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ウルワシ・ブタリア/編『インド北東部女性ざっとアンソロジー そして私たちの物語は世界の物語の一部となる』

 まずは、インド北東部ってどこ?という話からします。
 地球儀か、世界地図を見てください。インドの右側に、付き出した部分がありますね。アッサム州などが含まれます。そのあたりがインド北東部です。
 この本を呼んでいると、インド本土とは全然違う独特の世界を感じます。ヒンドゥー教はあまり信仰されていなくて、もっと土着のアニミズム的な宗教や、宗主国だったイギリスが広めたキリスト教が信仰の主流です。そして、女性の地位は、低い。本当に低いです。このアンソロジーでも、様々な抑圧に曝されている女の人たちが描かれています。
 私は外国文学が好きです。様々な世界を見せてくれるから。本は知識の源だなと、この本を読んで改めて思いました。そして、インド北東部の女性たちのために、何かできることはないのかとも。

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