GID特例法を守る会

性同一性障害特例法の手術要件撤廃に反対する当事者の集まりです。特例法は私たち当事者にと…

GID特例法を守る会

性同一性障害特例法の手術要件撤廃に反対する当事者の集まりです。特例法は私たち当事者にとって必要な法律です。

最近の記事

書評 A.シュライアー著「トランスジェンダーになりたい少女たち」

美山みどり 今世の中で一番ホットな本の書評です。 書評というものの性質上、この文書は私美山みどり個人の見解です。もちろん会のメンバーにはまず読んでいただいておりますが、あくまで美山個人の責任の発言としてお読みください。 本書の立ち位置もちろん、この本がLGBT活動家や偽りの「人権派」によるキャンセルの嵐に晒されていることは言うまでもありません。いちGID当事者として、手術を受け戸籍を変更した立場としても、当然このようなキャンセルに抗議し、言論の自由・出版の自由を守る立場で

    • GID当事者のホンネ

      性同一性障害特例法を守る会 美山みどり 昨2023年夏からの署名サイトVoiceでの「最高裁判所にあっては、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求め、各政党にあっては、この要件を外す法案を提出しないように求めます。」に私たちの団体も率先して加わり、皆さまからの熱い支持の署名とメッセージを頂いたことに感謝しております。 皆さま、本当にありがとうございました。 https://voice.charity/event

      • 院内集会を終えて

        性同一性障害特例法を守る会 代表 美山みどり  今までも国会議員の先生方に陳情などでお話をさせていただく機会はありましたが、改めて「院内集会」と言われるような大掛かりなイベントでお話させていただくとなると、重大な責任も感じて気を引き締めないと..という思いで一杯いっぱいになります。  報道のためマスコミの方や、それ以外の市民の皆さまのご参加をお迎えしつつ、どれほどの議員の先生方に来ていただけるか、などと不安にもなりつつも、いろいろと発表準備をしながら当日を迎えます。  会

        • GID(性同一性障害)学会への要望書(1/19)に対する回答を、私たちは求めます

           性同一性障害特例法を守る会は、GID(性同一性障害)学会の理事長宛に要望書の回答願いを出しましたことを以下にご報告します。 記 2024年(令和6年)3月15日 GID(性同一性障害)学会 理事長 中塚幹也   殿 性同一性障害特例法を守る会 代表 美山 みどり  去る2024年1月19日付で、貴学会宛に私たちは要望書をお送りしました。 私たちは貴学会所属の先生方にお世話になっている立場なのですが、それゆえに私たちの本当の想いと現状に関する意見を改めて貴学会にお知

        書評 A.シュライアー著「トランスジェンダーになりたい少女たち」

          GID(性同一性障害)学会への「性同一性障害特例法を守る会」からの要望書

          性同一性障害特例法を守る会は、GID(性同一性障害)学会の理事長、会長、副会長宛に要望書を送付しましたことを以下にご報告します。 追記 本日2024年1月19日、下記のとおり追加で送付しました。 記 1月18日付要望書につき、下記の通り修正いたします。宜しくお願い申し上げます。 文章の「8」の2行目につき、間違いがありましたので、修正させてください。下記の通りです。 修正前:「手術を要求しない場合であっても、性ホルモンによる身体の適合さえも、不可逆なものではありません

          GID(性同一性障害)学会への「性同一性障害特例法を守る会」からの要望書

          小冊子「トランス女性は「女性」ってほんと? ―女性スぺースを守る法律を!― 」を刊行します

          <<2024年2月更新>> 法律案を一部修正、説明を追加しています。 昨年10月25日の最高裁大法廷決定について分析・批判、10項目の提言を示した連絡会声明も掲載しています。 小冊子をご希望の方は、女性スペースを守る会にて8冊単位で無償送付しておりますのでこちらのリンクからご確認ください。 https://note.com/sws_jp/n/n6793f7b3186a 冊子の発刊にあたって  2010年代のいつ頃からか「トランス女性は女性です」というスローガンがSNS

          小冊子「トランス女性は「女性」ってほんと? ―女性スぺースを守る法律を!― 」を刊行します

          メディアは「トランスジェンダー」と性同一性障害を混同させて報道するな

          2023年(令和5年)11月24日 性同一性障害特例法を守る会 私たち「性同一性障害特例法を守る会」は、性同一性障害当事者による団体です。まさに当事者として、このところの最高裁判決などの報道で見られる「トランスジェンダー」と私たち性同一性障害とを混同させて報道する、メディアの姿勢について、私たちは強く抗議します。 10月25日の最高裁判決の朝日新聞デジタルの報道は次のようなものです。 これが報道各社による典型的な書き方です。しかし当事者としては、 特例法は「性同一性障

          メディアは「トランスジェンダー」と性同一性障害を混同させて報道するな

          「男性」になる、ということ

          2023年10月26日 性同一性障害特例法を守る会 副代表 浅利進 2023年10月25日、最高裁判所大法廷において、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(以下特例法)について、その3条4号の「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠くこと」(以下不妊要件)について違憲とし、また3条5号「その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること」(以下外観要件)については憲法判断をせずに、審理を広島高裁に差し戻し、という決定が出ました。

