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食を通した健康をベトナムでも!

    こんにちは。グリーンハウスnote編集部です。
 今回は、ベトナムでの食と健康についてのお話です。グリーンハウスはハノイを拠点にベトナムの工場などで働く方々向けのフードサービスを行っています。ベトナムは、「ベトナム人はなぜ痩せているのか」(森由香子著:幻冬舎新書 2013年)という本があるように以前は肥満率が低い国として知られていましたが、最近はグローバル化が進む中での生活習慣の変化などから「健康」への関心が高まっています。

ベトナム人の食生活って?

 2016年2月に日本貿易振興機構(ジェトロ)が発表した「健康食品調査(ベトナム)」によれば、ベトナム人の主食は米のため、米のでん粉を多く消費していること、また炭酸飲料など甘いものが好まれ、多く消費される乳製品は牛乳、ヨーグルトなどは有糖である一方、塩辛いものもよく食べ、塩分量は世界保健機関が勧める量の倍を食べるものの、野菜の量は 200g/人/日しか摂取していないとのこと。このような食生活により、糖尿病、高血圧症など慢性的な非感染性疾患は 10 年間で倍に増え、 その原因はカロリー、塩分、糖分の取り過ぎである、ということが書かれています。また、昨年、都市部の小学生の肥満率が29%に上ったことが国家栄養研究所(NIN)より発表されました。食事にも原因があることが想像できます。

ベトナムの方にも「健康」を知ってもらおう!

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   日本の「ウェルネスフェア」で使うパネルをベトナム語に

日本のグリーンハウスは、日本国内で多くの企業の社員食堂のお客様に「ウェルネスフェア」という健康イベントなどの健康サポートサービスを行っています。「ウェルネスフェア」は、食堂ホールの一角を使わせていただき、お客様が気軽に参加できる健康イベントです。社員食堂でヘルシーなメニューを提供した日などに生活習慣病予防や免疫力アップなどテーマに合わせたパネルを展示したり、機器による簡易チェックを行い、測定結果に合わせ栄養士がお客様一人ひとりにアドバイスをしたりする機会を作っています。

これをベトナムでもトライしてみたら。。。

ベトナムでも健康への関心は高い!

 6月にグリーンハウスのベトナムの現地法人G.H.Vがベトナムのハノイ近郊バクニン省にて、ある原料を製造する工場の社員食堂で、健康パネルを使った健康的な食事についての情報提供とBMIの測定を実施しました。こちらの工場は従業員が1日約120名で、平日及び土日も稼働するシフト勤務体制、職場も作業環境も整っており、食堂ではプレート式の定食が2種類提供されています。
 今回の試みでは、食堂で食事を取られた方の約6割が、BMIの測定まで参加をしていただきました。バランスの良い食事を取ることの大切さと、昼に提供されている食事が、栄養面に配慮されたものであることを知っていただけけたようで、この企業の経営層の方からは「このような取り組みはまた実施してほしい」とありがたいお言葉を頂いています。生活習慣病予防などで、先行する日本で手掛けている食と健康の取り組みはベトナムでも喜ばれることを実感しました。

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ベトナムの社員食堂のメニューをご紹介!

 この記事のトップに使った料理の写真は「豚足と肉団子のブン」です。使用食材の豚ひき肉にはタンパク質とビタミンB3が含まれ、その他キクラゲ・香草・トマト・青ネギ・もやしには、ビタミンA/B/C/E/Kなどが含まれています。最近では日本でも知られるようになってきた「ブン(Bun)」という麺料理は「実はフォー以上にベトナムで親しまれている大衆料理」。下の2つの写真も「ブン」です。ブンもフォーと同様米粉から作られた麺ですが、切り麺のフォーに対して、ブンは押し出し麺という特徴があります。また、フォーは平麺が一般的ですが、ブンは丸ストレート麺で細麺・中太麺・固めた麺(結合麺)などの種類があり、麺料理や鍋料理など料理によって使い分けることができるため、料理の幅が非常に広いのが特徴です。ブンには「つけ麺」スタイルの料理=「ブンチャー」もあります。一つ目の写真の豚足と豚血の煮凝りのブンは豚骨、その下の写真の牛肉のブンは牛骨、その他鶏のブンは鳥がら、魚のブンは魚骨、海鮮ブンは海鮮だしのスープで頂きます。ちなみにブンチャ―は調味料を調合した甘いつけダレで食べるのが特徴です。

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 ベトナムの地元企業が社員食堂を運営するとあまり彩りを気にしないメニューが多いと感じられますが、グリーンハウスはベトナムでも従業員の皆さんの健康を考え、できるだけ彩りのあるメニューを提供することで、「彩り(いろいろな色)」=「いろいろな栄養素」=「健康」をコンセプトに魅力ある食事を提供していきたいと考えています。

 実はベトナムの社員食堂では現地のスタッフにも日本の料理も結構な人気。この話はまたの機会に!


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