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単純接触効果(ザイアンス効果)  「プライミング」その2


つい○○してしまう!

前回の追加です。
つい○○してしまう!の行動決定は
視・聴・臭・触・味 の五感への刺激も材料となるんです!
BGMのスピードで、スーパーでの購買行動が活発になったり(聴覚刺激)
わあ~、パンの焼けるいい匂いだ!で、いつの間にかパンが食べたくなったり(臭覚刺激)、
なんで今日「トマたまカレーうどん」食べたいんやろ?ああそうか、今日テレビでTOKIOが出演してるのを見たしやな!(視覚刺激)
などなど、頭で考えるより、身体で感じることも行動を左右するんですね。

ザイアンス効果(単純接触効果)

これも行動決定において、わたしのなかの「あるある」かもしれない。
繰り返し、繰り返し接触していくことで好感度がアップするって効果!
以前の職場で
「今日、近くまで来ましたのでご挨拶にきました!」とかで結構頻繁に来てくれる広告会社の人がいた。お役に立てないし、お金持ちの会社じゃないから契約取れないと思うよ!っていっても、
「そちらの会社のやっていらっしゃること、結構社会貢献度がすごくてすきなんですよ!」とだけ言って帰っていく。迷惑じゃない程度にやってきては、何も売らずに帰っていく営業マン!
なんか、気に入ったんだよね。
社長に直訴して、広告はそこにお願いした。
もちろん精いっぱいやってくれたから、本当にうれしかったんだけど…
何度も来てくれたけど、何も押し売らなかったし、しつこさも感じなかった。しまいに「ああ、今月も声かけてくれた」と思った。
=この人(会社)は安全で信用できる
……となった。

まさしくこれがザイアンス効果(単純接触効果)!

こちらの心構えありきだけど…

必要ないのに、何度も来られたら、そりゃどれだけ好感度のある人でも「嫌や~~っ」ってなってたかもしれない。
こちら側の心構えも重要なんだけどさ、やっぱり人柄やね。
ちなみにその方、「氷河期世代」の入社なんだって!
本当は行きたい会社もあったんだけど、雇ってくれたその会社で頑張ることにしたって。んで、何年も頑張ってきたんだと。
キャリア理論っぽい感じで言うと「偶然を必然に納得して変えた人」なんだな。
やり取りの中で、そんな人間性もわかったから、こちらも安心して任せられた。
そんな会社、結構あるよね?
(ちょっと行動経済学からはそれちゃったかな?)

○○効果は本能的なものを指す

なんとか効果って結構、心理学の用語でも出てくるんだけど、効果=本能的なものと考えてもいいみたい。
だから、こういった効果はなかなか人間心理を突いているので覆らない。
誰かにベストな選択をしてほしいとき
○○効果を意識するのはポイントかもしれません!

参考: Udemy 「はじめての行動経済学」丹羽亮介講師 より



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