間違いだらけのダイエット4
おはようございます。
今までの記事で
(摂取カロリー)×(吸収率)=吸収カロリー
(吸収カロリー)ー(消費カロリー)=脂肪
という説明をしてきました。
これがダイエットの基本です。
今回はこの式の消費カロリーについて説明しますね。
医学的には消費カロリーのことを代謝と呼びます。
カロリーを消費する代謝には3種類あります。
1,基礎代謝
2,活動代謝
3,食事誘導性熱代謝
まずは1の「基礎代謝」です。
基礎代謝とは安静にしていても使われる、生きていくために最低限必要なエネルギーのことです。
代謝全体の60~70%を占めています。
60~70%というのはずいぶん多いですよね。
なんと消費エネルギーの 2/3は基礎代謝ということです。
ホルモンの病気で少ししか食べないのに太ってしまうというのは、この基礎代謝が下がってしまうからなんです。吸収率が増えるということも多少ありますが。
基礎代謝に影響するのは、ホルモン、体の大きさ、筋肉量、気温、年齢、食べ物の成分 等いろんな要素が関わってきます。
ホルモン、体の大きさ、気温、年齢はなかなか自分で変えられません。
変えられるのは「筋肉量」と「食べ物」です。
筋肉量を増やすには、「体を動かす、筋トレをする」ということが考えられます。
食べ物ではポリフェノールが有名ですね。生姜も体温を上げるということがわかっていますね。
体温を上げる=消費エネルギーを増やす
ということです。
そして、もう一つ大事なこと。
それは「飢餓スイッチ」です。
よく、「ダイエットを何回もやっていると太りやすい体質になる」ということを聞きますよね。
これは「飢餓スイッチ」が入ってしまうためです。
つまり、食べ物が取れないときに生き延びるための智恵として、消費カロリーを少なくするという能力を身につけてきたのです。
生物にとって何よりも一番必要なことは「命を守る」ということですから。
これも進化の中で獲得してきた大事な本能なのです。
今の日本では食料が取れないということはほとんど考えられません。
ですが、無理なダイエットで飢餓スイッチが働いてしまうということはよくあります。
結果的に少ししか食べていないのに太ってしまうということになってしまいます。
形としてはホルモンの病気で太ってしまうのと同じですね。
少々長くなってしまったので、今回はこの辺でやめておきますね。
次回は活動代謝について説明します。
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