絶望プログラマー(会社辛かったら辞めても良い・・わけない)
こんにちは。
ゴールデンウィーク中ということですが、前半でレジャー軍資金を使い果たしてしまい、後半のレジャーは散歩か家でPS5の2択に迫られております。
絶望です。
さて、先日ビジネス系のYouTubeを見ていたら、たまたま「会社辛かったら辞めても良い」と目に入ってきまして、その場でしばらく考え込んでしまいました。
というわけで今日は新人教育での話題としてよく上がる「辛かったら辞めても良い」について語りたいと思います。
いつの頃からかSNSなどで辛いことに直面したらすぐ逃げましょうと言うインフルエンサーが増えてきて、それが原因かは分かりませんがここ5年で新人に対する接し方が変わりました。
※辛い理由にパワハラやブラックが含まれているときがありますがそれについては正当な理由だし、私自身もブラックを経験しており理解できますので除外します。
で、辛い事とは何ぞやなんですけど、上司の説教だったり、先輩からきついこと言われたり、仕事が分からない(教えてもらえない)などだそうです。
とはいえそれって新人なんですから周りからいろいろ言われて当たり前だと思うんですよね。
なんですけど、いろいろ言われるのが凄く嫌みたいなんですね。ほんとちょっと指摘しただけでも落ち込んでしまうので私は新人に指摘するとき、2褒めて1指摘することを心掛けています。あと常に冷静であること。怒鳴っては絶対ダメ。感情を入れずに淡々と指摘するみたいな。
しかしながらここまでやってもヘコむ子がいまして、そういう場合は歳の近い若手をメンターとして付けて、私からは直接指摘しないようにします。褒める場合は私から言ったりしますがネガティブな指摘はすべてメンター経由で行います。
まぁ、こんな神経使うことをやっているもんですから、上司の方が先につぶれてしまいます(笑)
Z世代という言葉が流行りだして、ほんとに教育が変わりました。まずは上司の意識改革です。セミナーにも行きました。昭和ではなく今は令和、時代が全く違うことを最初に上司が飲み込む必要があります。新人教育はガラリと変わったんだと受け止めなくはなりません。
新人に対して本当にすご~く優しくなったと思います。ミスをしたときに頭ごなしに怒るのはNGで怒鳴るなんてもってのほか、なぜダメなのか説明してどのようにすれば良いのか教えるようになりました。昭和だったら一言「ダメだこれ、やり直してこい」でしたからね。本当に変わったと思います。
しかしながら変わったのは新人にとっての身内だけでお客様は変わっていません。ここが重要なポイントです。これに気付いていない新人は地獄を見ます。
IT業界の大半を占めるSESの世界で、ちょっときついこと言われたくらいで泣いてしまう新人は、はっきり言ってどこにも受け入れてもらえません。いくらSESがぬるくなったとはいえ客先常駐したら現場でいろいろ指摘されることがあるし、ミスしたらきついことも言われます。
結局のところ、一社目は踏ん張るしかないんです。(パワハラやブラックは置いておいて)乗り越えるしかないのです。
どんなに身内が優しくしてくれてもお客様は容赦ないし、お客様から見たら新人か否かなんて関係ないですからね。仕事をやってくれればそれで良いし、ミスしたら当然怒ります。なので新人がミスしたときは「自分がお客様だったとして同じことされたらどう思う?」と問います。
新人一年目はいわゆる雑魚です。これは仕方がありません。みんな一緒です。少しずつできることが増えていって、先が予想できるようになり、ミスが減り、だんだんと様々なケースに対処できるようになるのです。
新人教育をやってきて、この子辞めそうだなと思うときが毎年あります。辞めそうだなと思う子たちの共通点は自分を高く見積もりすぎていること。ちょっとしたことができないとヘコみ方が凄くて、いわゆるガラスのハートを持った新人でした。
うまくやる子はみな素直で、ミスを真摯に受け止めて2度目のミスをなんとか防ごうとするのに対して自分を高く見積もっている子はミスしたことをいつまでも悔やんでいます。きっと受け入れられないんでしょうね。
この差は絶大で、素直になれない子はいつまで経っても止まったままです。このタイミングで昭和であれば強い矯正が入るのでしょうが、今はそれがありません。直る子は直るし、直らない子には厳しい現実が待っています。
今年も何名か新人が入ってきました。残念ながら自分を高く見積もりすぎている子がいます。その子を現代のやり方で矯正するのが私の仕事なのですが、まあ、しんどいですね。
だから管理職希望の若手が減ってきてるんですかね。いやはや、どうしたもんか。次の手を打つべくまたビジネス系YouTubeチャンネルを覗こうと思います。
ではまた。
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