月岡ツキ(つっきー)

1993年生まれ。ライター・コラムニスト。既婚・DINKs(仮)として子供を持たない選…

月岡ツキ(つっきー)

1993年生まれ。ライター・コラムニスト。既婚・DINKs(仮)として子供を持たない選択についてメディア等で発信しているほか、働き方、移住、2拠点生活についても執筆。仕事実績▶︎https://lit.link/tsukkyiiiiiii

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子供を持たない選択にまつわるあれこれ、夫婦二人での暮らし、地方と東京を行ったり来たりする生活などについて、エッセイを月に3本ほど書きます。 「子供を持つか持たないか悩んでいる」「持たないことにしたけれど同じ考えの人になかなか出会えない」といった方々が交流できるように、掲示板もお役立てください!

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  • エッセイ

    日記よりちゃんとしています

  • 産まないことについて

    「産まない」というのは一度決めたらおしまいのことではなくて、何度も何度も考え直して決め直すことの連続だと思う。そういうことを考えるときに、考えていることを記録します。

  • 日記

    あまり深く考えずに、わーっと書く日記です。基本毎日更新。

最近の記事

  • 固定された記事

「ご自愛する」という戦い方

私はハードワークが好きな若者だった。 大卒で「忙しい」「激務」と言われる業界に入って4年、「生活」らしい生活をないがしろにして最近まで過ごしてきた。 深夜まで働いてタクシーで帰るとき、車窓から見える誰もいない街は嫌いじゃなかったし、仕事仲間と夜更けに飲むビールは美味しかった。 社会に自分のやるべきことがあり、ちゃんと必要とされていて、そこに身を投じる毎日は刺激的だ。文句も愚痴ももちろんあるけれど、それすら上がり下がりの激しい毎日を演出する要素の一部のように感じていた。

    • 悪口の美学

      子供の頃から悪口ばかり言っている。 どうしてそうなったのかはわからないけれど、たぶん4月生まれで家族が多く、本をたくさん読んだために言語野がほかの子供よりも早く発達し、覚えた様々な言葉を試しに使ってみるのにちょうどよかったのが悪口だったのではないかと思う。どちらかといえば表現したい喜びや楽しみよりも憤りや不満のほうが多い幼少期だった。 母は、女なのに口が悪い私に対してずっと辟易していて、「口が曲がるよ」とか「ブスになるよ」とか言って脅かしてきたけれど、「そんなわけねえだろ

      • 母性は存在しない(らしい)

        です。 編集者の方が教えてくれた、ミルクのアイクレオのコラムに書いてありました。 「母性」というものに科学的根拠はなく、育児に関わって経験を積んでいくなかで性差なく「親性」が備わっていくものらしい。 これを読んで、ちょっと安心した自分がいました。

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        • 「子供が欲しい」がわからない理由

          昔「リア充爆発しろ」みたいなのあったじゃないですか。 あれ、本当にわかんなかったんですよね。いや、ノリで「リア充爆発しろ」って言ってたことは全然あったけど、全く本心ではありませんでした。 別に私が絶えず彼氏がいたとかでは全然なかったんですが、「カップルが羨ましい」というのが本当にわからなかった。 だって、街ゆくカップルを見かけたとしても、その誰だか知らない彼氏のことを私が好きなわけではないから、羨ましいとは思わなかったんです。 その彼氏が私の好きな人とかだったら話は別ですが

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          母性は存在しない(らしい)

          です。 編集者の方が教えてくれた、ミルクのアイクレオのコラムに書いてありました。 「母性」というものに科学的根拠はなく、育児に関わって経験を積んでいくなかで性差なく「親性」が備わっていくものらしい。 これを読んで、ちょっと安心した自分がいました。

          母性は存在しない(らしい)

          「子供が欲しい」がわからない理由

          昔「リア充爆発しろ」みたいなのあったじゃないですか。 あれ、本当にわかんなかったんですよね。いや、ノリで「リア充爆発しろ」って言ってたことは全然あったけど、全く本心ではありませんでした。 別に私が絶えず彼氏がいたとかでは全然なかったんですが、「カップルが羨ましい」というのが本当にわからなかった。 だって、街ゆくカップルを見かけたとしても、その誰だか知らない彼氏のことを私が好きなわけではないから、羨ましいとは思わなかったんです。 その彼氏が私の好きな人とかだったら話は別ですが

