうとその方法は面倒臭い。

だから、逆に全部めくれば良い。
逆転の発想です。

内容自体は入ってこないかもしれないが、一旦全部めくって最初から最後まで読む。
つまらない本でも読んでしまえば良いのです。

ページをめくるだけあれば5分ほど、いや最短2分ほどで全部めくれます。
まずは何も考えずに全ページめくる、というのが攻略法の第一歩です!

2 脳に映せ

さて、全部めくることにします。
それだけでいいのか?

それだけでも一定効果はありますが、
もう少しコツがありますので、お伝えします。

まず、高速でめくるのを眺めます。

脳はそんなにやわではありません。

脳の力を信じて、すべてめくり、「脳に焼き付ける」という方法がKindle Unlimitedを読む場合に有効なのです!

速読法の本にも、すべてのページを実際にめくって目に焼き付ける、という方法がよく出てきます。

私も実際の本でやってみたことがあるが、これはなかなかできない。

しかし、Kindle Unlimitedですべてのページをめくるということは、

画面に表示される
指でタップすると、一瞬消えて、次が表示される

という過程を経ます。

ここにデジタルであることの有効性が現れます。

つまり、それは実際の本をめくる場合と違い、確実に表示され、確実に消える。
だからこそ、全ページを脳に焼き付けることができる、というわけです。

実際の本をめくっていると、意外とムラがでます。
ページめくり達人の領域になれば、全ページ満遍なくめくることができるかもしれないが、大勢の慣れていない速読初心者である我々が、都合よく全ページをまんべんなくめくれるわけがない。

少し考えれば気づくことですが、そこはあまり追求されない。
読書家はきびしいのです。それをやれという、無理だ。

しかしKindle Unlimitedは違います。

繰り返しますが、確実に誰でも画面をタップするだけで、次のページの全部の文字が表示され、そしてもう一度、トン、と叩くとそれが消えて、次のページが表示される。
この有効性を想像してください。
この構造であるから全ページ読めば良い。

これこそがKindleの特徴であり、有効な点であり、これを利用しない手はない。

大丈夫、どんなに質の低い本でも得るものはあります。


3 吐き出せ

しつこいぐらい繰り返します。

今まで、読書法では、読まない、ということにポイントを置いていたように思いますが、Kindle Unlimitedでは全部読みましょう。

Kindle Unlimitedにはあらゆる本が詰まっています。
それを大量に本を読んでいるうちに、自分が本を書くことができそうなネタが見つかります。

Kindle Unlimitedで年間500冊、1000冊と読んでいると自然に、自分も書けそうだと思えてきます。
そう感じたら、掴んだものを吐き出しましょう。

そうして1冊、出版できれば、自然と2冊、3冊目の出版へ繋がります。
そこから派生し、さらに4冊、5冊と出版することができます。

いやいや自分には無理だ、と思うかもしれません。

いいえ、確実にできます。

これもKindle Unlimitedにより飛躍的に量を稼ぐという意味がもたらした利点です。
言い切ります。事実私にだってできたんですから。
勇気を持ってください。

具体的にどうやって出版するのか、はたくさんその類いの本が出ています。
それを読んでみてください。

私なりの方法も現在執筆中です。
1ヶ月後ぐらいには出しますので、読んでみてください。
それも革新的な手法です。ご期待ください。

ここでは何らかの方法により読んだものを吐き出すこと、と頭の隅に置いてください。

仕事に役立つため、Kindle本を書くため、キャリアアップのため、色々あると思いますが、その目的に応じたアウトプットがあります。

逆に言えば、アウトプットを中心に考えればいいわけです。
細部にわたって読む必要は全くない。

参考書として血や肉にしてしまうようなものについては、アウトプットというよりは何度も繰り返し、回転させる学習法で何度も何度も読みましょう。

この参考書として使用するような本については、Kindle Unlimitedよりも実際の本を利用するのが効率的です。

4 引っかかりにしるせ

ただ眺めて、何も残らないのではないか、という不安が付きまといますよね。
そう、10分やそこらで1冊読むと内容が入っていないのではないか、と疑問が浮かびます。

これに関して、吐き出さないといけない、という思いのもとにページをめくると、何かしら得ることができます。
脳の力を侮るな。

断っておきますが、ゆっくり読みたければゆっくり読んでも問題ありません。
そう読むメリットももちろんあるわけですから、たくさん読まなければいいのであれば、ゆっくり読んでください。

