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Today's English05 "Not a day passed without~:~しない日はない / epic meltdown:発狂、ブチキレ"

最近は海外メディアで日本が登場することが多いです。記憶に新しい全米女子テニスオープン決勝、日本人初のグランドスラムに大手の大坂なおみと何度も大会を制している女王セリーナウィリアムズの一戦。

コーチングの反則を取られたセリーナは審判に抗議。その後も劣勢に立たされ、ラケットを破壊してペナルティを課せられてしまいます。彼女は、このペナルティは男子の試合ではありえない、自分が女であるからだと、執拗に審判に詰め寄り、ついには1ゲームのペナルティを課せられてしまい 、そのまま敗退。

大坂選手による日本人初の快挙も、新しいスター誕生の瞬間であったはずのセレモニーも後味の悪いものになってしまいました。

"Naomi Osaka US Open Victory Overshadowed By Serena Williams Bad Behavior / 大坂なおみの全米オープンの勝利はセリーナウィリアムズの良くない振る舞いの影に隠れた"

本来であれば単なるスポーツのジャッジ問題で終わるところがジェンダー論へ飛び火し、さらに人種問題にまで議論が発展しました。

"Tennis Has Had Some Epic Meltdowns. Serena Williams’ Wasn’t One Of Them. / テニス界にはこれまで何度もブチキレ事件があった。セリーナの件はその中の単なる一つにはならなかった(大きく注目された)”

アメリカは歴史的にそうなのですが、ジェンダー、人種による差別問題で激しく燃えあがる傾向にあります。metoo black lives matter  運動は記憶に新しいですがSNSによってその傾向は加速しているかのように見えます。


"Not a day passed without flaming about gender and race theory."
"ジェンダー論と人種論で炎上しない日がない"

"Major media outlets utilizes people's anger."
"大手メディアは人々の怒りを利用している"

"Why do people associate any issues with gender or race equality?"
"なぜ人々は全ての問題をジェンダー論や人種論と結びつけるのか"

反論意見とししてこういう表現の仕方もあります。

"Serena just displayed poor sportsmanship by having an epic meltdown"
"セレーナは発狂してスポーツマンシップの乏しさを露呈しただけだ"

平和でいたいものです。

※overshadow~ : 〜に影を投げかける、暗くする / 〜影を薄くする、見劣りさせる 
※epic : 名)叙事詩 形)叙事詩的な、英雄的な、異常に大きい、大規模な
※meltdown : 炉心溶融、(株などの)急落 /  自制が効かなくなる
※epic meltdown : ブチキレる、発狂する
※Not a day passed without~(doing) 〜がない日がない、〜しない日がない
※theory : 理論、論、学説
※utilize~ : ~を利用する
※outlet : はけ口、市場、マーケット / 販売代理店、小売店
※media outlet : 報道発信地
※major media outlet : 大手系放送局
※state-run media outlet : 国営報道機関
※associate A with B : AとBを関連づける、関連づけて考える、連想する
※display : 展示する、陳列する、見せる、広げる

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