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僕は1人じゃない2

コンニチハ、蜜です。あ、間違えました。いとうげんたです😃今回は前回の続き、高校に起こったある出来事について書こうかなと思います。前回をまだ読んでない人がいたら是非読んでください!!!
小中の出来事でひねくれていた僕は京都の高校に入学する事になります。なぜそこにしようかと思ったかと言うと中学の部活を引退したあと何件か高校の練習に参加させてもらいました。その時1番熱く勧誘されたのでその高校に決めました。
そして時は過ぎ高校2年生の時にインターハイ予選に負け新チームができました。負けた後に1週間ほどオフがあり、そのオフ明けから強化練がスタートします。それは毎年恒例で大会に負けたあとは強化練という、ひたすら走りめっちゃめっちゃキツい練習をする伝統がある高校だったので、毎回オフ中に「だるいな」や「強化練したくねぇ」とかいうのが仲間達で言い合うのが風物詩でした。この時も「バリきついかな?」とか「一生こんといてくれ笑」とか言ってました。そして家に帰り朝起きると

脚に力が入らない

すぐに異変には気付いたのですが、「これが貧血ってやつか」「インフルでもなったんかな」など思いながらトイレに向かいましたそして…

え?オシッコでーへんやん

不思議なぐらいオシッコしたいのに出る気配がありません。この時に何かおかしいと感じました。すぐ母親にこの事を伝えると昔、分離症になったところから神経を圧迫しているのではないかという疑惑が出たので、病院にいきレントゲンを撮ると新しくまた折れていました。あ、このせいかとフッと胸を撫で下ろし、泌尿器科からカテーテルという尿道から管を入れて、おしっこを出す物を処方してもらい家に帰りました。
しかし体調が良くなることは一切なく、だんだん症状が悪化していきます。下を向くのが辛いから、下を向くと背中に激痛が走るや文字が読めない、なにを言われているか分からない、物が掴めない、歩くと酔っ払いのようになるなど寝たきりの状態までになりました。その時母親は看護師になろうと勉強をしていたので、細かく症状を聞いてくれて知り合いの先生に相談し、病院への紹介状を書いてもらい京都で1番大きな病院にいきました。
そこでMRIに血液検査、CTとレントゲンをしました。そしていざ診察となり先生の元にいくと

「はい入院です」

はじめにこの一言を言われました。え?入院?と理解できてないでいると病気の説明に入りました。自己免疫疾患からくる視神経脊髄炎と脳炎と言われました。

この病気は国の特別難病指定されている病気です

そしてMRIの写真を見せてもらいました。脊髄の写真を見せて、先生が「この白いのが脊髄です」そこには分かりやすく白色になっている脊髄の写真がありました。次に僕は「これのどこが悪いんですか?」と聞くと先生は「全部です。普通炎症が起きていないと白くなりません」笑っちゃいますよね。言葉を理解するのに少し時間がかかるので、時差で笑ってしまいました。「脳にも炎症があります」脳の炎症部位は言語に関係する場所に炎症が起きていた。続けて先生は「もう少し遅れていたら死んでいました」ここで僕は思考停止状態になりあまり覚えていない。先生と母親が話しているシーンだけしか憶えていない。

治療にはプレドニンという免疫抑制剤を使いました。とにかく副作用の多さがすごい。その中でも僕がなった副作用は顔が丸くなる、ニキビ、鬱、糖尿病、敏感肌、食欲増進でした。

とにかくキツかったです。高校生という思春期の時のニキビなんてどんだけ嫌か分かってくれますよね?笑
1個できただけでも嫌な気分なのに顔全体ニキビだらけ、鏡を見るのも嫌で、しかも顔も丸くなっているのでこの時はとても自分の事が嫌いになりました。

そしてこの事もきっかけで鬱にもなりました。誰にも会いたくない。突然死ぬかもしれない。突然失明するかもしれない。目に見えない恐怖で精神的に追い込まれどーすればいいか分からず死んだ方が楽になれる。いつ死のうかなと考える日もありました。でもDVDプレイヤーでアメトークを観てそんな気持ちも楽になりました。やっぱり笑うって凄いです。死にたいって思っていても笑っちゃえば気持ちは楽になるし、なんで死にたいって思ってたか忘れちゃうから笑 これは経験しないと伝わらないですね💦

糖尿病に関しては数回インシュリン注射をしました。診察の時に糖尿病で脚を切らないといけなくなる時もあると脅されていたので、お菓子や間食する気は全くありませんでした。切られちゃったらサッカーできないしね笑

そこでキツイのが食欲増進。1番副作用の中でしんどかったんじゃないかな?朝ごはんを食べた30ぷん後にはお腹がすく。午前はまだいい。少し我慢するとお昼ご飯がやってくる。この次がしんどい、朝ごはんからお昼までは4時間ほどの時間があくのだが、晩ご飯は6時間ほど時間があく。この時間がとにかくしんどい。隣のおじいちゃんは誘惑に負けパンを食べて、看護師さんに怒られていた。僕は絶対に食べないと決めて我慢しすぎて低血糖症になり死にかけた。その時看護師さんにびっくりするぐらい怒られた。ビスケットとかブドウ糖とかで紛らす事ができたらしい。

それは先に言ってよ。

多分言われていたのだろうが言葉を理解できなかったので僕が忘れていたのだろう笑

敏感肌は寝る時によく起きていた。とにかく痒い全身が痒すぎる。寝れないほどに痒く血が出るまでかいてしまう。この時は全身ニベアでベトベトに塗ると気にならなかった。とりあえずニベアは最強です。

今回も長くなったのでここまで!ここまで読んでくれてありがとうございます😊僕の視神経脊髄炎の症状と、こういった病気で苦しんでいる方が居ることを認知してもらうだけでもいいのかなって思っています!次は入院中に起こった出来事で僕は1人じゃない事に気づきます。是非次も読んでくださいね😉ciao ciao

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