好きな作家の文章を、晩酌しながら眺めるのは至福の瞬間です。
描写を味わうための文章もあるんですから。

さて、読んでいると、これは良さそうなところだな、と感じることがあります。
どんな本でも1箇所はあるでしょう。

ないな、と思った方、活かしきれていないだけではありませんか?
自分が利用しようと思えば、どんなことでも利用できます。
利用したほうが得ですよ。

そう思った時にすかさず、しおりを挟みましょう。
Kindle本であれば、どのような端末でもしおりを使うことができます。

右上(端末によっては左上)をタップするだけです。
ワンタップでできる、ということが重要です。

これで自分が引っかかったところにしるしを付けましょう。
これを吐き出す際に利用します。


5 一旦忘れろ

その本を活用するためには、必ず後でアウトプットが必要になります。

自分の頭の中に、その印象に残ったことを全て記憶できているのであれば、特に問題はありません。
が、そんな超人はいません。
また、それを覚えていようと意識してしまうと、他の仕事、生活、すべてが滞ってしまいます。

頭の中はできるだけ余力を残し、全て他のものを出してしまうことを意識しましょう。

そのためにもKindle Unlimitedで読んだ印象的な箇所、今後何か使えそうな所についてはしおりを挟んでおきます。

その上で、Kindleを閉じれば一旦全て忘れましょう。
引きずって本のことを考えない。
カチ、とスイッチを切ります。

具体的に閉じるようになっていればスイッチも入りやすいかもしれません。
カバーで本タイプを選べばそれが可能です。


6 端末を複数持て

携帯、タブレット、今や一人一台ではないでしょう。
Kindle Unlimitedを契約しているのであれば、少なくとも携帯とKindle端末の2種類はあるはずです。

複数の端末で読むということは、続きがすぐにどこでも読めるということです。
これは意外と便利。意外というかかなり便利です。

なぜなら、実物の本を持って外に出て読む、帰ってきて、続きを読む場合、その本がないと読み始めることができない。
人間、信用ならないもの。本をどこに置いたかと探すことも時間がかかります。
時間がかかればもう読みません。

それを全て排除し、さらにいつでもちょっとした待ち時間、1分・2分ぐらいの時間で読むことができます。本の読書経過は全てクラウドに保存してあるのですから、別の端末に移っても続きが読めるわけです。素晴らしい。

この情報の共有ともいえるような、新しい読書技術。
これがKindle Unlimitedで可能になります。
見落とされがちですが、これはこれで革新的ですね。

ぜひ利用していきましょう。


7 20冊同時に読め

もう、一冊終わらないと次の一冊に進まない、という人はあまり多くないかもしれません。
ひとつの本に集中して、それを読めば次の本に進む、というやり方は非効率的です。

どんどん次々に新しい本をつまみ食いしてください。
じっくり読まなければ理解できたい堅い本を読みながら、軽い一冊、少し楽しい一冊、というふうにバラエティ豊かな本を一度に読むことによって脳を飽きさせない。
脳をいたわるわけです。

そのために、Kindle Unlimitedの同時に利用できるのは20冊という制限を、逆に利用しましょう。

Kindle Unlimitedで登録できる20冊を、様々な種類にします。
厳格なルールでなくても大丈夫です。
何かを調べなければならないという時、その分野の本について10冊登録し、他の10冊を自分の好きなもの、小説、ビジネス本などいつも読むような本にする、ということでバランスを取ります。

