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フィンランド旅行⑷

昨日は、空港に着いて無事出立したところまで書き切ろうと思っていたのに、眠気と疲れに負けて、力尽きてしまいました。😂
ごめんなさいね。🙇‍♀️💦
続きを愉しんで頂けたら、と思います。😊


*******


歩けど、歩けど、そのタクシーが待っているはずの場所へたどり着けないという、前回の続きから。😅


今回の旅で、気づいたことは、「比べるものが何もないと、大きなものの、本当の大きさに気づかない」ということ。

夜、電灯も少ない知らないその町で、遠く光るMの字を頼りに進むも、多分、実際の距離感は、晴れている昼間に見たら、車で15分くらいとかかかるところにあったものかもしれない、と今なら思う。

でも、その時は、歩いて30分もすれば着きそうな感覚でいたの。

実際に歩けど歩けど、いつまでたっても近づかない、そのちょっと光のある商業施設が集まっているようなところは、とても徒歩で行けるところではないと、途中で判断。

もう一度さっきの駅まで戻って、最初にあの女の子に言われた「そこの角を曲がって」をきちんと回り切ろうと思った。

2人とも、雪の中をはーはー言いながら、歩き続けてまた元の駅に戻って、言われた通りに角を曲がって見てみると、線路の前に1台の車が停まっていた。😳

白い普通車の天井には、ぼんやり「TAXI」の文字が!!😭
そしてよくよく見たら、ほっそい電灯みたいなのが立っていて、そこにも「TAXI」と書いてあった。
ここが、タクシー乗り場だったんだ…。

さっきは1台もいなくて、ここがタクシー乗り場と気づかず、もっと向こう側へ行かないといないんだと思い込み、即行動に移したことが裏目に出た。

「タクシーいたね!よく見たら、ここタクシー乗り場じゃん!」
と私が言うと、
「えっ?でも誰か乗ってるよ?」
と言うので、
「運転手だよ」
というと、
「あ、左ハンドルだった」
とのこと。😂

ナイーブな人や、20代の若い子だったら、きっと泣いてる状況。
私達のようなおばちゃん達で、性格ものんびりを通り越して図太いのだろうか、結構何が来ても平気な感じ。

今回の旅では、ツアーではありえないような、上手く行かないことがたくさんあったけれど、それでもイライラしたりケンカせずに済んだのは、同行者のそういう人間の器の大きさ?によるものだろう。


こうして、やっとの思いでタクシーに乗ることが出来た私達。
後部座席に重い体がずしっと沈んだ時に、ほんとにこれでもう大丈夫だと、安堵した。😌

見たら、運転手は中東系の若いお兄ちゃんだった。
そういうニオイがして、そういう音楽を聴いていた。笑

とりあえず、空港に行きたいのだけど、どれくらいの時間で、いくらくらいするのか聞いた。
10分~15分で、値段は速度とかによるけど、多分30~32ユーロくらいだと思うよと言われたので、これでお願いした。

車は殆ど走っていないので、スイスイ進んだ。(推定80キロ)
こんなに雪なのに、みんな運転に、雪のある生活に慣れてるんだな~と感心。
電車もそうだけど、こうして北の国では普通に電車も車も走っている。
関東ではほんの数センチでも雪が積もると、もう半ば止まってしまうのに。


中々陽気な兄(あん)ちゃんで、色々話しかけて来た。
どこから来たの~?とか、何日までいるの~?とか。

私からは、
・どこを見るのがおススメ?
・食べ物は何がおススメ?
・今年はあまり寒くないの?
を聞いてみた。

返事は、
・美術館や図書館、聖堂もいいよ。
・サーモンスープは定番。シナモンロールとか、ジビエとか。
・今年は例年に比べて寒くないね。
だった。

ほぼリサーチ通りで、地元民ならでは!というのはなかった。😂

そして、ほんとにあっという間に、見覚えのあるエアポートについて、メーターを見ると34ユーロだったけれど、「最初に話した時に32ユーロって、言ったから、32ユーロでいいよ」って、親切に言ってくれたので、有難くそのご提案に乗らせてもらった。


小さなエアポートの中は白を基調としているので、明るくて暖かくて、入っただけでホッとした。

けれど、小さいところなので、色々既に閉まっていて、私達はとりあえず夕飯となるものを売店で買い、(水とマフィン)荷物チェックをする場所の近くの椅子に座って、夕飯を食べた。

少なかった人達もどんどんチェックを通過して飛び立っていった。

そしてとうとう、その荷物チェックの場所も、シャッターが降りて、業務終了となった。

*****

私達の座っている対面(と言っても100メートル程離れている)に、男女4,5人程いて、各自食べたり話したり、寝たりしていた。

疲れ切っている私達は言葉も少なく、順番に寝ようと言うことで、最初友達が寝て、私は本を読んでいたけれど、とうとう2人ともリュックを枕に寝だした。

時々、小さな子が真向い(と言っても20メートル程離れている)のツリーの下に来て(何故かまだツリーがあって、その下に2匹のくまさんがいた)、遊んでいた。


こういう時は時間の進むのが遅い。
荷物チェックカウンターが閉まっているのは1時~4時くらい。

うとうとしていたけれど、シャッターが上がる音で目を覚まして、チェックカウンターが開くと、そばにいた数人と一緒にチケットゲートを通過した。

そして荷物チェックを終えて、やっと飛行機の側に。

表紙の写真は飛行機の側の待合室。
北欧のデザインの素晴らしさに、本当に感心してしまう。

よく見ると、薄い木を重ねて曲げて作った椅子。
大きな一枚板ではなく、そういう使い方をしているものをほうぼうで見た。

ランプのシェードや丸椅子なども、シンプルでデザイン性に優れていながらも、使いやすいものが多い。


こうして散々歩いて、無事にヘルシンキ駅に戻り、ホテルに入って預けていたスーツケースを引き取って、や~っとチェックイン出来た。

部屋に入ってボーっとするも、とりあえずお風呂に入って着替えて、そして朝食を採りに2階のホールへ。


ビュッフェスタイルで、味はどれも美味しくて、野菜は新鮮、パン好きの私にはたまらないパンの種類がそろえてあった。


食べ過ぎ?笑


クロワッサンに、ポテトにハムに、燻製チーズ、ベーコン、スクランブルエッグ。
フィンランドはブルーベリーも有名で、機内でのジュースでも頂いた。

ブルーベリーヨーグルトに、コーンフレークや玄米フレークなど4種類の雑穀。
オレンジジュースを最初に飲んで、最後クランベリーケーキをおやつにコーヒーと頂いた。

やっと人心地ついた。🤭


レストランの席から外を見ると、こんな感じ。
私達の泊まったホテルは、駅のロータリーに面していて、そこにはあちこちのバスが集結していた。

右側が中央郵便局と、なんでも揃うKマーケット。
左側が駅舎。


これで朝の9時くらい。💦


こうしてやっと、本拠地となるホテルの部屋で荷物を解いて、次からの作戦を立てた。

ここからは、首都ヘルシンキでの旅模様。




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