【読書】『きみのまちに未来はあるか?』除本理史・佐無田光【地方創生】
地方創生、まちづくり、MaaS。
最近、この辺りの本を読んで勉強しています。
関連する書籍の多いこの分野ですが、最初に読んだのは、『きみのまちに未来はあるか? 「根っこ」から地域をつくる』(除本理史・佐無田光 著)という岩波ジュニア新書です。
地方創生ならこの本は読んだ方が良い、とか、こちらも外せない、とか、皆さまのおすすめがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
地域の「根っこ」
地域の「根っこ」とは、「住民の暮らしが長年積み重ねられてきた結果として形成されてきたもの」です。コミュニティや土地・自然、まちなみ・景観、伝統・文化などを指しています。
この本では、具体的な事例を紹介しながら、地域の「根っこ」を尊重する地域づくりについて論じていきます。
福島県飯館村の村おこし。熊本県水俣市の「もやい直し」。石川県金沢市の挑戦。石川県奥能登の取組。これらが取り上げられています。
未来へのヒント
外から誘致するのではなく、地域の価値を見つめ直すという方法について、より深く考えてみたくなりました。
実際の事例が詳しく説明されているため、イメージもわきやすく、とても興味深かったです。理論だけでなく、考えるためにまずは事例をインプットしたいという、私のような地方創生初心者におすすめの本でした。
普段はどうしても近視眼的になってしまいがちですが、これからの社会がどうなるのか、私たちは何をすべきなのか、思考し続けたいです。
岩波ジュニア新書ということで大変読みやすい上、内容の充実した一冊です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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