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住みたい場所


生まれも育ちも北海道な私。

転勤族となり
北海道を離れて丸7年が経った。

最初こそ北海道が恋しくて辛かったけど
その土地で何とか生き方を見つけた頃に
また転勤となった。


世の中は正体が分からないウィルスに
怯えて生活を始めた
コロナ禍初期に転勤になった。


転勤先の新しい土地は
コロナ禍の影響で
トイレットペーパーもティッシュも
全ての生活用品が品薄状態、もしくは品切れで
とても困った。

転勤族なのでその土地に知り合いもいなければ
実家はどんどん遠くなる。
気軽に欲しいものを送ってほしいと
言える訳もなく
転勤族の不便さを
生活しながらしみじみ感じる事が多かった。

そんな時にふと思った。


私はこの先
北海道に住むことになるのだろうか。


初めての転勤の初期は
北海道に帰りたさすぎて
泣いたりヒステリーを起こす事もあったり
そして生後8ヶ月のわが子を連れての転勤で


私の心は壊れた。


産後うつも経験した。
産後うつは結構酷く、復活するのに
約3年かかった。

そんな事も経験して今のこの土地では

3年が経過した。


そしてまた思う、
私はこの先、
北海道に住むことがあるのだろうか。

自分の気持ちだけで言えば
今すぐに北海道に帰りたいという気持ちは
なくなった。

はっきり言ってしまえば

帰りたくない。


今のこの土地が意外と自分に合っている感じも
するし、
子供の活動拠点も既にここにある。

それを投げ捨ててでも
北海道に住みたいという気持ちは
私も夫もない。


夫に関して言えば
北海道にはもう住みたくないと言っている。笑

極端なものだ。

それでも生まれ育った場所だから
ふとたまに
空気も美味しくて
冬の冷たい空気も好きだし
夏の終わりの急に涼しくなる夕方の空気、景色、
美味しい食べ物、そして家族がいる


北海道にまた住みたい

と思う事もある。


ちょっと田舎の方に住んでみたい。

そんな考えも出てくる。


北海道を離れて
北海道の良さを痛いほどに感じる事も
沢山あった。
切ないほどに。

住みたくない、住みたい…の考えを
行ったり来たりで
答えは出ないし
今すぐ答えを出す必要も無いのだけど

生まれて育った場所というのは
やはり自分のルーツであり

人生の始まりであり

暖かい場所である。


答えは出なくても

心のどこかで決まっている気もする。


北海道に住みたい。
大好きな北海道に。


私が1番自分らしくいられる場所。


そんな事を
ぐるぐると考えるように
なってきた、そんなお年頃です。

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