          「子供が欲しい」がわからない理由

          婚姻届と葉酸サプリ

          先日X(嫌々そう呼んでいる)で「婚姻届出しに行ったら葉酸サプリ渡されるの嫌じゃないですか?」っていう投稿をしたら、無駄にバズってしまいました。 最初は「うわ、これは嫌だわ」みたいな感じのリアクションが多かったんですが、だんだん「葉酸は子供を産まない人も飲んだ方がいい」「ありがたくもらっとけ」「こういう奴が求める“配慮”を気にしているから少子化が進む」「行政が結婚した人に子供を産んでほしいと考えるのは当然」みたいなコメントや引用が増えて、き、きめえ〜〜となったのでした。

          婚姻届と葉酸サプリ

        記事

          祖母の歌集

          死んだ父方の祖母と私は似ている、とよく言われる。 部屋をすぐに散らかすところ、柄物の服が好きなところ、4月生まれなところ、旅行が好きなところ、家事が大雑把なところ、それでいて頭の回転は早いところ、そして、誰に頼まれるでもなく物書きをしているところ。 祖母は農業と子育ての合間に短歌を詠むことが趣味で、私が生まれるずっと前から野菜を作り、果物を作り、歌を作っていた。新聞の歌壇に投稿したり、歌会の仲間と集まって詠んだり、自費出版で歌集を編んだりもしていた。いまで言うZINEであ

          婚姻届と葉酸サプリ

          先日X(嫌々そう呼んでいる)で「婚姻届出しに行ったら葉酸サプリ渡されるの嫌じゃないですか?」っていう投稿をしたら、無駄にバズってしまいました。 最初は「うわ、これは嫌だわ」みたいな感じのリアクションが多かったんですが、だんだん「葉酸は子供を産まない人も飲んだ方がいい」「ありがたくもらっとけ」「こういう奴が求める“配慮”を気にしているから少子化が進む」「行政が結婚した人に子供を産んでほしいと考えるのは当然」みたいなコメントや引用が増えて、き、きめえ〜〜となったのでした。

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          メンバーシップ「母にならない(かも)日記」を始めてみる

          マガジンもメルマガも誰にも見せない紙の日記も、何も続いた試しがない終わっている人間なのですが、メンバーシップを始めてみようと思います。いけんのか。 最近、子供を持たない選択に関してまとまったものを書いていたり(そのうち告知をします…)、子供を持たない選択をした人たちに話を聞いて回ったり(そのうち告知をします②…)、ポッドキャスト「となりの芝生はソーブルー」という番組で、子育て中の同僚と一緒に子なしの選択についてもよく話していたりと、自分の考えをまとめて言葉にする機会が増えて

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          【お仕事依頼お待ちしてます!】月岡ツキ(つっきー)プロフィール

          月岡ツキ(つっきー)と申します。ライター・コラムニストとして活動しています。お仕事依頼をご検討の方はこちらのプロフィールをご確認ください! プロフィール 【詳しい仕事実績はこちらからご確認ください】 【現在募集中のお仕事】 エッセイ執筆・書籍執筆・インタビュー執筆・各種メディア出演など。 基本的に東京・長野にいますがそれ以外の場所でもお仕事を受け付けています。 お仕事依頼はメールまでお気軽にどうぞ! 📧tsukkyinfo@gmail.com 【キーワード】 DI

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          産む産まない以前に、そもそも「他人の人生を勝手に始めていいのか?」と思ってしまう

          このあいだ、「子供を産まない理由」を列挙してみたら40近くあった。 私はどっちかというと子供は好きだし、子供を望めなくなるような大きな疾患などは幸い無いし(とはいえいざ挑んでみたら全く望み薄という可能性もあるけど)、夫婦共に働いていて、めちゃくちゃに余裕があって楽勝というわけではないが「どう頑張っても絶対に無理」という経済状況でもない。 それでも子供を産み育てることにめちゃくちゃ二の足を踏んでいて、どちらかというと産まない方向で私たちの人生は進んでいる。 どうして産まな

          ¥300

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          8/30 バレエな日々

          バレエを習い始めて1年半、今週末にはじめて発表会というものに出る。 バレエは体型や姿勢を良い感じにするために始めたのだけど、1年半だいたい週3日通ってレッスンを受け、なかなか当初に比べたらシャキッとしたと思う。体重でいうと6キロくらい減って筋肉がついた。 週3でごまかしが効かないレオタード姿になって自分の体型と向き合うというのは、思っていたより効果があるらしい。 今日は発表会の前の最後のレッスンで、まあなにもかもが鑑賞に耐えうるレベルではないのだけど、自分のなかではこれま

