結論、博士課程に行くべきかどうか
ここまでいろいろ自分の博士課程学生生活を振り返ってきて、ポジティブな要素ネガティブな要素を挙げてきたけど、実際のところどうなのか。というハナシ。
結論、大半の人は進学しない方がいい、と思う。
特に、教員に勧められて進学するか迷ってこのnoteにたどり着いた人(居るか知らんけど)なんかは、悪いことは言わんから辞めた方がいい。
進学した方がいい、進学してもいいんじゃないかと思う条件は個人的には
①大学あるいは研究所などの研究者になりたい人
②実家が太くて将来特にやりたいこともない人
③寝食を忘れるくらいに研究に没頭できる人
くらいかなあ。
現状の社会において、進学することで得られるものが少なすぎると思うのが一番大きい。就職に関しても、就職先の「幅」が広くなることはまあ無いと思う。もちろん博士進学でしか拓けない道(それこそ研究者)はあるけど、それ以上に他の道に行きにくくなる(不可能になるわけではないと思うけど)のが大きい気がする。
ただ最近は一部の企業で博士卒の大幅な賃上げを行ってるニュースも見るので、そういうとこに行く予定ならまあ無しじゃないかもしれない。
ただ、別に修士卒の賃上げも盛んやし、生涯年収で比べたらそんな優位性ないと思う。ちゃんと計算したことないけど。
博士進学を否定すると自分の人生を否定することになるので、正直それは自分の中でどうなのかと思うこともあるけど、それでもこうやって言うくらいやからよっぽどということで。
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