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みんなの心に「ゾウ」がいる!


思考2つのモード

ちゃちゃ~っと片づけたい、決めてしまいたい!それはわたしだけでなく多くの人そうなのね。
直感理性、このからくりについて『心のゾウを動かす方法』にて理屈を簡単に調べてたよ。

「わかっちゃいるけど行動できない」のは行動することのメリットを知らないとか、内容がわからないからといった理由ではなく、2つのモードが関係している。

『心のゾウを動かす方法』
竹林正樹著 扶桑社

速い思考(システム1)=直感

直感は日常生活の多くの判断を担当している。本能的で動きが速い。
この直感はすぐに判断してくれるので頼もしいところはあるが、面倒くさがり屋で、損することが大嫌い。
正しい情報を得ても、歪んで解釈する(自分の都合のいいように)習性があり、この習性のことを「認知バイアス」と呼んでいる。
存在感があり、力強くて本能的、動きも早いので「ゾウ」と呼ぶ。

遅い思考(システム2)=理性

いっぽう、理性はじっくりと考えるのを担当している。じっくりと考えるので、発動するととてもエネルギーが必要となる。(時間も)なので普段はほとんど休んでいて、直感では判断できないような手に負えない事例の時に出現する。しかしすぐにパワーが切れてしまいがち。
「ゾウ」に対応するとして「ゾウ使い」と呼ぶ。

日常の判断の多くは直感(ゾウ)が担当しているが、重要な判断は理性(ゾウ使い)が出現するといった役割分担がある。
ゾウの手におえない問題が出てくると、すかさずゾウ使いが出現して難しい判断も熟考して答えを出すのである。

ゾウとゾウ使いの関係は?

たまにゾウはゾウ使いの邪魔をする!

最初の2つの文章が正しい場合、3つ目の文章は成立するでしょうか?また4つ目の文章はどうでしょうか?
①【前提】亀は動物である
②【前提】一部の動物は崇拝の対象である
③【合っている?】全部の亀は崇拝の対象である
④【合っている?】一部の亀は崇拝の対象である

『心のゾウを動かす方法』
竹林正樹著 扶桑社 P17

ゾウ  :「③までは言い切れないけど、④が正解じゃね?」
ゾウ使い:「ホンマにそうか?ちょっと考えるわ!」
     ……………考えるとエネルギーが切れてくる……………
ゾウ  :「答えだしたってんのに、なんでそんなわざわざ疲れるようなこ   
      とするねん?」
ゾウ使い:「…………」
ゾウ  :「おれが一回判断したやんか?文句あるん?」
ゾウ使い:「……ん……」」
ゾウ  :「お前かってもうエネルギー切れそうやん?しんどいやろ?」
ゾウ使い:「……しんどいけど……」
ゾウ  :「ほな、やめたら?」
ゾウ使い:「………えっ?そう?…じゃあ、お言葉に甘えて…」

まぁ、いつも任せてるから、ちょっとくらい判断が間違っていても仕方ないよね?と現実的に割り切ったりしているのがわれわれなのです。

でも、ゾウのこの習性には癖があり、一定の法則があるのでないかということがわかってきたのです。そこを押さえれば、いろんなことがうまくいくのでは?

わたしのダイエットも??????ふふふ

参考資料:『心のゾウを動かす方法』竹林正樹著 扶桑社 


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