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26歳、誕生日に幕を閉じた5年の恋...と南国への逃避行

きっとまた元に戻れる…そう信じていたのに、現実は違いました。5年弱続いたYとの関係は、私の26歳の誕生日に終止符を打たれたのです。もう気づけばあれから6年が経つんですね。不思議なものです。思い返せば、Yとの間には喧嘩も多く、決して順調だったとは言えない日々でした。だからこそ、大好きな人と誕生日にお別れするということがどれほど悲しく、また自分が否定されたように感じるものか…そのことに気づかされたのです。

この日が来るたびに、自分の存在を誰にも認めてもらえないような気がして、この先もずっとそうなんじゃないか…そんな風に感じてしまったのも、この年の出来事がきっかけだったように思います。

それからの日々、職場のGには、「Yとの結婚を機に退職する」との嘘を貫き通しました。正直、周りにはバレていたのかもしれませんwwでも、退職までの2か月あまりの間、自分でもよく耐え抜いたと思います。そして退職時には、みんなから「おめでとう」と祝福の言葉をもらった記憶があります(嘘の理由だったので、内心少し申し訳なさもありましたが…w)有給を消化して、2月を迎えるわけですが先のことは何も考えられない状態でした。

今となっては、何日も飲みに歩いていたような気がします。その時期の記憶はぼんやりとしていて、自分でも何をしていたのかよく覚えていませんwwそんな私を支えてくれたのがHさんでした。Hさんは世間でも少し有名な方で、私にとっても特別な存在でした。恋愛関係ではありませんでしたが、気分転換にご飯や遊びに付き合ってくれ、私の不安定な心をそっと支えてくれるような存在でした。あの頃の私にとってHさんは、唯一、自分の心の支えであり、気持ちをそっとほぐしてくれる存在だったと思います。

そして2月に入ると、だんだんと「このままではダメだ」と思うようになりました。やっぱり寒い冬の季節、いろんな思い出が詰まったこの場所にいるのは私にとって辛すぎて、何か思い切ったことをしなければ、と思っていた矢先、「南国」という考えが頭をよぎりました。ww「そうだ、沖縄に行こう!」と思い立つとすぐに行動するのが私の性分です。www

飛行機に乗ったのも数えるほどだし、沖縄には一度も行ったことがありませんでしたが、私の背中を押してくれたのもHさんの助言でした。Hさんは仕事で毎年沖縄に行っていて、本島や離島のことも色々と教えてくれました。「宮古島はいいところだよ」と教えてくれたのをきっかけに、最終的に私は行き先を宮古島に決めたのでした。

そうして、私の次の一歩が沖縄で始まることになったのです。

続く…

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