エッセイ : 嫁という言葉は旦那さんの両親及び祖父母しか使えない

昨日、親戚でご不幸があり葬儀に出席した。
都市部ではそういうことはないと思うのだが、
葬儀の後の精進落としで、食事をご馳走になっていると、おじさん達があの家の嫁はこういう人で、みたいな話しをしていた。
この日本語は謝りです。

嫁という言葉は旦那さんの両親及び祖父母しか使えない言葉、例えば僕の母がある女性に対して、
私の家にお嫁に来てくれない?とか、私の息子の
お嫁さんになってくれない?
あるいは私の家の嫁は・・
みたいに言うのは正しい、僕の親だからです。
だが、僕がある女性に、僕のお嫁さんになってください、と言うのは謝り。
僕の妻になってください、と言わなければいけない

だから、親戚やご近所の人が、あの家の嫁は、と言う言い方は謝りで、あの家の奥様あるいは奥さんは
姑さんもいる場合は、あの家の若奥様は、みたいに言う、もしくは、あの家の由香さんはみたいに名前で言わなければいけない。
意外と知られていないんだなぁ〜と思った。

新沼謙治さんという歌手の方に、嫁に来ないか、
というヒット曲があります。
歌も、嫁に来ないか〜、と歌い出します。
ですが、NHKで歌われたことはありません。
紅白歌合戦でも違う歌を歌っていました。
理由は、嫁に来ないか、と男の人が女性に言うのは
日本語として誤りだからそうです。

気をつけなければいけない言葉かもしれませんね。



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