もし何か学ぶため、まとまった本を読むという場合でも、全てそれで埋め尽くしてしまうと非効率的です。
必ず、気分転換の本を一定割合で入れておきましょう。


8 ハイライトを使うな

様々な機能のうちハイライトは使わない方がいいと思います。
文章の重要部分に線を引く機能です。

試しに一度やってみてください。
どんな端末であっても、その自分が思った箇所にハイライトを引くということは少しコツがいる。
慣れないとかなり時間がかかる。

ああ、一文字多い、とかすぐにイライラしてきます。

これは結局読書をする時間を削いでしまいます。
それであればページ全体に印をつけておいて、読み終わった後にまとめて自分が印象に残ったところを読書メーターなど他SNSなどでまとめておくということが効率的です。

読書に関しても、とことん効率性を追求すること。

読書を発展させ、正のスパイラルとして非常に良い効果を生む方法でもあります。そのためにもこのスピード感を重視する。
ハイライトを使わない。

他の機能、辞書機能なども使う必要はありません。

少なくとも Kindle Unlimited で辞書機能を使う意味はほとんどありません。
あとでネット検索しましょう。


9 残りページを表示せよ

残りページは必ず表示させた方が良いと思います。

左下をタップすれば表示できます。
もしくは端末の設定を確認してください。

これは自分が今どこの位置にいるのか、ということを正確に把握する。
今までどれだけ進んだのか、これからどれだけ時間がかかるのか、ということをいつも考えられるからです。

何事も、自分がコントロールできることが多い方が幸福度が高まります。
だから読書もコントロールしましょう。

残りページを表示するだけで、「ここまで読み進めた」支配できた、という感覚が得られます。

たかが読書で、と思うなかれ、そのほんの些細な自己肯定感が、大きな違いになってきます。

まず、自分が掌握できる物を増やしましょう。

読書にコントロールされているのではない、我が読書をコントロールしているのだ。

ってね。


10 得をしているという感覚を持て

本は1000円で1冊しか買えない。
対して、Kindle Unlimitedは1000円で2,000,000冊読むことができます。
これは圧倒的な違いです。

今まで読んできた様々なビジネス書が、本を読むのコストは極めて低いと説明していました。
しかし、Kindle Unlimitedが始まった。
現在、本のコストパフォーマンスは低い。
これは新しい真理ではないかと私は思っています。

正直、お金を払って本を買って読んでも、価値のあるものに出会う可能性がかなり低い。
いや、本であればなんでも利用すればいいんだよ、と思うかもしれません。
しかし、それにしては高い。

いいですか、我々は1日500円で生きていかなければならない世代です。(知りませんが)

本は読まなければ負ける。けれども無駄な出費が多い。
だったらKindle Unlimitedで全部読めばいい。

ここに気付けるか気付けないか、大きな違いではないでしょうか。

これからの世の中はこれが基準になります。

Kindle Unlimitedが突然サービス停止し、読み放題プランがなくなったとしても、他のサービスがそれを補完するでしょう。

Kindle Unlimitedで得をするのです。

その感覚を持つと、さらに読書ははかどります。


11 謙虚にいろ

本の価値はそれをつまらないと切り捨ててしまうのが惜しい。

そうではなく、最大限利用することが我々にできること。
まず価値がないと切り捨てる前に、その本を利用する度量がないと自覚しましょう。

その気になればどんな本でも利用することができます。

もちろん、読み方にはいろいろあります。
エンターテイメント小説を読んでその物語に没頭したい、というのであれば、つまらなければつまらないと切り捨ててしまってもいいと思います。
これをブログなどにアウトプットして、収益を得ることもできるかもしれません。

しかし、そうでなく、ただつまらないというのは非常にもったいない。

本をとことん利用し、新たな発想を得るのです。
謙虚になればそれは可能です。

読書だけでなく、生活全般に言えるかもしれない。

謙虚は美徳です。


12 トイレで読め

読む場所について、制限はありません。
様々な場所に端末を散りばめておきましょう。

Amazonセールで買っておけば半額近くでKindle端末が手に入ります。

1分間、時間が取れる場所に置いておき、癖のようにすぐに端末を起動し読んでしまいましょう。

そうする癖をつけておくことによって、読書はどんどんはかどります。
読むスピードもどんどん速くなります。
自分の脳の力を信じて、場所など限定せずにどんどん読んでいきましょう。

