#77【これから学校の先生になるあなたへ】物の貸し借りを禁止する?
本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、忘れ物があった時の対応策を考えておこう!」
です。
教職9年目、職場では中堅と言われますが、まだまだ若手の気持ちでいたい《たまちゃん》です😄
【これから先生になるあなたへ】では、教育実習生や若手の先生に向けて、お伝えできることをまとめていきたいと考えています。
貸し借りの影響
担任のクラスでは、必ず落とし物兼借り物ボックスを作っていました。
誰かから借りるよりは、誰の物でもないものを使った方が安全だと考えていたからです。
実際のところ、基本的に物の貸し借りは禁止しています。
その理由として、自分の物は自分に責任があるからです。
初任の頃は物の貸し借りについてあまり考えていませんでした。
その時によくあったのが、生徒から「友達に貸したお気に入りのボールペンが壊された」という相談でした。
まずもって、自分のお気に入り(大切してるもの)を学校に持ってくる必要はないのでは?ということがありますが、友達同士の貸し借りによる物の破損を担任に相談されても・・・と思いました。
この体験のように、貸した後に壊れたりすると、生徒同士では解決できない金銭的な問題に発展しかねません。
すると、保護者に連絡しなければいけません。
本来は学校の管轄ではないような気がしますが、校内で起こった問題なので、該当生徒に話を聞いて保護者に連絡を入れるという仕事が発生してしまいます。
そんなことが何度も起きないように、今では物の貸し借りは基本的に禁止というルールを学級で作っています。
教科書忘れがいたら
さて、クラスでの物の貸し借りだけでなく、授業の時に教科書がない生徒がいたらどうしますか?
教科書なら、隣の人に見せてもらうことができます。
貸し借りとまではいかないので、見せてもらうだけならそれで済むかなと考えています。
ただ、忘れた生徒に何も言わないわけにもいきません。
私は、教科書などを忘れた生徒に対して
・「忘れた」ことを先生に伝えに来たか
・教科書を見せてもらう友達に声をかけたか
を確認します。
たまに、先生に忘れ物の申告をせずに授業中過ごしている生徒がいます。
授業が進む中で教科書が必要になった時に、その生徒は何も活動していないことになってしまいます。
忘れたことをバレずに過ごすこともできるかもしれませんが、授業に参加していない状況にはなってほしくないので、必ず忘れてしまったことを報告させています。
もう一つは、教科書などを見せてもらう人に「見せてください」と声をかけたかを確認します。
友達の優しさに甘えて当たり前の「お願いします」が言えていないようではいけないと考えています。
人間は忘れる生き物
自分にも都合良く使ってしまう言葉ですが、「人間は忘れる生き物」です。
「忘れた」という行為を咎めるのではなく、忘れた後にどんな行動を取ったかで判断してあげるのが良いと思います。
「忘れてしまいました」と言ってきた生徒については、「仕方ないね。隣の人に声をかけて見せてもらって」と言っています。
忘れることは誰にでもあるので、報告をできたこととお願いをすることを認めてあげられれば、生徒との関係性もできてくるはずです。
アドバイス(まとめ)
本記事を一言でまとめると、
「若手の先生よ、忘れ物があった時の対応策を考えておこう!」
です。
物の貸し借りは生徒同士の上下関係を作ってしまうことにもなりかねません。
忘れ物をした生徒にどう対応するかも考えておきたいところです。
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