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炭酸刺繍マガジン

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架空の詩集「炭酸刺繡」をテーマに詩を募り、まとめています
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#私の作品紹介

詩の募集終了しました 炭酸刺繡|盛夏編 多くのご投稿感謝いたします

架空の詩集「炭酸刺繡」を編さんする名目で、詩を募ります 炭酸刺繡という言葉から連想した詩を、作ってみませんか? 「炭酸刺繡」とは… 架空の詩集の表題です 字面と音が、気に入っております 参加のしおり ・「炭酸刺繡」というワードから連想した詩を、ご投稿ください ・「炭酸」「刺繍」それぞれをテーマにしてもOK ・新作・無料記事限定 ・できれば500字以内でお願いします 短くても、もちろん可 ・しめきりは 8/8(木)23:59まで ・形式は自由  ・この記事を、あなたの

コーラはお薬です。 #炭酸刺繍

コーラはお薬です。 食べ過ぎた時に 胃薬の代わりに飲んでください。 コーラはお薬なのですか? 胸がキリキリする時にも 効きますか? コーラはお薬ですが 胃ではなくて 胸が痛いのですか? はい、あの人のコトを考えると ドキドキと動悸がして 胸がキリキリするのです。 うぅむ、コーラはお薬ですが 胃の消化は助けても 胸の痛みにはどうかなぁ。 コーラはお薬なのに 胸の痛みには 効かないのですか? いや、効かないとは 言い切れませんが 処方したことがないのです。 でも、あ

キミと夏ふぇす

キミ だいぶ遅れて やってきたよね おわびと言って サイダーをよこしてきたよね それだけでさ 笑顔になっちゃってさ 許しちゃうわたしってさ ほんと ちょろいったらないよね まったくさー ホントまったくさー まったく まったく まったくさー 声をかけらんなくってさ けど キミのほうから 言ってくれたよね 行かないか って キミと夏ふぇす 来れてよかった おそろいのグッズ 買ったよ 色ちがいだよ わたしがピンク キミが青 はずかしくって うれしくって キミと夏ふぇす

よし

逃げ水を 遠くに見ながら サイダーで 喉をうるおす 子どもらが きゃっきゃ言いながら 逃げ水を 追いかける 走っていく 子どもらに 目をやりつつ サイダーで 喉をうるおす 逃げ水は どういうわけだか わたしから 逃げずにいる おーい 追いかけてこいよ 逃げ水が 言ってくる その言葉を 無視するように サイダーで 喉をうるおす どうした はやく 追いかけてこいよ 逃げ水が 言ってくる 腹立たしさを まぎらわせるように サイダーで 喉をうるおす サイダーで 喉

海賊げっぷ(¢ε•) 【炭酸刺繡|盛夏編 】

激しく波打つ 炭酸水 弾け飛ぶぜ 炭酸の泡 海に危険 はつきものさ 俺たち荒ぶれ 海賊げっぷ 秘密の炭酸 見つけたぜ 一口飲んだら Lucky Boy 俺はキャプテン 名前はげっぷ 拳を突き上げ みんなで げっぷ!! カリブの海を 突き進む 俺たち荒ぶれ 海賊げっぷ! #炭酸刺繡   #私の作品紹介 #スキしてみて #炭酸が好き 一部内容を修正しました *2作品目の投稿になります 藤家秋さまよろしくお願い致します

ひこうき雲

青い空に すん と のびる いっちょく線 これから 空に 刺繍でも はじめるんだろうね 昔はねえ よくやったんだよ わたしも 空にね 青い空に すん と のびる いっちょく線 そのひとすじに いまは ときめきを 失っている 何も 感じなくなってしまった わたし どうしちゃったんだろう わたし 青い空に すん と のびる いっちょく線 風に ふかれ 流れていく わたしの ココロも 流れていく 何も 考えなくなってしまった わたし どうしちゃったんだろう わ

満月のコーラフロート

空と海の境界線が夜に溶けて 世界がひとつになる 黒い海にうかぶ満月が バニラアイスみたいだ。と あなたが言うから 闇に光るクラゲたちが コーラの炭酸みたいだね。と わたしは言った まるで 今夜は月が綺麗ですね。と 言っているみたいに 最後の夜 わたし達は 好きと言わずに 好きと伝え合った 永遠の恋だと思った 満月のコーラフロート / 月乃 #炭酸刺繍 素敵な企画に参加させていただいております。 どうぞ宜しくお願いします♡