          子連れ親子に優しくできなかった日

          仕事で都内に行って新幹線帰るときのこと。 世間は夏休み期間なのもあって車内は混んでいて、家族連れとおぼしき人たちばかり。 おばあちゃんの家や海や遊園地に行くのか、もしくはその帰りなのか、普段の出張サラリーマンだらけの静かに黙って目的地まで運ばれるための車両とは違う、非日常に向かう揮発したエネルギーと興奮疲れの空気が充満している。 私は自由席に座っていた。交通費は自費のフリーランス仕事だったので指定席やグリーン車を取る余力などないのが厳しい実情なのだけど、普段は雑多な自由

          子連れ親子に優しくできなかった日

          「夫のご飯を作らない」というSDGs

          「SDGs」と聞くと、まず思い浮かぶのは環境負荷の低いエコな暮らしにまつわることだけど、「ジェンダー平等を実現しよう」という項目も17の目標のなかに入っている。 私がジェンダー平等実現のためにやっていることは「堂々と夫のご飯を作らないでいること」かもしれない。 我が家は夫と二人暮らしで、私は比較的料理好きな方。夫はあまり得意ではない。 この状況だと流れ的に私が家庭の「ごはん係」になるし、実際そう思って頑張っていた時期もあった。 私は在宅で仕事をしているので、オンラインミ

          「夫のご飯を作らない」というSDGs

          8/23(水)Podcastをはじめたよ

          ずっと準備してたPodcastをはじめました。いえ〜い。 同い年で会社の同僚の子とふたり喋りの番組。 私は既婚・DINKs(仮)で同僚のよしのちゃんは既婚・子育て中という二人組で、結婚とか出産とか子育て仕事家族社会……などなどのいろんな選択について、となりの芝生をのぞき見しつつ、うらやましがったりがらなかったりするトークプログラムです。 自分の声を聴くのは最初変な気分だったけど、何回も聴いてるうちに慣れた。 改めて喋りを撮ってみると、自分てこんなこと考えてんだ〜とか、こん

          8/23(水)Podcastをはじめたよ

          8/20(日)ハイスクールのメモリー

          高校の友達が家を建てたというので遊びに行った。 本当に久々に部活の同期の何人かで集まって、来れなかったメンバーはビデオ通話を繋いで近況報告をした。 話している内容は住宅ローンの話とか、夫や子どものこととかで年相応の話題なのだけど、性格の根っこは変わっていないので、「あんたならそこで悩むだろうね〜」とか「ほんとにそういうとこあるよね〜」とか言い合い、人の悪口で爆笑し、ほとんど部室のおしゃべりと変わらないのだった。 みんな各々の人生があるので「また明日」というわけにはいかな

          8/20(日)ハイスクールのメモリー

          8/19(土)バレエ・ピンク・バービー

          バレエの発表会が近づいており、ひらひらの衣装を着て練習したりしている。ピンクのひらひら。 初期はレオタードすら恥ずかしくて着られなかったのだけど、週に3日もレッスンに通っているとどうとも思わなくなり、いまではなんなら背中がガッツリあいているレオタードのほうが踊りやすいから好きである。 そんな調子で本番用のピンクのひらひら衣装も数回着たらわりとどうとも思わなくなり、俺はピンクのひらひらをやり切るぞという気持ちでいる。 それはそうとして踊っている最中に気を抜くと真顔になって

          8/19(土)バレエ・ピンク・バービー

          8/18(金)オウムとサブスク貧乏

          帰省やらなんやらで生活リズムが崩れて日記を書けなかったけどまあよしとする。やめないのが大事。 きのうは仕事で都内にいて、ひとりで知らん街を出歩いたりしてこれからの仕事について色々考えたりした。なんとなくやりたい方向性がわかった気がした。 しかし東京は数年住まないともう全然知らん街になってしまうな。よく行ってたエリアでも親近感は薄れて、まぁまぁ新鮮だったりする。それもまたよし。 今日は長野に来ていた先輩夫妻とランチをした。 先輩は自分の葬式の喪主をオウムにやらせたいから、

          8/18(金)オウムとサブスク貧乏