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[詩]朝ぼらけ

朝起きたら
目を開けるよりも先に「君が好き」って思うんだ

ぼんやりと広がるいつもの風景
何度も頭に教え込ませた
「君が嫌い」の言葉がじんわり広がる

二度寝しようとするけれど
絶望に固まって閉じない瞼

外から聞こえる子供の泣き声
大切にしていたぬいぐるみを奪われたのかな
公園へ連れて行ってもらえなかったのかな

"自分をもがれた痛み"
"悲痛な叫びに変わる"
走り書くノートの隅

ゴトン
マグカップが倒れる
昨日淹れてとっくに冷え切ったコーヒーが
ノートの隅から染みて広がる

じんわり

外から聞こえる子供の声が、絶望に交わる

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