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9.第3夜②キレイごとでは伝わらない ! Girls & Boys(GB)がスマホで人生を壊さぬ為の楽しい言霊 (ゲームとのお付き合い)後編

🥺ゲームチェンジ(世の中と自分)を目指して書籍化希望です。
☆当作品の評価はスマホを持つ子供が自分を守る知恵を身につける事です。
「漫画化されて子供が読むイメージ」で感じてください

【どうしたい】
「やってはいけない」から「自分で自分を守る知恵」へ
【伝えたい】
①人生に関わるスマホの危険の本質を感じとる
②危険の既視感を作って地雷を避ける感覚を身につける
③地雷を踏んでも自分を見失わずに修正出来る感覚を身につける
【目標】
飽きずに最後まで楽しく読んでもらう⇒エンターティメント
知らず知らずの内に頭の中に残る組立て⇒指導でなく納得力重視
【その為に】
明るく・鋭く・なるほどー・馬鹿らしく・率直に・いいノリで・
⇒シンプルに独自の解決策を示す

(当文章は書籍化による漫画やイラストをつける想定のシナリオ仕立です)
◎主要登場人物
☆ヒロッチ(中二) 主人公 身長155㎝ 元気者 ショートヘア
☆ハピー スマホ学園のスマホティーチャー 異世界からの召喚能力をもつ 
     チアダンスが好き。未来看護師的制服とゴーグル着用
☆スグル(高2) ヒロッチの従兄 成績優秀の優しくて真面目なお兄さん 
☆校長 スマホ学園校長。ハピーの上司。よく厄介事を押し付けられる。
☆ウサギ男 スマホ学園アシスタント ウサギの被り物をしている。親の立場から発言してくれるらしい
●この項の登場人物
☆ゲムドウ社長 ゲーム制作会社「ワル夢」の社長
☆ゲムドゥの部下 
☆10年後スグル 成績優秀で優しかったが成績不振時にゲーム中毒になり引きこもる。10年後にハピーによって現在に召喚された。

●当項のあらすじ
現在に召喚された10年後のスグルはゲーム依存に陥って人生を失いつつある自分を認め、心から悔いるのであった。そこでハピーが何らかの提案を?

(本編)
◎ハピー
「ここはズレたパラレルワーールド。貴方を救ってあげれるかもしれない」
◎ヒロッチ
「ぎえっ、なんか方法あるの ?」
◎ハピー(工事現場姿のハピー)

「この『次元つるはし』で空間をクラッシュすると『夢の大広間』という異空間につながる洞窟が出来るの」
◎ヒロッチ
「『夢の大広間?』呼び名はキレイけど私の夢の中につるはしで洞窟を彫るのー涙」
◎ハピー
(無視)「それは様々な人の夢につながる、ほぼ時間が止まった異空間なの。そこでスグルは3650人のゲーム依存の人達に今の自分の思いを伝えて後悔しない人生に戻るように理解させてほしいの。夢の中の登場人物として・・」
◎10年スグル
「そんな事、俺に出来るのかな ?」
◎ハピー
「さっきの貴方の苦しみが本当ならね。それにアナタはまだやり直せるし、戻れる場所もあるし・・・・・」
◎10年スグル
「わ、わかった。頑張るよ。戻れるんだよな10年前の俺に」
◎ハピー
「3650人に伝えきった時に最終判断してね。じゃあ術式手続きの為に校長の元に転送するから、頑張ってね」
(スマホのボタンを押して)ピッ (10年スグルの姿が消えた)

(リモートで校長登場)
◎校長
「たまたま次元伝道者枠が一つだけ空いていたからな。数十年に一度のタイミングじゃわい」
◎ヒロッチ
「じゃあスグルはとてもラッキーだったの ?」
◎校長
「タイミングはな。しかし彼の任務は凄ましく厳しいんじゃ。ゲーム依存者は落ちる所まで落ちないと依存している事に気付かない。いや、認めたくないので気付きたくないんじゃ。問題から逃避する為に依存するようなもんじゃからの。その彼等に対して思いを伝える事のどれだけ大変な事か。10年近くかかると思うぞい」
「スグル自身は親の期待に応え続ける事がキツかったんじゃ。小さい時から教師になりたかったのに医者を目指せと言われ続けたギャップが原因かもの~、そこでテストで続けて不調だったので気分転換をしようとハマってしまった。真面目な人や優しい人程、自分を追い込んでしまう。早い段階で誰かに相談出来てればの~」
◎ハピー
「校長、おしゃべりはそこまで。スグル君を送っちゃいましたよ」
◎校長
「厳しいの。ハピーは。
ヤジイパ ンシンバ チイガイ シマタノ エマオハシワ」
(優しい表情でハピーを見て消える)

