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永沢くんも納得!嫌味を言われない褒め方


国民的アニメ、『ちびまる子ちゃん』に登場する永沢くん。

彼は、まる子と呼ばれる主人公のさくらもも子のクラスメイトだ。

しかし、とても嫌味なやつで、親友の藤木くんですら毎日と言っていいほど嫌味を言われている。

永沢くんはシャイで素直じゃないのだ。

この様に、悪く言えば嫌味なやつというのは我々の周りにもしばしば存在する。

しかし、この様な人種とも上手に付き合っていく能力が我々には求められている。

どんなに捻くれた人間でも、やはり人間としての本質は変わらない。

人に認められたいのだ。

しかし、永沢くんの様な人物を認めるために褒め言葉を羅列しても「君は僕のご機嫌を取りたいのかい」とお得意の嫌味を言われるのがオチだろう。

だが、攻略法はある。

今回は、永沢くんも納得の相手の褒め方を解説していく。

ちなみに、みなさんにはどうでも良い話を一つ。

長年『ちびまる子ちゃん』のナレーターを務めたキートン山田氏は、筆者と同じ誕生日である。


暗示を使った褒め言葉

さて、筆者は以前「ジャイアンを優しくする方法」を解説した記事を書いた。

そこでは、相手の行動を変える為に暗示を使ったが、実は暗示は褒める時にも使える。

方法は上記の記事で紹介したものと同じだ。

褒め言葉の前に「どうして?」を付け加える。

例えば、永沢くんを褒める場合にはこう伝えよう。

「どうして永沢くんはそんな素敵な髪型をしているの?」

「どうして?」と言われると、永沢くんはその理由を考える。

それによって、こちらが届けたかった「素敵な髪型」というメッセージはすんなり永沢くんの心に届くのだ。

文脈としては理由を問うものであるから、すんなり受け取ることしか相手には出来ないのである。

他にもこれと同じ効果を示す暗示文は存在する。

例を以下に挙げてみる。

・「素敵な髪型だって、自分でも気付いてる?
・「どこでその素敵な髪型にしたの?」
・「いつからその素敵な髪型なの?」

その時々の状況に合った問いかけをしてみよう。

相手は気分よくその理由を探してくれるだろう。

占い師話法で攻める!

人は占い師に惹かれる。

その理由の一つは、自分をよく理解してくれるからである。

しかし、占い師やメンタリストのコミュニケーションには様々な法則がある。

今回は、それらを応用した褒める方法を紹介する。

まず、永沢くん相手であればこの様に問いかける。

「永沢くんってもしかして髪型にこだわりがある?」

突然そんなことを訊かれたら、永沢くんは「え、どうして?」と逆に質問してくるだろう。

そこで、すかさずこう答える。

「髪型が素敵だなと思って」

この様な話の流れによって、「髪型が素敵だから何かこだわりがあると思った」という文脈になる。

つまり、「髪型が素敵」という言葉は、「髪型にこだわりがある」と感じた理由に過ぎないのだ。

ただ一言、「髪型が素敵」と伝えるよりも相手に届きやすいのは明確だ。

それどころが、普通に褒めるよりも効果が高くもなる。

そして、この話法のズルい所はここからだ。

もし、本当に永沢くんが髪型にこだわっていたとしたら?

永沢くんは誰も知らないことに気がついた相手に好感を示すだろう。

そう、「自分のことを分かってくれる」と感じるのでる。 

つまりこの話法は、当たれば相手の心を理解したサイキックになれるという特典がつく。

もちろん外れたとしても、あなたは相手を褒めることが目的であるため関係ない。

占い師やメンタリストが多用するのも理解出来るだろう。

当たれば相手の心を読み取ったことになるし、外れても褒め言葉に繋げれば彼らに損はない。

「もしかして〜じゃないですか?」こう相手に伝え、そう感じた理由に褒め言葉を持ってくる。

この法則を守る事で、昨日までは嫌味なやつだったあの人は、あなたの最高の味方になる。

相手の本質を理解するコミュニケーション

一見嫌味な人でも、それが相手の本質であるとは限らない。

私達は、相手のタマネギの皮しか見ていないかもしれない事実を理解する必要がある。

その皮を剥いでみると、私達の知らない相手の一面が見つかることはよくある。

しかし、我々は皮を剥ぐ前に「このタマネギは新鮮ではない」と判断し、手に取ることをやめてしまうことも多いのだ。

苦手だなと感じる人物がいたら、何故そんな皮を纏っているのか考えるのもいいだろう。

そして、相手の素晴らしいと感じた所は素直に褒める。

褒め言葉とは、相手を認める承認の言葉なのだ。

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