トホホ続きのワーホリ生活、それでも私が絶対に行って良かったと思っている理由
こんにちは、Takumiです。
前回、
こちらの記事で、私の情けないトホホなワーホリ生活を紹介しました。
ワーホリ中、私はいろんな場面で臆病風に吹かれ、思い描いていたのとは違った生活を送ってしまいました。
いろいろと後悔のあるワーホリ生活でしたが、それでも私は、確実に行って良かったと断言できます!
ではその理由は何なのか。
それはズバリ、
自分のことが分かるから。
です。
え、そんなこと?と思われるかもしれません。
しかし、これは、生きていく上でとても重要なことなのです。そして、私たちは案外自分のことは分かっていなかったりします。
例えば、まだ学生の場合、これまでの人生は誰かに敷かれたレールの上を進んできた人が多いのではないでしょうか?
親や先生の助言、友達の選択、社会の流れなど、自分ではない他者の価値観を基準に選択をすることが多かったのではないでしょうか?
それが必ずしも悪いというわけでは無いですが、そのような生活の中では、自分の下した判断が、本当に自分の判断かどうか判別がつかなくなることがあると思います。
つまり、自分が持っているモノや、置かれている環境が、本当に自分が望んで手に入れたものなのかどうかが分からなくなるのです。
今の自分は、本当に「自分のなりたかった自分」なのかが分からなくなる。
と言い換えても良いでしょう。
それでも、「特に不自由はないし、別にいいんじゃない?」と感じるかもしれません。たしかに、人生がうまくいっているときには、分からなくても特に問題は無いと思います。
しかし、人生にトラブルはつきものです。生きていれば、どうしたらいいか分からなくなるような難問をつきつけられる瞬間がきっと来ます。(就活なんかもそうですよね。)
そんなときに、
自分はどういう人間なのか。
自分はどうしたいのか。
どういう選択をすれば自分は幸せになるのか。
こういったことが分かっていないと、他者の価値観に振り回されて、いつまでも自分の幸せに近づくことができなくなってしまう危険性があります。
だからこそ、自分のことを分かっておく必要があるのです。
古代ギリシャの哲学者、ソクラテスは、「汝、己を知れ」
中国の思想家、孔子は、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
と言ったとされています。
自分のことを知るということは、人間が生きていく上で永遠のテーマなのでしょうね。
そして、私は、この「自分を知る経験」ができるのがワーキングホリデーだと思っています。
なぜなら、ワーホリは自由だからです。
誰に急かされるわけでも、誰に怒られるわけでもない状況でいろいろな選択をしてきた日々を振り返ってみると、それらが全て自分の選択だったことが一目瞭然に分かるのです。
自分の行動は全て自分が決めたものであり、あとからいくら考えても、誰のせいにもできないのです。
言い訳という逃げ道が最初から絶たれているのです。
そして、その行動の軌跡をたどれば、自ずと、誰かの価値観に左右されたわけではない自分自身の選択が浮かび上がってきます。
「自分はあそこでああいう判断をする人間なんだ。」
「こういう状態でいるのが好きな人間なんだ。」
「これは我慢できるけど、これは我慢できないんだ」
という気付きが積み重なり、自分の価値観が可視化されます。
私も、ワーホリの経験を通して「自分が何を好む人間なのか」がよく分かったと思っています。もちろん完璧にではないですが。
絶えず変わり続ける世の中ですが、自分の価値基準をしっかりと意識することができれば、自分にとって幸せな選択をしていくことができると思います。
ワーホリを考えていらっしゃる皆さんには、いろいろと不安があると思います。
しかし、こんなにすばらしい気づきを得られる体験が待っていることを考えれば、飛び込んでみる価値はあるのではないでしょうか?
ぜひ、一歩を踏み出してみてください!
皆さんの人生に幸あれ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!