◎ヒロッチ
「ねぇハピー? スグルは大丈夫かな? 元のスグルに戻れるかしら」
◎ハピー
「多分、戻らないと思うわ」
◎ヒロッチ
「え゛っ ?」
◎ハピー
「彼が3650人に今の自分を経験を伝えれたなら、彼は自分の為に過去に戻らずに、彼の経験を生かしてご両親を含めた周りの人をもっと幸せにしようとするんじゃないかな。『人を幸せにして得られる喜び』が最もスグルを癒すかも。それに校長の術式も怪しいしね~」(いつもの軽いノリのハピーが舌を出す)「でも帰れる場所に帰れる人は幸せ」

(数日後、下校時にスグルと出会ったヒロッチ)
◎スグル(今)
「あっ、ヒロッチ久し振りぃ」
◎ヒロッチ
「イェーイ。相変わらず勉強は大変なの ?」
◎スグル
「最近、試験勉強の合間に息抜きにオンラインゲームをやってたんだ」
◎ヒロッチ
「え゛っ?」
◎スグル
「オンライン将棋。課金ゲームにはまりかけたんだけど夢の中に変な覆面を被った怖いおじさんが出てきたんだ。『時間とお金をかければ誰でも強くなーれーるんだー。そんなのかっこ悪いだろーって』それで意味不明なんだけど『ゲムドウたちの掌で転がされるなぁあぁぁあぁぁあぁぁって・・・』って脅すんだ。怖い感じだったけど瞳は少し優しかったかも。すると今朝、ママがクラスで1番の成績でなくてもいいよ。でも少なくとも五番以内にいてねって言い出したんだ。やっぱり変な夢を見たらしい。でも僕的にはすごく楽になった。逆に頑張ろうって気持ちになったよ」
◎ヒロッチ
「すぐるぅぅぅぅぅぅぅ」(スグルに抱きつくヒロッチ)
◎スグル
「なんだよーヒロッチぃぃ」
◎ヒロッチ
(何でもやり過ぎは駄目よ❤)

(その後、別シーンでヒロッチとゲムドウ社長)
◎ヒロッチ
「ゲームを途中で止めれる方法ないの ?」
◎ゲムドウ社長
①先ずは簡単な方法
「先週七日間の24時間の時間割を作ってみな。ゲームの為にどれだけ時間を犠牲にしている事がわかるさ」

②簡単な方法
「5日間だけゲームを我慢してみな。6日目の朝、世界は何も変わらずに今迄と同じように動いてる事に気付くだろう。ゲーム会社は相変わらず、会社の販売計画に沿って似たようなイベントや限定セールを仕掛け続け、君がいなくてもゲーム仲間は新たな仲間をやり繰りくしてゲームを続けている。実は君が自分を犠牲にしてまで必死にゲームを続ける必要はないんだよ、って気付くかも」

③簡単な方法
「スマホから一旦、ゲームアプリを削除するんだ。不安だったらアカウントとパスワードを控えときな。そして一週間位ゲームから離れるんだ。すると暫くしたらしたら毒気が抜けてきて『無駄な時間を使ってたな、無断金を使ってたな』って思えるかもしれん。
◎ヒロッチ
「そんな簡単な事で ?」
◎ゲムドウ社長
「我々はユーザーに絶え間なくイベント・キャンペーンを仕掛け続けている。それは脇目をさせずに催眠術をかけ続けるようなものなんだ。だから時間が空いてしまうと催眠術が解けて現実に戻ってしまうんだ。『何でこんなに必死になって頑張り続けたんだろう』ってな。もう一度、催眠術をかけなおす為に復活イベントもやるけどな」
◎ヒロッチ
「それでも止めれなければ ?」