私もいくつかここで本を読む、という場所があります。

まず1日に5・6回は使うトイレ。

排尿する時ももう皆さん座って行っていますよね?
立ってやっている方は、自分で掃除をしたことがない人だと思います。
その衛生的な面からも座って行った方がいいに越したことはありません。
しかし読書という面から見ても、座る方がメリットが多い。

ただし、デメリットとしてトイレにいる時間が長くなってしまう。
家族と一緒に暮らしている人などは、それにより怒られてしまうということもあるかもしれません。
だから気をつけて、朝の忙しい時間などは短時間で済ますようにしましょう。

トイレでの読書については比較的軽いものが良いと思います。
トイレの時間と言ってもそれほど長くはなりません。ですから短い章で構成されているハウツー本やまた小説などはいいかもしれません。
私はよく料理本を読みます。眺めるだけでいいようなもの。

しかしあまり限定せずに、自分の好きな本を好きな場所で読むということでいいと思います。


13 職場で読め

次に職場です。
これもかなり読書ができる空間です。

職場で何をするか。

もちろん仕事をするわけですが、仕事に至るまでに色々とルーティーンや雑務というものがあります。
この中に読書の時間を加えます。
毎日定着してしまえば読書は驚くほど進みます。

私は現在月に40冊Kindle Unlimitedを中心に本を読んでいます。
短い本もありますが、商業出版として出される本がほとんどですので、量としてはかなりあると思います。

それだけ本を読んでいれば何か得るものは絶対にある。

職場で読めば読書自体も進みますし、あまり周りに悪い印象を与えません。

これだけ携帯が普及した。
なんという便利なものだと、時間があれば携帯を見ているという人が9割ぐらいあると思います。

その中においてKindle Unlimitedを読んでいる。
見ようによっては携帯を見ているようにも思いますし、Kindle端末を利用しているのであれば読書の好きな人なんだな、という印象を与えることができます。

これは決してマイナスではありません。
時間があれば読む人なんだな、という印象を周りに与えてしまいましょう。


14 車内で読め

読書場所として見落としがちなのは、車の中です。
生活環境により車の利用頻度は変わってきます。
地方在住であれば、車は必須ですね。
通勤手段と捉えてください。
電車内でもいいでしょう。

車の中は、もちろん運転する場合は本を読んでいる場合ではありません。
と、言いつつ運転している時も本を読むことはできます。

それが聞き読みです。
この聞き読みについては後ほど説明するとして、

ここでは端末を使った普通のKindle Unlimitedの読み方です。
運転中には、当然本を読んではいけません。
危険です。
しかし、運転するということは、ただ目的地に向かって進み、目的地で車を駐車させるということです。
特に家族と暮らしていれば、家族の送り迎えなども頻繁に利用します。
待ち時間は必ず発生します。

そんな時に、ただ車の中にいるだけという時間は非常にもったいない。
他にやることがあるのであればそれは別にいいのですが、結局この時も携帯を見てSNSやらなんやら、確認など何か暇つぶしをするというようなことが中心になりがちではありませんか?

Kindle Unlimitedによって、その時間さえも読書として利用できるのです。

そこに気付いた時、読書に革命が起こったと感じました。
何度革命と思っとんねん、と突っ込まれそうですが、事実です。

気づいているかいないかだけで全然違います。
だから今気づいたのであればすぐに実践してください。

人生が変わるレベルで、役に立ちます。


15 闇夜に読め

Kindle本は、夜暗いところでも電気を受けることなく読むことができます。

普通の紙でなく、電子画面なのですから当然です。
内側にライトがついています。
これもぜひ活用しましょう。

今までは暗ければ読めなかった本が、どんな状況であろうと読めるのです。
バッテリーは気にした方がいいですが、端末を複数持つことで解消できます。

こんなことを言えば、子どもに勧めないでくれ、とか、目が悪くなる、というようなことを思ってしまう人もいるかもしれません。

確かに成長期にある子どもについては、それにより目が悪くなるということはあると思います。だから積極的にオススメはしませんが、もう視力が固定化してしまった我々中年からすれば目が悪くなるということは、どちらにしても緩やかに進行するだけです。

