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【DAY2】愛の100コメント特別公開

青山美智子さんの新刊『リカバリー・カバヒコ』に各地の書店員さんから寄せられた、愛の詰まった感想コメントをみなさまに公開する特別な1か月。

コメントをくださった書店員のみなさま本当にありがとうございます!

本日は2日目!今日も素敵なカバヒコメントに癒されてください♡
※ネタバレは自己責任で閲覧をお願いいたします。


愛のカバヒコメント第2弾!!

#11 回復のきっかけ

まるで心のクリーニングをしてもらったようだ。
みんなそれぞれ抱えている悩みや痛みは違うものでも、そこからリカバリー したいと思う気持ちがあるのはみんな一緒だ。
誰しもが自分の中に、回復する力を持っていて、その力が発揮されるのにはきっかけがいるのだと思う。それがきっとアドヴァンス・ヒルの住人たちにとってカバヒコで、カバヒコに会いに行くことは、自分自身の心と向き合う時間を持つことなんだろう。
余裕がなくて自分の声しか聞こえなくなっている時、まずはそれを否定するんじゃなくて、素直に聞き入れたいと思う。
自分を大事にできないと、誰かに優しくすることなんてできないから。
起こってもいないことを想像して不安になることが多い私は、ちはるの気持ちがすごくよくわかった。
でも、それは想像力があるからだよ、優しいからだよと言い換えてくれたサンライズ・クリーニングのおばちゃんの言葉があたたかくて涙が出る。
青山さんの紡ぐ物語は、いつも私にとってのカバヒコのような存在だ。

明屋書店喜田村店 高橋杏奈さま

#12 現実のすぐそばに

たまらなく優しい話ばかり。
それもこれもカバヒコがとても愛しいからかもしれない。
おまじないめいていて、え?ほんと?と思ってしまうけど、なんだか頼れるカバヒコがいるからこそ乗り切れた問題ばかり。
愛嬌がある表情がたまらない。 どの登場人物の悩みや痛みは読んでる私たちも経験したことある、これから起こることのような気がする。
正直わたしはどれも形は違えど通ってきた道だと思った。
青山美智子さんの描く世界はとても優しい。
でも現実からはかけ離れてない。
そう、ちょっと見かた考え方を変えればこの作品のような世界は自分のそばにあるんだ!とそう思わせる説得力もある。
やっぱり青山美智子さん大好きだ!!

宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさま

#13 登場人物のつながり

カバヒコに出会うことで、みんな前に進むことができた。
自分もやる気が出てきた。五つの話の登場人物たちが他の話にも登場して大きな世界をつくっていくのが気に入りました。
読後感はとても暖かな気持ちになりました。

島田書店花みずき店 佐塚慎己さま

#14 寄り添う優しさ

心にそっと寄り添ってくれる優しい物語でした。

久美堂玉川学園店 松原沙莉さま

#15 自分と向き合う勇気をくれた

青山美智子さんの作品は五臓六腑に染み渡る…!温かく包み込んでくれるような作品に、癒されました。
身体のあちこちに不調を抱えた人達が、カバヒコの伝説を知って、カバヒコに触れて次々に回復していく…カバヒコと会話できるわけでもなく、直接何かしてくれるわけでもなく、でも自分と向き合う勇気を与えてくれる。
カバヒコの伝説を作ったおばあちゃんの優しさや、カバヒコと触れ合ってきた人達の気持ちが、カバヒコにリカバリーパワーを与え続けているのかな?と思いました。
そういうたくさんの人達の優しさが繋がっていって、また次の誰かをそっと元気にする。
カバヒコを中心に温かい輪が広がっていくのがすごく良いです!あぁ、私もカバヒコに会いたいです!とても素敵な作品でした!

TSUTAYAサンリブ宗像店 渡部知華さま

#16 心の奥にあるものに気づく

5人の主人公のモヤモヤは、驚くほど私にも馴染みのあるものでした。
ちゃんと勉強しないと点数がとれなくなったり、ママ友に理不尽な文句を言われたり…。
彼らはカバヒコに語りかけながら、実は少しずつ自分と向き合っていたのかもしれません。
どうなりたいのか、自分の本当の願いは何なのか、心の奥にあるものに気付いたとき、もう自分の中にリカバリーする力が芽生えているのかも。
カバヒコに見守られて、私もなんだかもうちょっとがんばれそうな、あたたかい気持ちになりました。
表紙のカバヒコがすごくかわいいです!

紀伊國屋書店京橋店 坂上麻季さま

#17 回復した先で羽ばたく未来

心が回復していくようなストーリーに、気づいたら、どんどん笑顔になっていました。
苦しい不安な気持ちが流れ、瑞々しい新鮮な空気が心身共に充満するような読み心地。
こぼれ落ちていく、大切な感情を掬い上げてくれるような物語に、胸に温かな気持ちが広がりました。
自分の本当の気持ちに向き合い、前に進むために折り合いをつけていく。 辛く苦しい気持ちを乗り越え、回復した先には、強くしなやかに羽ばたける、新しい未来が広がっていました。
そして、物語を通して、明日への希望と勇気をいただきました! 枯れ果てていた心の大地が、優しさという水で潤い、新しい未来への種が芽生えていくような物語。
これからも大切にしていきたい、多くの感情があふれる、素晴らしい作品を拝読させていただき、 誠にありがとうございました!

紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さま

#18 過去一番、心の奥まで届いた

青山美智子さんの作品すべて読んでいますが、今までで一番心の奥まで忍び寄ってきた作品です。
自分でも気づいてなかった心の傷、きっと見ないようにしてたのだと思いますが、優しく癒してくれるそんな場面が各章に散りばめられいます。
とくに225ページ、サンライズクリーニングゆきえさんの台詞、『仕事っていうのはね〜』は直撃しました。 私の本屋はまだ20年ですが、もうお客様と店員という関係ではありません。
ただただ本を読み語り合う、学び合ったり成長しあう共同体のようなものです。 この本のように言うなら、リカバリーし合っている仲間です。
この本を読んで思いました、 人は自分次第でいつでもリカバリーできる。
そのきっかけは目の前の人が与えてくれる。
最初、カバヒコを探したいと思いながら読んでましたが、読み終えて、カバヒコは目の前のひと全てだと思いました。
おそらく自分をリカバリーするというのは本能的な行為なのでしょう。
この本こそ、リカバリーカバヒコです。
誰が読んでも何かしらのリカバリーできる作品です。

ブックランドフレンズ 河田秀人さま

#19 優しい願いで満たされる

何かに悩んでいる時、つらい気持ちを抱えている時、青山さんの小説はいつもやさしく私を受け止めてくれる。
物語の中で人と人との縁が少しずつ重なっていくように、私たちの世界も良い方向に向かっていきますようにと、優しい願いで満たされるような作品でした。

丸善ヒルズウォーク 徳重店 熊谷由佳さま

#20 物語を繋ぐカバヒコの存在

「リカバリー・カバヒコ カバだけに」のセリフがくどいけど、ツボにはまりました。
それぞれの登場人物が物語のなかでリンクしていくのが著者の作品の特徴かと思いますが、今回のカバヒコは、それぞれを繋ぐ、なかなか良い小道具だな、と思います。
子どものころ近所の公園の砂場に大きなピンクのカバがいて、跳び箱の練習台にしていたことを思い出しました。ネーミングが良いです。

博文堂書店田無店 匿名

本日はここまで!3日目もお楽しみに!


『リカバリー・カバヒコ』青山美智子

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