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【2024年】今だからこそ昨年の本屋大賞から厳選紹介

2023年の本屋大賞は以下の作品が選ばれました。それぞれの作品の魅力も併せてご紹介します

『汝、星のごとく』 凪良ゆう(著) - 講談社

この小説は風光明媚な瀬戸内の島で育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきたの物語です。切なさと美しさが共鳴する作品です。  

登場人物の場面場面の心情がとても鮮やかに描かれていて感情移入しやすく読みやすい作品になっています。

また、書かれていない心情を想像することが楽しく、2周することは必至の作品です。

この作品を読んだ方はシリーズ最新作『汝、星のごとく』続編が発売されているのでお見逃しなく‼️
『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語になっています。

『われら闇より天を見る』 クリス・ウィタカー(著)、鈴木恵(訳) - 早川書房

翻訳小説部門で第1位に選ばれた作品。日本で翻訳された小説の中から選ばれた本で、その魅力は一読すべきものです。

ーひとことあらすじー
30年前の少女の死を巡るカリフォルニア州の町で展開されます。
自称無法者の少女ダッチェスは、事件後も影を引きずりながら母親と弟との生活に励んでいます。
警察署長のウォークは、かつての事件で逮捕された友人ヴィンセントの過去を悔いており、ヴィンセントの帰還が平穏を乱し、新たな悲劇を引き起こします。

彼らがたどり着く真相は、苛烈な運命の中で明らかになる。

『おちくぼ姫』 田辺聖子(著) - 角川文庫

発掘部門「超発掘本!」に選ばれた作品。ジャンルを問わず、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本を選んだものです。

ーひとことあらすじー
おちくぼ姫と貴公子のラブ・ストーリーは、貴族のお姫さまでありながら意地悪な継母に苦しめられ、召使いのように扱われ、粗末な服装で縫い物をさせられるおちくぼ姫を描いています。この物語は千年前の日本の王朝時代に書かれたシンデレラ物語であり、おちくぼ姫と青年貴公子の愛の物語が主軸となっています。

『ラブカは静かに弓を持つ』 安壇美緒(著) - 集英社

この小説は、切ない愛の物語を描いています。登場人物たちの心の葛藤や人間関係が繊細に描かれており、読者の心を打つことでしょう。

ーひとことあらすじー

この物語は、武器としてチェロを持つ孤独な潜入調査員の物語です。

幼少期の事件から苦しみ、悪夢に悩まされながら生きてきた
上司の命令で音楽教室に潜入し、著作権法の違反を探る任務を受けます。

身分を偽り、チェロ講師の浅葉のもとに通い始める中で、新たな友情や音楽の喜びに触れ、凍りついた心が解けていく様子が描かれています。

しかし、法廷への対応の時期が迫る中で、彼の心境や次なる展開が注目されます。

『光のとこにいてね』 一穂ミチ(著) - 文藝春秋

この作品は、人々の絆と人生の意味について考えさせられる感動的な物語です。一穂ミチの繊細な筆致が魅力です。

ーひとことあらすじー
古びた団地でたった一人の女性と出会った主人公の物語。

彼女と主人公は生活環境や世界観が異なっていましたが、彼女の笑顔が主人公を喜ばせ、彼女の涙が主人公を悲しくさせることがわかりました。

主人公は彼女に惹かれ、彼女がいることで現実の残酷さも受け入れることができるようになりました。

しかし、彼らの間には永遠の幸せはなく、運命に引き裂かれることを予感しながらも、彼女との短い幸福を祈る主人公の心情が描かれています。

その愛に惑う二人の四半世紀にわたる物語が展開されます。

『爆弾』 呉勝浩(著) - 講談社

爆弾処理班を舞台にした緊迫感あるミステリー小説です。緻密なプロットとキャラクターの心理描写が秀逸です。

東京、炎上。正義は、守れるのか。

「本屋大賞」は、2004年に設立された、NPO法人「本屋大賞実行委員会」が運営する文学賞です。

この賞は、一般的な文学賞とは異なり、新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員が投票によってノミネート作品および受賞作を決定します。毎年4月に発表される「本屋大賞」は、書店員による愛情あふれるブックガイドとして、多くの読者に支持されています。

2023年で20回目を迎える記念すべき年でもあります¹²³。

なお、過去の受賞作にはさまざまなジャンルの本が含まれており、書店員の熱意と選考委員の審査によって選ばれています。

例えば、2022年の本屋大賞では、
同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著)が大賞に選ばれました。

一ひとことあらすじー
この物語は、1942年の独ソ戦を舞台に、モスクワ近郊の少女セラフィマがドイツ軍の襲撃で家族を失い、赤軍の女性兵士イリーナに救われる。母を殺した狙撃手と、母を亡くしたイリーナへの復讐を誓い、狙撃兵になるため訓練を積む。彼女はスターリングラードでの戦闘を経て、“真の敵”に直面する。

また、2021年には
52ヘルツのクジラたち」が受賞しています。

一ひとことあらすじー

52ヘルツのクジラと呼ばれる孤独なクジラを象徴し、他のクジラとは異なる高い周波数で鳴く唯一の存在を描いています。このクジラのように、自分の人生を家族に搾取されてきた女性と、虐待された少年が、愛と信頼を求めて出会い、新たなの物語が始まる。

この賞は、書店員の視点から本の魅力を伝える重要な役割を果たしており、読書愛好者にとっても注目すべき文学イベントとなっています。

⚪︎他の作品をお探しの方はこちらから

ソース: 
これまでの本屋大賞 | 本屋大賞. https://www.hontai.or.jp/


 本屋大賞とは?歴代の受賞作にはどんな本があるの? |ハルメク .... https://halmek.co.jp/qa/1568.
本屋大賞 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/本屋大賞.
本屋大賞とは | 本屋大賞. https://www.hontai.or.jp/about/.
本屋が選ぶ時代小説大賞 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/本屋が選ぶ時代小説大賞.
本屋大賞って一体どんな賞なんだろう?本屋大賞を理解して .... https://doku-tabi.com/bookstore-award/.
本屋大賞 20th ANNIVERSARY. https://www.hontai.or.jp/20th/index.html. 
本屋大賞. https://www.hontai.or.jp/.
全国の書店員が「売りたい本」は? 2023年本屋大賞の候補作決定. https://www.asahi.com/articles/ASR1N4GFVR1NUCVL00Y.html.
決定!2023年本屋大賞のページ!|紀伊國屋書店Kinoppy. https://k-kinoppy.jp/tokushu/kettei_2023HonyaTaisho/web/.



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