私が読んだ本によれば、暗いところでライトをつけずに本を読む、という行為は目を酷使こそすれ、視力の低下と必ずしも一致していないという研究があるようです。
ですから、それほど神経質にならずに読む機会があれば、すぐに起動し読んでしまえばいいと思います。

そのメリットがデメリットを上回っていると確信しています。


16 ワンステップで起動せよ

Kindleについても、できるだけワンステップで読めるようにしましょう。

というのは、Kindleを起動し、本を選択し、設定を解除し、本を読む、とするともうあまり読書をしなくなるような気がします。

めんどくさいことは罪です。

人間はその行動をするまでに何ステップ、これがあればあるほど習慣化しないようになります。
経験から実感としてみなさんも分かってもらえるのでは、と思います。

この辺りは拙著「習慣化のいろは」を一読ください。

面倒くさいですよね、その面倒くささを感じないように、できるだけワンステップで起動するようにしましょう。

そのため、Kindle端末を買うときも、広告付きは絶対にやめてください。
何千円かの違いだけで、広告付きのモデルがありますが、その何千円程度はおそらく数百万円の価値の違いがあります。

1秒でも惜しむことというのが、習慣化のコツです。
Kindle端末についても、それをしっかりと守り、スイッチを押せばすぐに起動し読むことができるという状態が理想です。

複数ある端末で、全てそれにしてしまうというのは無理かもしれません。
できるだけ、どの端末でもステップ数を減らしていきましょう。

17 聞きよみ有効

Kindle Unlimitedの利用方法として、ぜひ試してみてほしいことがあります。

「聞き読み」です。

スマートフォンの音声読み上げ機能を利用し、Kindle本を聞くという方法。

当然、機械が読みますので、読み間違いは一定割合であります。
しかし、前後の流れで意味はわかります。

2倍速でも充分理解ができます。
だからそれを利用して、隙間時間にどんどん本を読んで読んでてください。

人間、耳が空いている時間は意外というか、当然、かなりあります。
その間もKindle本を読むことができたなら、圧倒的な読書量になります。

隙間時間全てそれに当てればいいのかもしれんませんが、私としては、学習音声があったり、Podcastを聞いたりと、すでに結構な時間音声を聞いていますので、それほど当てられないのです。

が、なんのための時間配分なのか、を考えるとKindle本を読むことがベストであるように感じます。

ぜひ利用してみてくださいs。


18 2倍速で読め

小説はなんのためにあるか。
起爆剤として。ビジネス本をより早く読むため。

小説を読む意味は人それぞれですが、ビジネス本をより早く読むために、小説本をその起爆剤として使います。

小説本の入りやすさ、読みやすさ、物語に没頭する感覚、とか様々な効能があります。
読書のストレッチのようなものです。

ですから、全く読まないよりも、それを少し読んでその読みやすさのストレッチをした上で、いろんな筋肉を使うという意味でも小説を読むべきです。
何より面白いしね。

小説を読む際のオススメとして、隙間時間に前述の聞き読みで読むのです。

2倍速にしてもしっかり意味はわかります。
小説って結局ストーリーを追うだけでしょ?

そうでない小説はじっくりゆっくり読んでください。

19 入れ替えは週一度

Kindle本20冊はいつでも入れ替え可能です。

もちろん読み終わった側から次の本を選択できるのですが、それをすると気づけば、自分の読みやすい本ばかりが高速で回転しています。

逆に読みにくい本については、全く手をつけずに、どんどん昔のものになっていくという現象が起こります。
それを防ぐために、少し制約を設けましょう。
本の入れ替えは週一回に限定します。

