さよーなら またいつか!
6月になったら死のうと思ってたのに、絶対死ぬんだと決めていたのに。
私も、こんなふうに鮮やかに中指を立てて、自分の鎖を断ち切りたい。
それが許されるなら、その勇気を持てるなら、あなたに会えるなら、生きていける気がする。
私は、この先を生きる覚悟ができていない。
だって、今日一日の希死念慮をやり過ごすだけでも、精一杯なんだから。
でも、いきたいな。
米津さんのライブに行きたい。この曲が、私を生かしてくれたんです、と言いたい。「ありがとう」じゃ足りない気持ちを、手を叩いて贈りたい。
「さよーならまたいつか!」を、生で聴きたいと、思ってしまった。
ひどいよ。ひどいよ。米津さんの曲が好きで、言葉が好きで、どうしようもない。
終わりにするはずだったのに。こんなところで希望を見せないで。
私が別れの言葉を言うべきなのは、人生に対してなのだろうか。
怒りや悔しさを込めて、やるせなさ、情けなさを含ませて、涙を滲ませても、血を見ても
やってやったぞ、見たか!と力強く笑いながら、「さよーならまたいつか!」と言い放つ相手が、他にいるんじゃないか。
もう少し、考えよう。
きっかけが好きなアーティストの新曲だなんて、ありきたりで少し恥ずかしいけど、私は確かに、この曲に勇気をもらったから。奮起させられたから。
もう少し。もう少し。
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