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ココロが揺れた映画感想文

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もう一度観たい映画の感想を書いてゆきます。
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#映画感想

四月になれば彼女は

四月になれば彼女は

前から観たいと思っていた映画、
「四月になれば彼女は」が、今頃になって、近くの映画館でやっと上映されました^^

(ストーリー)

大学時代、同じ写真部のハル(森七菜)と恋に落ちた藤代俊(ふじしろ、佐藤健)は、彼女と世界旅行をしようと計画し、いろいろ情報を集めてスクラップブックまで作った。
 旅行の許可をハルの父親(竹之内豊)から得ようとハルの家を訪問した藤代は、そこで、意外なモノを父親から見せら

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星の子/今村夏子

星の子/今村夏子

「星の子」は、今村夏子さん原作の小説。
私が初めて今村夏子さんの本を読んだのは、
「こちら、あみこ」で、たぶん生まれつき、
周りの人と協調するのが難しい子のお話しでしたが、この「星の子」は(宗教二世)の子の物語です。

主人公の林ちひろ(芦田愛菜)の両親は、バカ高いお金を出して(金星のめぐみ)という水を、ある宗教団体から買っている。初めは会社の同僚がタダでくれていた水だったのだけれど。
 自分の子

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映画「渇水」

映画「渇水」

 群馬県前橋市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は、日照りが続き、取水制限が叫ばれる町なかで水道料金🚰を滞納している世帯を回っては、水道の栓を閉じてゆく仕事を繰り返していた。

そんなある日、岩切は幼い姉妹を抱えるシングルマザー(門脇麦)の家を訪ねるが、彼女は水道料金を払うどころか、幼い姉妹の子供を置き去りにして、家を出てしまう。

残された姉妹が(パパは船乗りで、今頃はスエズ運河を航海してい

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映画「こちら、あみこ」

映画「こちら、あみこ」

今村夏子原作の映画「こちら、あみこ」を見た。
あみこは、字が読めない。
人の気持ちも読めない。
(と、家族やみんなから思われている)

あみこのお父さん哲郎(井浦新)は再婚して、新しいお母さん(尾野真千子)が出来たが、自宅で習字教室を開いて、あみこには、あまり、かまってくれない。
あみこも習いたいと習字教室をのぞくと、
継母から「あみこさんは学校に行ってないからダメ!」と、ピシッと言われてしまう。

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