このルールを決めておいて、その入れ替えまでには本を入れ替えず、できるだけ今ある本20冊の本を読んでいきましょう。
バランスよく読めるようになります。

時として、いろいろな本を読まなければならないことがある。
自分の好きな本や、読みやすい本ばかりを選んで読んでしまうと、人間は発展しません。

年間1000冊を、出来るだけ有効な本を読むために、ぜひ取り入れてほしい方法です。


20 月の初めに今月のラインナップをチェックせよ

月の初め頃に、Kindle Unlimited対象本の入れ替えがされます。

大手出版社が製作している本については、期間限定である可能性があります。
個人で製作された本は、よほどのことがない限りは永遠に対象にするでしょうが。

月の初めに、Kindle本のラインナップを確認しましょう。
意外な本が対象に加えられていることが多々あります。
その対象は年々増え続けている状況です。

終了するものももちろんありますので、見つけたらすぐに読んでしまうのがベターでしょう。

見逃さないように、定期的に確認しておく必要はあります。


21 読む本は、本読みのオススメ本から選べ

私は読書メーターを使って記録しています。

読書メーターには記録の他に重要な役割があり、それが他のレビュアーの記事から次に読むべき本を見つける、というものです。

これは非常に役に立ちます。

それまでに読んだ本の傾向から、この人とは傾向が同じだと思う人が出てきます。

その人を「お気に入り」に入れておけば、情報がフォローされる。

その中から探すのです。

読書好きが読書メーターを使っていますので、当然読書量も多く、簡単な感想もついている。両得な方法です。

ここで見つけた良書は多い。

読書メーターでなくても、同じようなサービスであれば問題ありません。

対象の本がKindle Unlimitedでなかったら、残念。たまにあります。これはどうしようもない。よほど気になるようなら買いましょう。

しっかり、他人の知恵を借りましょう。
巨人の肩を借りるのです。


22 目的を持て

以下はKindle Unlimitedだけでなく、通常の読書法でも頻繁に出てくるコツです。
ご存知のものがほとんどでしょうが、復習の意味を込めてあげておきます。

絶対に目的を持って使う方が良い。
目的は何でも良いのです。

勉強のためであっても、Kindle本を書くためであっても良い。
とにかく目的があれば読書は進みます。
起業のため、仕事のため、キャリアアップ、いろいろあると思いますが、そういう目的を持って読むと言うことが、読書をはかどらせます。
読書を進化させる。

私の場合は、今は「Kindle本を書く」という目的です。

いろんな意味でこれは非常に有効です。
その辺の意味合いも、Kindle出版術の本で紹介しますので、一読ください。

まず目的を持って読み始めましょう。

23 たくさん読め

それができんのよ、と言われそうですが、文字通りたくさん読みます。

Kindle Unlimitedで読むと早ければ1冊10分ほどで読めます。

だから量産しましょう。
読めば読むほど読むコツを掴み早く読めるようになります。

私もはじめ、月20冊を目標に読んでいましたが、Kindle出版のために、大量に読んでいると、やがて月30冊になり、さらに40冊になり、50冊になり、気づいたら年間1000冊に達していました。

気付かぬうちに際限なくスピードは上がります。

これは単に、早く読むということを意識して読書を続けているだけです。
不思議と自然と速くなります。


24 顔の筋肉を最大限活用せよ

読書は筋トレに似ています。

トレーニングすればするほど、筋肉がつくように、読書のコツも身につきます。

これは、比喩でなく、読書に活用できる筋肉がつきます。

眼球を動かす筋肉。
ページをめくる筋肉。
高速で理解しようとする脳。

これらは鍛えることができるのです!

鍛えるコツは習慣化です。

筋トレは毎日しないほうがいいと言います。
筋肉を休めることで、発達する。

読書のコツは毎日すること、習慣化してしまうことです。

それができれば加速度は増します。

おわりに

いかがだったでしょうか?
もう知っている方法だった?

いや、まだあまり知られていないのではないかと自負しております。

全部読む、なんてみたことがない。

でも、この方法で半年近く読んでいます。今まで新しい読書法を知っても、ほとんど続きませんでした。根気強く続けていれば違ったかもしれませんが、私は断念した。

それが続いている。
冊数は増え、Kindle出版につながった。

盲点、と言えるかもしれません。

今なら、まだこのブルーオーシャンで、泳げます。

ほとんど、人のいない、海に浸るのは、なんと気持ちの良いこと。

まだ間に合いますよ。

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