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北海道立文学館「花・彩々」

☆全文公開。投げ銭スタイルです。 

 北海道立文学館の「花彩々」展に行ってきました。
 花を扱った文章ーー小説や俳句、絵本などーーのパネルが展示されていました。言葉に焦点を当てた催し、面白かったです。



  中でも私が気に入ったのは、「さくららら」という絵本(絵ではなく写真だったのですが、なんと言えば良いのでしょう?写真本?絵本でいいのかな)でした。
 展示されていたページの言葉のワンフレーズがとても印象的で、はっとさせられました。人生において、勇気をもらえる言葉だと思いました。自分の心の中に刻みたい言葉ベスト10に入りましたね。
 そのワンフレーズ、紹介したいけど、ネタバレになるし、だめなのかな。いいのかな。やめておきます。是非北海道立文学館に足を運んでご自分の目でご覧ください(と言っても、残りの日数は少ないのですが・・・)。載っている写真もとても綺麗で、ゆっくり読んでみたい本だなぁと思いました。


 そしてショップで素敵なポストカードを発見!びびっときましたね。小林重予さんという、造形作家さんのポストカードでした。
 それがこちらの二枚(解釈は素人のあくまで個人的なものです。的外れなことを言うかもしれません。私がそう思った、というものです)。

 まずは左側のポストカード。雨の絵の上にいろんな雨の言葉が載っているんですよね。簡単そうで思いつかなくて、味があるって言うんですかね。日本語の美しさや奥深さを感じます。雨のつく言葉だけでこんなにあるんだっていうのが、目で見ても楽しめる素敵な作品だなぁと思いました。ところどころ文字が滲んでいるのも、雨を連想させますよね。
 
 次は右側のポストカード。これ、素敵ですよね!いやぁ、ありますよね。いつか使うだろうと思ってとっておいてあるボタンたち。でも大概使われないんですよね。それを「掛けてもらえないボタン」と表現する、センスの塊すぎません!?
 掛けてもらえない、その寂しさが、このように表現されることで、でもむしろ人の心に残る、というか作品として息をすることで永遠の命を得たような、もしかしたらそれはボタンの本分ではないのだけれど、それはそれで幸せなのかもしれない。そんなことを考えさせられる素敵な作品だと思いました。

 北海道立文学館は中島公園の敷地内にあって、お出かけの際には、公園を散策するもの楽しそうですね。中島公園に行くのは初めてだったのですが、とても広いんですね。楽しかったです。じっくり散策はできなかったんですが、今度晴れた日に行ってゆっくり散策してみたいと思いました。
 池にはカモがいたりなんかして。これぞ公園!って感じがして良かったです。日本庭園もあって、とても素敵な空間でした。お散歩したり、ベンチに座ってまったりできたら素敵ですよね。


「花・彩々」
札幌市中央区中島公園1-4
北海道立文学館 特別展示室 にて
2022年4月16日~6月5日
花・彩々は入場料無料です。常設展示の方は入場料がかかります。

 
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 今後もこのような、美術館やギャラリー、展示会などの紹介・感想を書いていきたいと思います。励みになりますので、なにか感じていただけましたら、よろしくお願いします!

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