ビー玉のヤツめえ

コーラを いっきに 飲んでみる 口の中で ごわっ となって げほげほっ と してしまう サイダーなら いけるだろうか やっぱり 口の中で ごわっ となって げほげほっ と してしまう 梅酒ソーダだと どうだろう コーラや サイダーのときとは 違った意味で ごわっ となって コーラや サイダーのときとは 別の意味で げほげほっ と してしまう ラムネは どうかなあ いっきに 飲んでみる いっきに 飲んでみる いっきに 飲んでみる はて? いっきに 飲めない

熱を帯びたコーラ | 炭酸刺繍

一つでも気が抜けていると思っていたら それは大いなる誤解だと考えてみてくれ お前が再び戻ってくるのを待っていたんだ ボルテージが上がるたびに苛立ちながらも 炎天直下摂氏40℃の中待ち侘びてたよ いつまで経っても目を暮れずにいるから 氷を入れて無理やり冷やしておこうと 涼しげな夜が来るまで待っていようと 中身をまるごと入れ替えてしまおうと あわててヨリを戻しても手遅れなのさ だから 口に含んだ瞬間がいかほどのものか その身一つで受け入れてみるといい 舌が火傷してし

とけちゃうくらいに甘美な夏

ソーダ味の棒アイスを片手に エアコンさまのスイッチを入れる エアコンさま しっかり働いておくれよ 願いつつ アイスをかじる 軒につるした風鈴の 涼やかな音に 気持ちをのせながら アイスをかじる 学校の宿題なんか すっかり頭から捨てさって アイスをかじる グラスに氷を入れる わざと 高くから氷を落とし いい音をさせちゃいながら にやけつつ アイスをかじる グラスに サイダーを入れていく アイスをかじるかわりに サイダーをごくり やっぱり 

「君との指切り」詩―炭酸刺繡 盛夏編企画応募

魂は 響きあう歌声となり 炭酸の泡のように はじけながら 舞いあがり 深く心に 刻まれる カゲロウの恋は はかなくて 泡のように フッと きえてしまう それでも 終わりの見えない 幸せごっこの遊びに 疲れはてて ぬるいサイダーの海に 浮かんで 水平線の 入道雲を仰ぎ見る 幸せの重さを 知りたいと  天の 女神に問いかけるが 自分の 心の中で探せと 冷たく 撥ねつけられる 止まったままの カレンダー 枯れ始めた 恋の花 心に映る 影法師は 空から降りてきた 運命の 予兆

星屑のモスコミュールと乾杯の理由

濃紺の生地を広げたような夜空には 琥珀色の糸が似合うだろうと思った ひと針ひと針ていねいに 夏の大三角を刺繍する 記憶のカケラが流れ星みたいに 目の前を通り過ぎていったような気がして ふと針を持つ手がとまる 見えているものさえも 見ないようにして生きていたあの頃 何者かになろうと必死になって 何者にもなれなかったあの頃 コンコン 仕事を終えた夫がグラスを片手に 部屋のドアをあける 「まだ起きてる?寝酒に一杯どう?」 今日は特に乾杯するような出来事もなかったけど な

【詩】炭酸刺繍|盛夏編:僕らは夏の真ん中にいた

藤家さんの企画【炭酸刺繍盛夏編】に 今回も張り切って参加します。 前回は鼻息も荒く1作目を書いて、 「次は大人なロマンス!」と意気込んだものの 気がつけば明後日方向に展開してしまったので 「今回は!」と奮起したんですが、 う〜ん、う〜ん、どうにもまとまらない。 仕方がないですね、こればっかりは。 今ある気持ちを大事にしよう…… ということで、 ちょっと苦めにシフトしてみました。 ま、苦い泡だっていいものですしね。 あの頃 僕らはずっと夏の中だった 海の色が空の色が きみ

暑さを縫い取る【炭酸刺繡|盛夏編 】

酷く暑い夏だ どこの誰が こんな陰謀を仕掛けたのか 太陽は我知らぬと ギンギンギラギラと容赦なく 日差しを投げ下ろしてくる 「いっそお前が夏バテをしろ」 空に向かって吠え立てても 疲れてしまうだけだから 空にスマホを翳して 空に言葉を縫い付ける 酷い夏に   負けぬような ことばたちを  縫い取るのだ 消えない今年 酷暑の証に 拙稿題名:暑さを縫い取る 総字数:150字 秋さん、よろしくお願い申し上げます。 #炭酸刺繍   をイメージして、もう一枚生成画像を(M