◎ゲムドウ社長
「俺の顔を思い出せ !」

(ゲムドウ社長の大アップ お金を空にまいてウハウハ。ページいっぱい)
「お前らが使いこんだお金や時間は全て我々、悪逆非道のワル夢株式会社を儲けさせてくれる。その金で俺は高級車乗り回して酒をかっくらってがっぽり給料もらってんだ。これが俺達の仕事なんだ。ワルム株式会社のゲムドウがお前たちの後ろで大儲けして高笑いしている事を思い出せ !  !  ショーバイ ! ! ショーバイ 金儲け !! はっはっはっはっは ! !」
。。それでも駄目なら自分がゲーム依存症である事を認めて医療機関で治療するしかないな。。。」
◎ヒロッチ
「ゲムドウ、なんでこんな自分に不利な事を言ってくれるの?」
◎ゲムドウ社長
「俺の本当の夢は一日30分で幸せな気持ちになれて、他人も幸せに出来るゲームを制作したかったんだ。しかし出来ねーんだよ。ゲームの開発費・維持費・社員の給料・宣伝費とかかかるし、そんな夢みたいなのは」
◎ヒロッチ
「ちまちま考えるから駄目なのよ ! 世界の10億人の人が毎日、1円で15分だけ楽しめるゲームなんて出来ないのかな。おぉー 1カ月で300億円の収入よ。じゃあ毎月、150億円は世界の恵まれない人・教育を受けれない人・温暖化対策とかに回るようなしくみを作ってあげれば皆、幸せだと思わない ?」
◎ゲムドウ社長
「幸せを循環させるSDGs的ゲームか。いいかもな。もう一度、考えてみる。豪快でいいなぁーヒロッチは―」
◎ヒロッチ
「雑ってよく言われるけどね。まっすぐに頑張ってみて ! !」

(ウサギの被り物を被った男/スーツ姿)
◎ウサギ男
「ゲーム依存症の議論については『依存症は科学的に証明出来ない』とか『家庭の問題であり法律でとやかく言う問題でない』とか『いくら規制しても抜け道があるから無意味』との反論はありますが、間違いないのは自分の子供達が毎日、ゲームを4時間以上やったりお小遣いやお年玉を全てつぎ込んだりしたら『それは違うだろう。このままでは良くないよな』って誰もが思う事ですよね。それは私達にしてもゲーム業界人にしても政治家にしても同じだと思います。違うのかな ?」
◎ヒロッチ
「あなた誰?」
◎校長
「実はウサギ男君には親の視点での説明を中心にお願いしておる。小面倒くさい事を言う事もあると思うので面倒だったらページをとばして3年後に読んでもらって構わんからのぉー」
◎ハピー
「あんな人、学校にいたかしら・・・」
◎ウサギ男
「では今後とも宜しくお願い致します」

(回想シーン)
◎10年後スグル
「気が付いたら一日中、ズーーーっとゲームをやってるんだ。朝も夜も。たまに気付くんだ『これじゃあいけない。学校にも行かなきゃ』。でもママから『あんなに成績良かったのに何でこうなったの ?』なんて泣きながら叱られると僕も当たり散らしちゃって、気が付いたらズーーーッとゲームをやってるんだ。でもゲームをしている時が気持は落ち着いてるんです。モヤモヤもしないんです。何だか満たされているんです。何も考えなくて済むんです。僕のゲームの邪魔をしないでくれ ! ! 何も考えさせないで ! !
◎ゲムドウ社長
「本当はゲーム時間を抑える方法なんて簡単なんだ。ゲーム会社が自主規制して例えばGBには一日二時間以上ログインさせないような自主ルールを設定すれば簡単なんだ。『抜け道や規制破りがあるから意味がない』『科学的じゃない』とか言う輩は出るだろうけど半分のGBだけでもルールを守ってくれれば大きな意味はあるよな。この話は秘密だよ。うちの会社が抹殺される。でも大丈夫! いつまでも日本はそんな世の中じゃなくなってくるから」
◎ウサギ男
「君がゲームで使っているお金はどこから?」
(イラスト)
遅くまで仕事している父の姿・・
スーパーでレジを打っている母の姿・・
会社で叱られて謝っている父の姿・・

「あっ、そうそう。親のクレジットカードのデータがスマホに残っていてついつい課金、気付いた時には大金になっている例もあります。滅茶苦茶怒られた挙句、長期にわたってお小遣い大幅減少間違いなしだぞ 

つづく

次の項 スマホと勉強とのお付き合い

【伝えたかった事】
①皆、ゲーム会社の掌にのせられて貴重な時間をお金を使いまくっている構造を親も子供も客観的に頭に入れておきましょう。巨額の金が動くので政治もマスコミも味方してくれません。
②各家庭でゲーム依存から子供を守ろうとしても、業界ぐるみで研修、データ分析等で研鑽を重ねて押し寄せてくるのは正しく巨人の前の蟻レベルです。
②ゲーム依存に対抗できるのは何だろう。考えた挙句、架空のゲーム会社社長に嫌悪感を持たせる事でゲームにブレーキを踏ませる事でした。だからインパクトを与える為にゲムドウ社長がGBの頭の上でお札をばら撒いて歯をむき出しにして高笑いしているシーンをページぶち抜きで掲載したいのです。脳に刻み込まれた「依存」に対抗できるのは「生理的な嫌悪感」を脳に刻み込むしかない気がします。








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