          「男性」になる、ということ

          最高裁の違憲判決への声明

          すでに報道などで周知のことと思いますが、2023年10月25日、最高裁判所大法廷は、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(以下特例法)について、その3条4号の「生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠くこと」(以下不妊要件)について違憲とし、また3条5号「その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること」(以下外観要件)については憲法判断をせずに、審理を広島高裁に差し戻しました。 まったく不当な判決ですし、また、この結果だけ見る

          最高裁の違憲判決への声明

          10/24 司法記者クラブでの会見要旨

          性同一性障害特例法を守る会 美山みどり いよいよ明日、最高裁において特例法の手術要件に、「合憲か違憲か」の判断がなされます。私たちは性同一性障害当事者として「手術要件は合憲だ」「男性器のある女性を生まないで欲しい」と、多くの女性たち、身近な女性たちの立場を気遣う男性たち、また活動家たちに怒る性的少数者たちと連携して、署名活動を通じ、世の中に私たちの思いを伝えてきました。 その署名の数は20102筆にもなります。 寄られたコメントには、女性スペースを何としても守りたい、性被

          10/24 司法記者クラブでの会見要旨

          性同一性障害の即日診断の実態と、当会会員による即日診断の陳述書

          現在、性同一性障害の診断について、いわゆる「即日診断」が横行しています。ネットを検索すれば、「その日のうちに診断書が取れる」を謳うクリニックがいろいろ紹介されています。 もちろん、本来ちゃんとしたカウンセリングと経過観察がガイドラインでは求められているのですが、それをまったく無視したかたちでの診断が横行しているのです。 そして、そのようなクリニックで診断書をゲットした!と報告する記事が、ネットの上では溢れています。たとえば、 https://note.com/rich_v

          性同一性障害の即日診断の実態と、当会会員による即日診断の陳述書

          10/11付 静岡家庭裁判所浜松支部の審判決定に対して抗議します。

          静岡家庭裁判所浜松支部 裁判長裁判官 関口剛浩 殿 裁判官 木地寿恵 殿 裁判官 島田真人 殿 2023年(令和5年)10月17日 性同一性障害特例法を守る会  10月11日付の性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律に基づく性別の取扱いの変更申立事件(令和3年家第335号)の審判決定に対して、私たち性同一性障害特例法を守る会は、抗議いたします。  私たち性同一性障害特例法を守る会は、男性→女性(MTF)とともに女性→男性(FTM)の者も複数名で活動しています。

          10/11付 静岡家庭裁判所浜松支部の審判決定に対して抗議します。

          最高裁に署名を届け(9/26)、翌日最高裁で弁論を傍聴する

          美山みどり 私たち性同一性障害特例法を守る会が窓口となり、女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会によって署名サイト voice で開催中の署名「最高裁判所にあっては、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の「性別適合手術の要件」につき違憲判決を下さないよう求め、各政党にあっては、この要件を外す法案を提出しないように求めます。」 最高裁大法廷での、性別適合手術をしていない男性の「戸籍上の性別の変更」について弁論(2023年9月27日)日程に合わせて、25日いっぱいで

          最高裁に署名を届け(9/26)、翌日最高裁で弁論を傍聴する

          No Self ID Taiwan からの応援メッセージ

          いつも当会の活動をご支援くださっている皆様誠に、ありがとうございます。 当会は7月に設立後、「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」に参加し、目的を共にする仲間と性同一性障害特例法(※) の手術要件を維持するよう会見を行ったり、署名活動を行って来ました。 この度、署名活動を行う中で「女性スペースを守る諸団体と有志の連絡会」に、なんと、台湾の No Self ID Taiwan 様から応援メッセージが届きました。 原文リンク https://paste.plurk.co

          No Self ID Taiwan からの応援メッセージ

          「FUCK TERFs」のプラカード掲げてパレードする団体には、性同一性障害当事者として抗議し、またこれを東京都・新宿区・諸政党が後援や賛同・連帯をしないように要請します

          昨年11月、Transgender Japan という団体が、東京都新宿区で実施した「東京トランスマーチ」というパレードの中で「FUCK The TERF」「FUCK TERFs」などのプラカードを掲げた参加者がいました。この「TERF」と呼ばれる人々に対する攻撃的なメッセージが大きな物議をかもし、様々な批判が主催団体に対して向けられました。 しかし、あろうことか、主催団体である Transgender Japan はこの攻撃的なメッセージに対する批判に対し開き直り「何の問

          「FUCK TERFs」のプラカード掲げてパレードする団体には、性同一性障害当事者として抗議し、またこれを東京都・新宿区・諸政党が後援や賛同・連帯をしないように要請します

          私の過去のブログについて(美山みどり)

          美山みどりです。私は、今、特例法の手術要件がなくなり「男性器ある戸籍上の女性」は止めないといけないと考え、「性同一性障害者特例法を守る会」の代表として身を晒して活動しています。 この間、最高裁に「違憲としないで」という1点で共闘する女性らから、これまで意識していなかった女性の感覚を更に教えられることが、幾つかありました。また、私が性別適合手術の前に女子トイレを使っていたことも批判され、またブログの中の過去の記載につき女性を傷つけるものが複数あると指摘もされました。 女子ト

          私の過去のブログについて(美山みどり)