最近の記事

結論、博士課程に行くべきかどうか

ここまでいろいろ自分の博士課程学生生活を振り返ってきて、ポジティブな要素ネガティブな要素を挙げてきたけど、実際のところどうなのか。というハナシ。 結論、大半の人は進学しない方がいい、と思う。 特に、教員に勧められて進学するか迷ってこのnoteにたどり着いた人(居るか知らんけど)なんかは、悪いことは言わんから辞めた方がいい。 進学した方がいい、進学してもいいんじゃないかと思う条件は個人的には ①大学あるいは研究所などの研究者になりたい人 ②実家が太くて将来特にやりたいこ

    • D進で心配だったことの答え合わせ

      D進前に不安に思っていたこと、ネガティブな要素は実際どうだったのか、の答え合わせ。 このとき思ったことは正しかったのか。 ① 収入が相対的に少ない これはマジのガチでそのまんま。ただただ金がない。実家勢はギリ耐え。自分は実家勢。一人暮らしは正直よっぽど実家が太くて支援が充実してるとかじゃないと無理ゲー。 社会人の友達と遊ぶときは大分気遣わせてたと思う。 学振がいつから月20万なのかは知らんけど、ここ最近物価ものすごい上がってるのに学振は据え置きなのはどうかしてると思

      • D進決意の理由(博士生活の予想)の答え合わせ

        M2のときにD進を決意した理由をいつかの記事でまとめたけど、3年間を終えて、それらは実際どうだったのか、の答え合わせをしてみる。 ① 3年で卒業できそう ⇒実際できた。ちゃんと学位も取れたのでめでたしめでたし。ここに関してはまあ書いた通り、なんやかんやで3本書けた。ただ、想定よりもかなりぎりぎりでアクロバティックな修了になったことは強調しておきたい。 ② (民間企業への)就職は問題なさそう ⇒ハッキリ言って微妙。予測してたよりも、就職活動は厳しかった、というのが本音。

        • 博士課程の学生生活の振り返り

          これまでの記事でいろいろ言うてきたけども、まあ結局のところは博士課程には進学して3年で学位をとったわけで。てことで3年間を振り返ってみようと思う。 1年目(D1) 無事学振ももらえて、最低限のお給料をいただけることになった。最低限とは言いながらも、実家暮らしなのもあって、軽い気持ちで飲みに行けるくらいにはなったのが、かなり心の余裕になってた。正直一人暮らししてたらやり切れてなかったと思う。 なのでD1の振り返りといえば、ほぼ毎週のように研究室の後輩たちもしくは地元の友達

        結論、博士課程に行くべきかどうか

          D進やめたい(半年ぶり2回目)と思ったときの話

          いつかのブログ掘り返し5回目。M2の8月、博士進学試験のプレゼンが終わったときに書いた記事。このときが一番メンタルやられてた記憶。 なんかもうやめる的なニュアンスで書いてるけど、結局引き止められてこのあとちゃんとD進しました。 博士後期課程入学試験を終えた。それ自体はどうでもよい。 試験用の研究内容プレゼン資料を作成している途中、猛烈に精神がしんどくなった。 ほんまに俺D進したいか? というかそもそも決意したときからモチベ0でなんか他の条件見て嫌々決めただけちゃう?

          D進やめたい(半年ぶり2回目)と思ったときの話

          進学をやめない理由(という言い聞かせ)

          過去のブログ記事掘り返し4つ目。タイトルの通り進学をやめない理由として自分に言い聞かせてた時。 学振(DC1)申請書を提出した。 なんとか自分が1st authorの論文もsubmitにこぎつけた。ので、あくまで「参考」としながらもがっつり太字で研究遂行能力欄に書いてアピった。 とりあえず、まじでしんどかった。 何回後悔すれば気が済むのかってくらい進学決意を後悔した。 「じゃあ今からでもやめればいいのでは?」 ってのはその通りなのだが。 今回は、この前書いた要素

          進学をやめない理由(という言い聞かせ)

          D進をM2の段階で後悔した時の話

          過去のブログ記事の掘り返し3つ目。M2の5月くらいに、早速進学を後悔していた時の記事。今思い出しても、なかなかメンタルやられてた。 まだ進学してもいないのに早速後悔して大きく気持ちが下がった(そしてなんとか持ち直した、たぶん)。 なにがって、やっぱり自分の場合、志(こころざし)的な部分が弱いのが痛いと思う。なにを隠そう、進学理由「ボスに言われたから」なので。 学振の申請書を書く(+実績のために論文書く)作業がしんどすぎて、かなり心が折れそうになったときに、「人に言われて

          D進をM2の段階で後悔した時の話

          D進(博士課程進学)すべきでないと思う理由

          この記事もいつかのブログの焼き直し。行ってもいいと思った理由に対して、行きたくない理由を書いていた。当時、M2春。 (修士卒で就職した生活の想像との比較で)D進をためらった要素、すでに後悔してることを書く。 理由① 収入が相対的に少ない 圧倒的にこれ。金は社会人同期と比べたらマジで少ないことは間違いない。なんてったってボーナスが出ないので。かつ残業代も。基本給も1年目はともかく2,3年目は学振の20万と比べても差が間違いなく出る。 そしてそもそもDにいけば学費がかかる

          D進(博士課程進学)すべきでないと思う理由

          D進(博士課程進学)した理由

          D進を迷っていた当時のブログを発掘したので、供養の意味も込めてnoteにしようと思った次第。D進を迷っている人の決断の参考にでもなればいいなと思う。以下は2020年、当時M2のブログ記事の抜粋と書き換え。 M2の春、D進をすることにした。正直、血迷いでしかない。 自己紹介でも嫌々、と書いたけど、マジで嫌々。悩むなかで数々のD進に関連するブログ記事とかを読み漁って思ったのは、博士課程進学する人は、「研究は好きだけど、就活やお金の面が不安」みたいな考えの人が多い。 一方自分

          D進(博士課程進学)した理由